株式会社宮工房

不動産・建設系
コンサルティング・リサーチ

オフィスのデザインを通して、クライアントの成長をサポートしたい！思いを込めた空間デザインが強み！

企業について

オフィスのデザインや内装設計などを手がける同社。2014年に設立してから数々の有名ITベンチャーのオフィス設計を手がける。

代表取締役　大森直樹氏
設立直後は1人で事業を運営し、同社を現在の規模まで成長させた経営手腕を持つ。

ベンチャー企業特有の事情や制約を考慮しながら、その会社の要望を最大限叶えるオフィスの実現を目指す。

オシャレなカフェ風オフィスから、コミュニケーションを重視したオフィスなど、様々な内装を手がけた実績をもつ。

今は少数精鋭メンバーで運営していることもあり、代表とともに仕事を進めることも。成長をしやすい環境であるのは間違いない。

同社の社内の様子。社内には内装事業を手がける会社らしく、様々な資材や図面などが置かれているのも特徴。

オフィスの内装設計会社として独立。カスタマーファーストで業績を伸ばす

オフィスや店舗空間のデザインを中心に、内装設計やコンサルティング業務などを行っている株式会社宮工房。同社は2014年10月、代表取締役の大森直樹氏によって設立された。

「前職もオフィスの内装設計を行っている会社で、プロジェクトマネージャーを担当していました。営業力のある会社だったと思います。仕事の基礎はそこで学びました。7年ほど経った頃から、独立志向が芽生え、その後独立しました」と大森氏は語る。

独立した当初は、大森氏一人だけで事業をスタートしたという。「独立した時は一人でスタートしました。それまではプロジェクトマネージャーという企画営業の仕事領域でやってきましたが、設計やデザインも、簡単なものは自分でやりました」と大森氏は当時を振り返る。

自社のレイアウト変更を行う際も、自分で仕入れてきた材料を使って作っていたそうだ。顧客は不動産仲介業者や、取引先の社長の紹介などが占めており、そこまで新規の営業活動をしなくても良い状況が保てている。現状売上は好調のようで、設立以来、業績は右肩上がりで伸び続けている。

「設立してからこれまでは毎年約2倍の成長をしてきました。事業拡大に伴いメンバーも増員し、営業スタッフと現場を任せる施工管理スタッフを増員しました」と大森氏。この売上の伸び率を示している理由は、代表である大森氏の人柄と仕事に対する姿勢にあるようだ。

「私が大事にしているのは、お客様の要望をかなえるということ。カスタマーファーストです。ヒアリングさせていただいた上で、こちらからご提案することもありますが、決して押し売りのようなことは一切していません」と大森氏。コストやスピードを含めて、とにかく顧客の希望を第一優先に設計やデザインに取り組んでいることが評価され、同社の成長を後押ししてきたようだ。

顧客の約半数がIT系のベンチャー企業。楽しく、自由に仕事を進めていく

同社の顧客は、10～30名ほどの規模のベンチャー企業がおよそ半数。なかには先方の代表の決断力によっては、すさまじいスピードで成長（移転）していく企業もあるという。同社がオフィスの内装を行った1～2年後には、また引越しを行ったりと、再度依頼を受けるケースも少なくない。また、ほとんどの企業が自社ビルではなく賃貸オフィスを借りているという制約があるなかで「顧客のやりたいことをいかに実現していくか」を重視しているとのこと。デザインのみならず、コストやスピードを意識しているのも、成長スピードが早いベンチャー企業の多くのニーズから来ているようだ。

現在は、代表の大森氏を含め、5人のメンバーで同社を運営している。まだまだ小規模ゆえ、各々の時間裁量で仕事に取り組んでいるとのことだ。

「将来的には、必要に応じて、10名から20名規模に組織を拡大するイメージはあります。でも、会社を大きくしていくことに重きを置くというよりは、楽しく仕事をしたいというのが私のモットーです」（大森氏）
大森氏が以前勤めていた企業は100名規模だったが、自社をそこまで大きな組織にしていく考えはないという。あくまで社員1人1人が楽しくやりがいのある会社でありたいということが根底にあるようだ。

大森氏は「楽しく仕事をする」と同時に「自由である」ということも大切にしている。「自由というのは、責任を伴うということ。自由に仕事をしてもらうために、社員に自己裁量は持たせますが、責任ある行動を意識してもらっています。楽しく、自由に仕事をしていくためにも、フラットな組織にしたいですね」と大森氏は語る。大森氏自身が責任感の強い人間であるため、「自由＝責任」という図式が成立しているようだ。

働きやすい環境で、社員をサポート。企業とともに成長していける組織作り

「社内のルールに関して言えば、何か問題が出た時に都度作れば、今の所ですがそれでよく、小さな組織ですので、それぞれが"自由（自己裁量）と責任"の考え方を持ってほしいと考えています。とはいえ、、、ルールがまったくないというのもどうかと、最近は思うようになりました（笑）。これから社員の数を増やしていくことを考えると、働きやすさのためにある程度のルール作りも検討をしているところです」（大森氏）

これまで特段ルールは設けず、何かある際に柔軟に対応してきたという大森氏。大森氏自身がプライベートを大切にしているということもあり、同社は社員一人ひとりの時間は大切にしている様子。本人が自主的にやり始めた資格取得については、社員全員で応援しており、勉強のアドバイスをしたりと、社員の成長を応援していく風土があるようだ。

そんな同社が今後迎える仲間について、大森氏は語る。
「自己裁量、自己判断で仕事がしたい人には、いい環境だと思います。デザイナーにせよ、営業にせよ、顧客の悩みが聞けて、それを解決するために必死で走り抜けられる人。ポジティブで、人のせいにせず責任を持って仕事ができる人がいいですね」

カスタマーファーストかつ、自由に楽しく、フラットな組織運営を続けてきた大森氏。組織が大きくなっていくにつれて、自身の経営者としての意識も徐々に高まっているという。その自由さをもって、これからどのような企業に育っていくのか。今後も目が離せない企業である。