略歴
1980年生まれ、北海道札幌市出身。米HighlineCommunityCollegeを卒業後、2002年クリプトン・フューチャー・メディア(株)に就職し、モバイルコンテンツのサイトの運営などに携わる。 2007年、IoTソリューションの提供を行うエコモット(株)を設立。IoT用端末製造や、アプリケーション開発並びにクラウドサービス運用等の業務のワンストップサーピス、ロードヒーティング遠隔監視ソリューション「ゆりもっと」や、建設現場向けDXソリューション「現場ロイド」などを展開。
エコモットの強みを教えてください。
私たちの強みは開発から営業、運用、管理の全てを一気通貫して行える社内体制があることです。各分野のスペシャリストが社内にいます。私たちが作ったものを私たちで売っていきます。販売を代理店に任せている会社は多いですが、私たちは販売も含めたサービスの全てを社内で行います。社内に営業がいることによって、お客様の要望を直接聞き、素早く開発に活かせます。
エコモットはどんな会社ですか?
エコモットの社員は30代が最も多いですが、次に多いのが60代です。どうやって土やトンネルを掘るか、という建設現場の常識がIT業界にいた私には何もわからなかったので、現場のノウハウを持っている60代の知恵を借りています。社内にはトンネルを30年掘っていたり、ロードヒーティング、ボイラーをずっと触っていた方もいます。そのような経験の豊富な方に本当に現場に必要なものを聞くことができ、良いサービス開発に活かすことができます。 私の座右の銘は温故知新です。古くからのことは現場をよく知る方に教えてもらい、私は新しいことをどんどん進めます。古くからあることをいかにモバイル化するか。古いものと新しいものを融合可能な社内体制が私たちの強みにもなっています。 今ある様々な社会問題をモバイルで解決していくために、まだこの世に存在しないものを創る必要があります。実は社名の決定時にも象徴的なエピソードがあります。 創業前に「エコモット」というキーワードを検索し、「エコモットに一致する情報は見つかりませんでした。」と表示されたスクリーンショットは今でも大事にとってあります。つまり、創業当時はエコモットという言葉自体がこの世に存在しませんでした。まだこの世に存在していないからこそ、「エコモット」という社名にするべきだと思いました。 エコモットは身体を動かすのが好きな社員が多く、野球、テニス、バスケットボール、ジムの部活動があります。よくみんなでバーベキューをしたり、キャンプに行ったり、社員同士の交流が盛んで、課外アクティビティの激しい会社です。会社からお金を出して畑を借りたりもしています。社員には健康であってほしいため、会社は禁煙としています。 また、エコモットは子育てのしやすい会社です。代表の私自身もそうですが、子育て世代の社員が多いため、子育ての悩みに理解のあり、子育てを助けあう風土があります。子供の都合で急に休まないといけないときでも、協力しあえる体制があります。子供一人当たり会社から月額5000円を支給する「こども手当」という制度もあります。
エコモットでのやりがいはなんですか?
エネルギーを消費するとお金が出ていき、環境にも悪影響があります。北海道で年間消費している灯油の割合は全国の7割と言われていますが、当然、灯油を海外から輸入することによって北海道のお金が海外に流れます。このような状況を何とかしたい、そういった想いで開発したのがロードヒーティングの遠隔監視システム「ゆりもっと」でした。 現在、「ゆりもっと」の導入によって、延べ5億円ぐらいの灯油代を削減できています。言い換えれば海外に流れるはずだった5億円を道内に留めたということで、これはマクロ経済的にはものすごい効果があると同時に、灯油の消費を抑えた分だけ環境へも貢献できていると思っています。 さらに大事なことは、ロードヒーティングに使用する灯油代が下がりアパート運営のコスト削減に貢献したことで、導入されたアパートのオーナーさんにもすごく感謝されます。なんといってもお客様から感謝されることが仕事をしていく上での一番の喜びです。感謝の言葉を聞けることが一番嬉しい。私だけではなく、社員みんなのモチベーションが上がります。私たちは感謝される仕事を行い続けたいと考えています。
どんな人にエコモットに来てほしいですか?
今、当たり前ではないことも将来には当たり前になります。ボイラーは遠隔操作するのが当たり前。車にはドライブレコーダーついているのが当たり前。そのような未来の常識を私たちは作りたいと思っています。すでにこの世の中にあるものを作るのではなく、将来自分たちが作っていくもので世の中を変えていきたい。「未来の常識を作る」という思いのある人に来てほしいと思っています。 1.新しいことを貪欲に学び続ける人 エコモットに入って成長しているのは「いろんなことに興味を持って学び続けている」人です。入社時にITがわからなくても大丈夫。ITに詳しい社員が多いので、学ぶ気持ちさえあれば成長し続けることができます。いろんなものに興味を持って、セミナーや展示会に行くような人が向いています。エコモットはまだこの世にないものを作りたいと考えているため、新しいことを貪欲に学び続ける社員を求めています。 2.受託が嫌になった人 受託が嫌になった人にぜひ来てほしいと思っています。エコモットはすでに設計されたものを作る受託開発だけではなく、私たち自身が考え、設計します。自分で何かを考えることができる人、上流で仕事がしたい人に来てほしい。設計されたものを作るのではなくて、自分で考えたものを自分で形にしたい人に来てほしいと思っています。 3.歴史に名前を残したい人 トンネルを掘ったら、トンネルの裏側に名前が残ります。すごく羨ましいと思っています。起業したときから同じ思いですが、せっかく自分が汗水たらして仕事をするなら歴史に名前を残したいと思っています。「自分はこの仕事をした」という名を残したいと思っています。自分が汗水たらして仕事したことがちゃんとの世の中に評価されて、名前として残るという仕事をしたい。「あれを作ったのはエコモットさんで、誰々という優秀な技術者と営業マンがいてね・・・」と。エコモットで一緒に歴史に名前の残る仕事をしましょう。
