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株式会社26

  • IT/Web・通信・インターネット系
  • マスコミ・エンターテイメント・メディア系

クライアントは大企業がズラリ!大作ゲームにも参画する異能の開発会社

平均年齢20代

企業について

株式会社26(トゥーシックス)は、システム開発とスマートフォンアプリ開発を中心に、モバイルゲームも作り、動画も作り、VRの研究も進めているという工房のような会社だ。メンバーはR&Dに取り組むように開発に臨む。驚くのは同社の取引先だ。ゲーム、広告、メディア、通信の大手企業がズラリと並ぶ。社員20名弱の少数精鋭の会社ながら、これらの大企業から直接、開発などの案件を受注しているのだ。また、2015年からスタートしたモバイルゲーム事業は、開発・配信元としてソーシャルゲームの大作や話題作にも参画し、新興の会社ながらジワリと業界で存在感を発揮しつつある。

現在、メインの事業となっているシステムやアプリの開発は、クライアント側に何らかの課題ややりたいことがあって26に相談を持ち掛け、それに対して26が解を模索し、形にするというスタイルが多い。いわゆる最上流から運用までの全プロセスを担い、クライアントの想像を超えるアウトプットを出し続けて来た。満足したクライアントが社内の他部署にも勧めたり、口コミで他社にも広まったりという形で、現在、26への依頼がどんどん増えているところだ。

多方面から引っ張りだこの26について、「一人一人の裁量が大きくモチベーション高く仕事ができる」と話すのは、取締役CTOの中村亮太氏だ。中村氏は元Yahoo!のエンジニア。中村氏を核にYahoo!時代の同僚やDeNA出身者、大手コンシューマーゲーム会社出身者などハイスペックなエンジニアがそろい、いずれも伸び伸びと仕事をしている。それが26の最大の特徴だ。だからこそ、この力量と自由な発想を見込んで仕事が次々と舞い込む。どこの大会社の色もついていないニュートラルな仕事人集団として、大いに存在感を発揮。世の中に数多ある受託開発会社とは全く立ち位置が異なる会社だ。

増え続ける仕事の打診に対して、今はマンパワーの不足から仕事を選んでしまっている状態だ。だが、本当はできる限り応じたいという思いも強い。そのための体制を整えるべく、現在、新たな仲間を求めている。この異能の集団に新風を吹き込む人材を仲間に迎え、お互いに刺激を与えあいながらパワーアップを図りたい考えだ。

多方面に力を発揮する26だが、このほど、また大きな一歩を踏み出した。共同事業でモバイルゲームの大作をリリースするのだ。RPGゲームとして一世を風靡してきたタイトル、『スカイロック』の続編『スカイオーバー』だ。イラストやキャラクターデザインを担当した Exys株式会社と意気投合し、共同で開発、展開することになったのだという。

『スカイオーバー』を含め、2017年5月現在、3作のゲームのリリースが決まっている。ゲーム事業をスタートして2年弱。これまでにはライトノベル、コミック、アニメで人気を博した『魔弾の王と戦姫』のソーシャルゲームを共同でリリースしたこともある。極めて順調に推移してきたゲーム事業が、今後はさらに成長のスピードを上げていきそうだ。リリースを控える3作以外にも、数々の案件の依頼がある状態だ。

現在のメイン事業である業務システムやWebサービス、スマートフォンアプリの開発でも、これまで数々の実績を残してきた。BtoCの領域では、ある通信キャリアのキャラクターを使った占いアプリをはじめ、様々なアプリを開発。多くの人が手にして使っている。BtoBの領域ではECサイトの構築や最適化、SNSや広告の効果測定や解析、最適化といった各種課題を解決するシステムなどを手がけて来た。

守備範囲は広く、クライアントから相談を受けると、経験のない領域でも試行錯誤しながら、持てる技術や経験を駆使して解決する対応力にも優れる。他所で開発してうまくいかない案件のレスキューの要請や、VRのような新しい技術の実用化に関する相談などもあり、クライアント各社にとって26は、よろず相談所のような存在となっている。

このような立ち位置にあるのは、「あそこならうまくやってくれる」というゆるぎない信頼と、実際に出してきた成果があるからだろう。

「仕様書があって、言われた通りに作るという仕事はほぼありません。全くないわけではありませんが、こちらからの提案もできるポジションにあり、様々な発想を組み合わせて作るなど、自分で考えたものを作れる楽しさがあります」(中村氏)

このような独特の立ち位置にある26は、設立の経緯もユニークだ。「社長は元美容師です。26歳のときに起業したから社名は26に」(中村氏)。渋谷で美容師をしていた代表は、場所柄、渋谷のIT社長たちと交流があり、彼らの相談に乗るうちに起業することになったという。代表とは「元は飲み友達です」と笑う中村氏。Yahoo!のエンジニアからフリーランスになろうかと思案しているときに26を知った。「ここならおもしろい仕事ができる」と感じてジョイン。豊富な人脈を持ち、コミュニケーション能力に長けた代表と、中村氏の技術力が合体した。こうして誕生した最強の組み合わせに、中村氏の周りにいた凄腕エンジニアたちも参集し、純粋にものづくりを楽しむ社風が生まれた。

現在、次々とやってくる仕事の打診に応えるべく、新たな仲間を必要としている26。とはいえ、あくまでも少数精鋭は貫く考えだ。「頭数で稼ぐ開発会社にはならない」とは中村氏の強い決意だ。26独自の価値を発揮し、少人数で高単価の案件を獲る会社であり続ける。「一人一人の粒を大きくしたい」と語る。

開発の傍ら研究にも余念がない。常に最新の技術にアンテナを張っているほか、目先の売上につながらない相談ベースの案件でも、それが26の技術にプラスになるものであれば、将来への投資と考えてチャレンジしてきた。その結果、技術の蓄積が進み、それが他の案件に応用されたり、発想の幅が広がったりという効果をもたらしてきた。各々が習得した技術を惜しげなく披露しあい、みんなで高めあう空気にも満ちている。中村氏の目指す通り、一人一人の「粒」は着実に大きくなっている。ものづくりの楽しさを存分に味わえるおもしろい仕事と成長する環境が、ここにはある。

就業時間は10~19時だが、バックオフィス系のメンバー以外は、遅めに来て遅めに帰る人もいるなど、運用はやや緩めだ。夜型・朝型など多様な個性に合わせ、働きやすさを重視する。パソコンやモニターは好みのものを選べ、高品質の椅子も用意されているなどファシリティも充実している。決まった会社行事などはないが、互いに仲良く、突然社内で宴会が始まることも。みんなが自然体で楽しく仕事をし、成果を出している会社だ。26で得られるものはたくさんあるだろう。

企業情報

会社名

株式会社26

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

マスコミ・エンターテイメント・メディア系 > ゲーム・エンタメ

IT/Web・通信・インターネット系 > ITコンサルティング

企業の特徴
平均年齢20代
設立年月

2008年10月

代表者氏名

道地 勝行

事業内容

システム開発事業
スマートフォンアプリ開発事業
モバイルゲーム事業
VR事業
コンサルティング事業
動画事業

株式公開(証券取引所)

従業員数

18人

本社住所

東京都渋谷区桜丘町2-6 フルキャストビル2・3階

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