会津にニアショア、ベトナムにオフショア。柔軟な開発体制を持つ強みを発揮!
株式会社メイガスは、300~7000万円規模の業務システムを得意とするシステム開発会社だ。クライアント企業の第二成長期を支えるため、10年以上に耐えうるシステム基盤を提供する。そのほとんどが直請けで、100%持ち帰りの受託開発を行っている。現場の業務と課題を探り、クライアントにとって本当に必要なシステムを提案する超上流工程から対応。インフラ整備や保守・運用までの、一貫したソリューション提供が可能だ。
福島県の会津大学をはじめとする、情報工学専攻の学生インターンを独自で抱えている点も特徴。柔軟な開発体制を整えている。事業増強に伴い、中核を担う新たな人材を募る。
同社の設立は、2014年2月。この日付だけを見ると、設立からそう時間が経っていない新興企業に見える。しかし、実のところ、その歴史は長い。
同社は2001年3月に会津大学の学生と共に前代表が創業したシステム開発企業がルーツなのだ。会津大学は、日本初のコンピュータ専門大学として設立された公立大学で、ポテンシャルの高い学生が多いことで知られている。同社は、その学生達をインターンとして迎え入れ、開発エンジニアとして活躍してもらう環境を整えたのだ。学生にとっては学びを実践できる場であり、同社にとっては優秀な学生をプログラマーとして、柔軟に抱えることができる。両者にとってメリットがあるニアショア開発の仕組みをいち早く作りあげたのだ。こうして、数多くの小中規模の業務システム開発を手がけてきた。
その後の企業名称変更や新資本による新たな代表取締役の就任など、組織上の変化を経て誕生したのが、株式会社メイガスなのである。従って、ノウハウの積み重ねと豊富な実績を同社はすでに持っている。新企業でありながら長年の蓄積があるというのは、他ITベンチャー企業では持ちえない同社ならではの強みだ。
取締役 営業統括本部長 佐藤 裕司氏は、新たな人材への期待を次のように語った。
「ベトナムでのオフショアの準備を開始し、当社は開発体制の強化をはかっています。企業として改善すべき点は改善し、制度を整えて、働きやすい環境を作っていきたい。事業の中核メンバーとしてはもちろん、企業文化を作る経験をしたい人が来てくれたら嬉しいです。」
大手企業では体験できない、会社のカルチャーを自らが作り上げるという醍醐味を味わえるのが、同社で働く大きな魅力だろう。
仕様通りではなく、実際に稼働してお客様の役に立つところまで作りきる!
同社が得意とするのは、さらなる成長の為に改修・増強を検討している成熟期・移行期を迎える業務システムの開発だ。規模としては300~7000万円。2桁億規模の金融・流通等の大規模システムや300万円以下の小規模開発は手がけないが、逆にこの領域はニーズが高く小回りが利きやすい。その部分を広くカバーしていると言える。大手開発会社やWebデザイン会社では、パフォーマンスが出しにくい領域の業務システム構築に注力し、大きな自信を持っているのだ。
同社の特徴は、主に以下の3つ。
・現場に入り実情を把握した上で、本当に必要なシステムを提案できる超上流工程からの対応
・ニアショアによる柔軟な開発体制を持っていることで開発費の調整が可能
・社員のソフトウェア工学に対する習熟度の高さ。業務を理解したシステム構造設計が可能な強力なアーキテクト体制がある
第二成長期を見据えた設計・開発を行うので、10年以上という長期間に耐えうる基盤作りを行う。従って技術選定においては、最新のものを取り入れていくというより、「少し枯れていても質の高い」ものを採用している。
こと、技術に関してはこだわりを持っており、同社の開発エンジニアは、2~3つの言語を使いこなす者が多い。
「ただ Rails ができますと言っても、フレームワークが使えるだけだったりする。テストコードが書かれていないなどもある。我々はテストコ―ドを必ず書くよう徹底しています。ただ、動けばいいというプログラムではダメで、長く動かすことをきちんと考えなければならない。それを理解して実行できる "きちんとしたエンジニア” の輩出を目標にしています。」(佐藤氏)
インフラに習熟しているエンジニアも多い。実際、既存のデータセンターをクラウド環境へ移行するというプロジェクトも手がけた。
同社でエンジニアとして働く魅力を、佐藤氏はこう語る。
「エンドユーザと直接やりとりできるのは大きいでしょう。経営者もしくはそれに準じる方に会って提案ができる。そして、そのお客様を完全にお任せします。アカウントとして、自分のお客様を持てるのです。」(佐藤氏)
ベンダーの意向に沿わなくても良いので、決まりきった技術ばかりを使うことなく、望んだ方向性へ技術力を高めていける。「したいと思ったことを実現しやすい環境です。」と、佐藤氏は言う。
同社のビジョンは、お客様を儲けさせる会社になること。そのために、自らも成長していかなければならない。今後は同社の強みと特徴を活かした受託開発を行っていきながら、自社サービスのリリースも目指していきたいという。
学生インターンを受け入れ、社内は和気あいあいとした雰囲気!
同社が会津大学の学生と関係が深いことを紹介したが、実際会津オフィスはキャンパスの目の前だ。勤務は会津オフィスでもOKで、IターンやUターンも歓迎している。東京と専用回線で常時接続して、オフィスの様子も相互にスクリーンに映し出している。毎月一度は会津スタッフとの会合が行われ、技術を伝え合っている。普段の業務ではチャットツールやビデオ通話も活用し、両オフィス間のコミュニケーションにはまったく困っていないという。
また、会津オフィスでは、開発以外の取り組みも行っている。それは、市内の小中学生向けのプログラミング教室だ。2020年から小学校でプログラミングが必修化されることもあり、世間の関心が高まっている。しかし、選択肢が多い都心部と違い地方においては、子供がITに触れる機会は少ない。都市部と地方の教育格差が懸念される中で、同社の取り組みは社会的な意義も高い。
この取り組みは、地方創生や教育分野に関心が高い社員から始まった。「やりたいことができる会社」であることが、言葉だけでないことがわかる。
そんな同社の社風を尋ねると、「黙々と業務に取り組む職人肌タイプが多いですね。落ち着いているというか。派手さはないですね(笑)」と佐藤氏。勤務の様子を見ていると、笑顔で会話を交わす社員が多く、和気あいあいとした雰囲気だ。
ユニークな社内施策としては、改善提案書の提出がある。一通改善提案書を提出するごとに、500円の参加費が支払われる。不平不満はそのままだと軋轢を生むが、一歩踏み出して改善案とすれば有益なコミュニケーション手段になるという考えから生まれたのだ。同社の前向きな姿勢がうかがえる。
「提案書は何通でも出せます。5通出せば2,500円。さらに、実際の改善案として選ばれれば、別途報奨金が支給されます。0から一緒にカルチャーを作り上げてくれるような、いい風を吹かせてくれる人に来てもらえたら嬉しいです!」(佐藤氏)
同社に少しでも興味を惹かれたならば、気軽に問い合わせて欲しい。