金融系システムに携わって30年近い現役エンジニア社長が牽引!
株式会社トリモの代表取締役を務める森口 修二氏は、金融系システム開発のエンジニアとして30年近い経験を持つベテランである。証券会社のグループ子会社で証券システムを開発するエンジニアとしてキャリアをスタートし、都市銀行のシステム全般、損害保険会社のシステム全般と領域を広げながら、現在も開発の第一線に立ち続けている。これだけのキャリアがあるだけに、ユーザや顧客であるSIerからの信頼は絶大で、2005年に同社を設立してからも、引き合いが途切れることがない。
手掛けるシステムも銀行系であれば、流動性預金システムなどの勘定系から、ATMやクレジットカードの中継システム、個人向けのダイレクトバンキングシステム、地方銀行との共同化システムなど多岐に渡る。
保険会社系でも精算収納システムや損害処理システムなど、実に幅広い。また、銀行が合併する際のシステム統合プロジェクトでも、声がかかるという。しかも、受注するのは、要件定義や基本設計といった上流工程から任される案件が多く、森口氏自身は、ベンダーコントロールといったプロジェクト管理まで行うプロジェクトマネージャとして全体を見るポジションに立つことが多い。
「SIerの担当者も数年ごとに異動があるため、ユーザ様にとってみれば、自社のシステム開発に長年携わり続けている当社のような存在が安心できるのだと思います。だから、一つのプロジェクトが終了すると、ユーザ様のほうから次のプロジェクトの打診があるという状況が続いています。また、SIer様とのお付き合いも長いことから、近年は金融以外の案件も依頼がくるようになりました」(森口氏)
金融系プロジェクトが全体の7割ほどを占めるというが、その他にも広告代理店系の業務システムや業務用地図メーカーのアプリ開発など、徐々に事業領域を広げつつある。しかし、すべての依頼に対応できるだけの人材が足りていないのが実情で、会社のさらなる発展のためにも、新たな人材を求めているというのだ。