「世界一人間力高きパイオニアカンパニー」を目指し挑戦・創造を繰り返す
株式会社人と未来グループは、株式会社ピーアンドエフと株式会社ジンジブをグループ会社に置き、グループ企業の経営企画・管理を行う持株会社として2015年3月に設立された。ピーアンドエフはセールスプロモーションの企画制作、ノベルティECサイト「販促グッズ.com」の運営、自社メディア運営を行う。もう一社のジンジブは、人材紹介、採用コンサルティング、求人メディア運営を事業として2014年2月に誕生した。グループ全体の事業を通じ、日本の活性化や従業員の「夢ややりがい」を叶える土台を創造することをミッションに、事業さらなる発展や新事業立ち上げを指向している。また2017年は「デジタルシフト」を掲げ、WEB分野での受託・メディア事業である「INSURANCE JOURNAL(インシュアランスジャーナル)」「JOBドラフト」の重点強化を行っている。
代表取締役を務める佐々木満秀氏は30歳の時、大阪府枚方市のマンションでピーアンドエフを創業した。会社名は「People&Future」の頭文字から採られ、「人」を大事にし、目先にとらわれず「未来」を見据えた経営を行うという2つの軸を主眼にしてきた。そして、「人の成長や企業の未来のためには人材の採用と教育が何よりも重要である」との想いから、ジンジブを立ち上げた。
佐々木氏は、「みんなが夢を叶えること」こそが夢だと語る。グループビジョンにも「世界一人間力高きパイオニアカンパニー」を謳っている。グループ全体で10年後2000億、社員数5000名、グループ会社50社を目指している。ピーアンドエフの創業1998年からの歴史の中で、企業経営の重要な指標である安全性、収益性、成長性、とりわけ安全性を重視した経営を行ってきた。その理由は、前職で勤めていた会社で倒産を経験したこと。働くメンバーのためにも「会社を潰さない」を第一に考える一方で、「社長をやりたい、新規事業にチャレンジしたい、専門性を高めたい」といったメンバーの自己成長に投資し、成長性に舵を切り、グループ会社化することでチャレンジの機会を多く与えることが必要だとの考えに至りグループ経営に乗り出した。
グループの総力を挙げ、閉鎖感を跳ね返し日本社会を活性化させることがグループの大きなテーマだ。グループ各社が提供するサービスが、日本に「前向き、やる気、勇気」持つ企業や人を増やし笑顔あふれる豊かな社会を創り出すことを使命としている。
ITとリアルをつなぐ個性的な2社による、今までにないアプローチ
人と未来グループの各社は、「IT(Webメディア)」と「リアル社会(人間的な関わり)」を融合させた事業を通じて、会社運営・購買活動・地域活性などリアル社会のコミュニケーションを活性化する事業を行っている。
株式会社ピーアンドエフは、主にセールスプロモーションコンサルティングを軸とした事業を展開。IT広告分野にも領域を拡大し、企業が抱えるさまざまな課題や悩みに対し、マーケティング戦略に沿ったセールスプロモーション施策(Webサイト、SNS活用、集客・広告手法)を提供。また「INSURANCE JOURNAL(インシュアランスジャーナル)」という保険業界関係者が集まるプラットフォームを運営しており、保険会社と保険募集人のビジネスチャンスをメディア・コンテンツ事業という切り口で拡大を図る。業界特化のマーケティング・プロモーション事業として、移動体通信業界・保険業界以外の他業界への展開も行う。
グループのもう一社である株式会社ジンジブは、求人を行う企業や求職者の採用教育活動・就職活動の支援事業を行っている。日本の労働市場がより多様な働き方を見い出し、許容することで眠っていたさまざまな才能や個性が目を覚まし、活躍できる環境を創出することが事業ミッションだ。高校生の新卒求人メディア「JOBドラフト」というメディア事業では、従来的な企業と学校間によるOne to Oneの求人情報のやり取りを転換し、Web/アプリメディアを通じた求人情報を提供。高卒専門の求人メディアとしては、No.1の実績・知名度を誇る。その他、企業の高卒採用支援や高校生就職活動支援も行っている。成長企業が独自アイデアを競う「革新ビジネスアワード2016」(主催:イノベーションズアイ、フジサンケイビジネスアイ)では「よい仕事おこし賞」を受賞している。
「どんな時代や境遇でも通用する人材」を育成する行き届いた社内制度
人と未来グループは、働く役員・従業員に対して「物心ともに豊かにすること」「成長できる環境」を公約している。会社が各自の夢やビジョンを実現させる土台となることが、ビジョンの実現につながると考えているからだ。
経済的な豊かさと同じように「心の豊かさ」を育むことを重視し、報酬・待遇・福利厚生などに工夫を凝らし、厚みを持たせている。また、企業文化として「メリハリ」を大切にしていて、仕事と同様、遊びや休み、家族貢献も充実させてこそ、全体の成果につながると考えている。
実際に行われているユニークな制度や福利厚生の一部を紹介したい。
■佐々木塾:代表の佐々木氏が半年に1回行う勉強会だ。質疑応答形式を中心に行い、佐々木氏、仲間が双方に話し合いながら考え方、価値観、解決方法などを浸透する場だ。
■星野塾:取締役の星野氏が半年に1回主催するランチを食べながらの女子会。女性の働き方や悩みなどを共有するような場だ。
■自由8連休制度:入社2年目以上のメンバーを対象に、公休の大型連休以外の好きな週に有給休暇を連続して5日間取得することを推奨する制度だ。公休と合わせ最低でも8連休の取得が可能だ。
■休職/復職制度:事情により休職しなくてはならなくなった場合、3年以上勤務の社員は1年間の休職が可能。また会社が認める事情により、退職する場合、3年以上勤務の社員は3年以内であれば復職ができる制度。
他にも、早帰り無制限制度、部活動支援制度、家族誕生日休暇など様々な福利厚生、制度を導入している。
教育に関する投資は無制限に行われ、人事部門への申請が通れば会社の費用負担により
就業中でも希望の外部研修に参加することができる。それぞれの成長ステージに応じた研修も推奨・提示している。評価面では「育成型人事評価制度」を掲げ、成果だけでなく行動・スキルなどの総合的な評価を行い、継続的に育成している。具体的には、人間力・仕事力の具体的な行動項目をデータ化することで平等性を確保する仕組みだ。四半期ごとに面談があり、自己評価と上司評価を行う。そのほか、「360度評価制度」として半年に一度、部門責任者に対して社員全員が評価を行う制度もある。
そのほか、社内のイベント委員会や社内広報委員会や部活動などの活動もあり、グループの一体感は非常に強い。仕事を通じて、「人間そのもの」を育成していこうという、グループの強い意志が感じられる。