株式会社リネア

株式会社リネアは、金融情報系システム専門会社として、
（1）金融系業務パッケージ（自社製品）の企画・開発・販売・導入
（2）コンサルティング事業（IT・業務・数理）
（3）データ解析事業（特にAI系）
（4）大手ITベンダーのシステム企画・開発・販売・導入支援、
を展開する会社です。

「金融情報系システム」とは、勘定系システムやATMなどといった一般的に普及している分野と違い、銀行や証券会社における業務の中枢を担うシステムです。例えば「当行は株式のポートフォリオを〇〇億円保有しているが、今期末にいくら利益/損失を出す可能性があるのか？」といったことを計算する分野などのことを指します。

リネアが携わる金融情報系システム分野はIT業界の中でも「特異性の高い分野である」と言われます。

「大手だからこなせる」という分野ではなく、大手システムベンダーの中でもできる人はごく一部の限られた人であり、その事情を把握している銀行や証券会社は「大手だから」と業者を選定することはなく、「本当にシステム導入ができるのか」「業務やロジックの話がきちんとできる人がいるのか」などを重視するという特異な環境があります。

そのため実力さえあればリネアのような独立系ベンチャーでも銀行や証券会社といった大手クライアント企業と直契約での受注が出来ることにも繋がります。

リネアが現在提供している製品・サービスは下記の通りとなります。

■業務系パッケージ（自社製品）
・市場系業務管理システム（※）
・AML（アンチマネーロンダリング）管理システム
・特殊融資期日管理システム
※「市場系」とは、融資や預金といった間接金融としての金融商品ではなく、株式やデリバティブといった直接金融に関わる金融商品を取り扱う分野全般のことを指します。

■計算エンジン（自社製品）
・金融工学（金融商品の時価評価/感応度算出、VaR算出など）
・曖昧検索検索（自然言語処理）
・キャッシュフロー計算

■サービス
・リスク管理業務コンサルティング（市場/信用/流動性）
・他社パッケージ製品/システムの企画/販売/導入支援
・データ解析（AIを使った企業の倒産予測など）

リネアが最も得意とするのは
（1）銀行/証券の業務知識
（2）金融工学/人工知能のノウハウ
（3）パッケージ製品構築/アプリケーション開発
の3点です。
これらを最大限に活かし、時代に必要なソリューションを、銀行/証券会社に販売していくことをビジネス戦略として掲げています。そうした背景から、競合する大手システムベンダーから「うちでパッケージ製品を作ることになったが、企画段階から参画してほしい」「ノウハウを教えてほしい」といった声が掛かることも多く、自社製品開発以外にもコンサルティング事業などサービス事業の展開も行っています。

企業理念として「人と人とのつながりを大切にする」を掲げ、行動指針として「エンジニアである前に人であれ、サービスマンであれ」を掲げています。これらはボトムアップ型の開発姿勢や、顧客/同業者などとの良好な関係性に、そのまま繋がっています。

募集職種は以下３つです。

■業務系システムエンジニア/コンサルタント志望
リネアで上流工程に携わる人は、全員が元々金融業界の知識がゼロでした。だからこそ弊社に在籍する先輩社員達は入社早々で金融未経験の新入社員の気持ちがわかり、人に教えるコツも分かっているのです。また、金融の業務知識はIT知識と違って新しいものが生まれても知識がリセットされることがなく、“一生喰うに困らない”武器となります。リネアは普通の会社で10年かかって覚えることを1～2年で習得することが可能です。

■アプリケーションエンジニア志望
開発言語はC#・JAVA・PHP等が中心となります。金融情報系システムの分野は顧客が要件を決め切れないケースが多く、現場では顧客とエンジニアがともに要件を考え、システム構築を進めていくケースが数多くあります。そのため言われたものだけをつくるのではなく、「アクション型のシステムエンジニア」として活躍する事が出来る環境があります。また、自社製品は今後の受注も多く見込まれ、新たなパッケージソフトウエアの企画にも着手中です。

■数理系エンジニア志望（金融工学/人工知能）
博士号取得者が4年前には1人でしたが、現在は全社員の3分の1近くを占めています。その理由は、リネアが高度理系人材を理解し、新たなキャリアパスを提示していることにあります。R&D部門にて閉じこもった環境で数式やデータと向かい合うだけなく、金融という難易度の高い世界で、より広い視野を持ち、先端に立つことで様々な業務に挑戦することが出来ます。