ダウンロード数270万超!登山・アウトドアの新常識「YAMAP」
アプリでダウンロードした地図は電波の届かない山の中でも利用可能。快適で安全な登山には欠かせない存在になりつつある。
「あたらしい山をつくろう。」を理念に、画期的な登山アウトドア向け WEB サービス・スマートフォンアプリ「YAMAP」を展開する株式会社ヤマップ。
YAMAPをダウンロードしたスマホがあれば、スマホ内蔵のGPSとアプリ上の地図情報を組み合わせることで、電波の届かない山の中でも正確な現在地を知ることができる。地図は何度でもダウンロードでき、当然ながらプリントアウトも可能。活動時間や目的地までの距離、標高など、登山に役立つさまざまな情報も教えてくれる。
快適な登山をサポートし、万一の遭難防止にも役立つYAMAPは、2013年のローンチ以来、全国の登山・アウトドアユーザーの間で急速に支持を広げ、現在はダウンロード数270万(2021年9月時点)を超え、日本最大級の登山アウトドアプラットフォームに成長している。
同社代表の春山慶彦氏は登山歴18年。YAMAPのサービスを着想したのも、大分・九重連山の山中だったという。
「山の上でグーグルマップを立ち上げたら、真っ白い画面に現在地を示す青い点だけが表示されていました。携帯の電波が届かないから仕方がない…そう思い、しばらく進んで再度画面を見ると、青い点が移動していたんです。そうか、位置情報は衛星から拾っているんだ!そう気づいて、あらかじめスマホに地図データを保存し、地上の電波が届かない山中でも現在地がわかる、現在のYAMAPの仕組みを思いつきました」(春山氏)
それが2011年5月。システム開発と会社設立に向けた資金調達に2年を費やし、2013年のローンチ後もブラッシュアップを重ねて今日に至っている。
登山に役立つツールとしての機能だけでは、これほど幅広い支持は得られなかっただろうと春山氏は言う。事実、ツールとしての役割に加え、豊富な「コミュニティ」としての機能を備えている点がYAMAPの大きな強みであり、ユーザーの支持も厚い。
写真をアップし、自分だけのオリジナル登山記録に華を添えるフォトブック。専用WEBサイトにコミュニティが用意されており、登山記録のシェアや登山計画の情報交換にも利用できる。これとは別に、自社メディア「YAMAP MAGAZINE」「山と街を巡る旅 環」の運営や、登山にまつわる様々なリスクから登山者を守る「YAMAP登山保険」の販売・広告(少額短期保険募集代理店)、ECサイト「YAMAP STORE」の運営も行っている。
さまざまな角度から登山とアウトドアの楽しみを広げるYAMAP。最近でも、本格的な登山に必須の登山届をフォーマット化し、事前に家族や知人と共有できる「活動計画」など、新たな機能が続々と実装され、ユーザーの信頼と期待に応えている。