アド印刷株式会社

★☆目指すは九州NO.1の総合印刷企業☆★
株式会社アド印刷は、印刷をメインに、クライアント企業の業績向上を目的とした幅広いソリューションを提供している企業である。福岡本社の他に東京支社、大阪営業所を構える。2015年度、2016年度の売上高は60億円を超えている。現在、売上高100億円の具現化に向けて様々な施策を仕掛けている。九州に本社を構える印刷会社としては現状、第2位の位置ではあるが、「九州NO.1の総合印刷企業」となる日はそう遠くはないだろう。

★☆年間3,000万通以上のメーリング実績☆★
☆★「印刷＆Web＆映像」のクロスメディアプロモーションのノウハウ★☆
同社の売り上げの核を形成するのは通信販売のセールスプロモーション分野だ。
北は関東、南は沖縄まで、健康食品や化粧品、アパレルなど幅広い分野の大小様々な規模の通販会社と直接取引を行っている。
そこで蓄積したノウハウやデータをもとにした企画提案力と社内一貫体制が最大の武器だ。
従業員数約170名のうち制作スタッフは約40名を占めており、デザインやDTPワークの完全内製化を実現。また、福岡県内に2つの自社工場を構え、印刷・加工のみならず、ダイレクトメールの発送業務代行までワンストップで対応することが可能だ。
加えて、テレビやラジオ、新聞などマス広告の代理店事業（メディア事業）も行っており、業務範囲は、テレビショッピングなど、マスメディアを活用したセールスプロモーションの企画立案や制作にまで及ぶ。

クライアントの商材の魅力を最大限アピールできる表現だけでなく、媒体の活用や顧客の志向分析に基づいた施策の提案までそのノウハウは多くのクライアントから評価を受けている。

☆★「ロジカル＆センス」を融合させたWeb事業★☆
さらに今後の成長事業として同社が注力し始めているのがWeb事業だ。
リスティング広告やアフィリエイト、アドネットワークなど商材に合わせたインターネット広告の販売や運用代行を行うWebプロモーション。ランディングページ（LP）やコーポレートサイトの制作、プロモーション動画など制作業務など幅広いメニューを揃える。
メインクライアントは既存事業と同様、通信販売会社だ。既存事業で培った体系化された通信販売のノウハウとデータをもとに、DMやマス媒体とwebを組み合わせたトータルプロモーションの提案ができることが同社のWeb事業の大きな武器だ。通販の販促以外にも、店舗集客を中心としたアプリやモバイルツールの提供なども行っている。

★☆Web事業の更なる飛躍は「あなたのスキルと経験」に懸かっているかもしれない☆★
Web事業が本格的に稼働し始めたのは2014年度。
既存事業で信頼関係を築いた顧客への提案からスタートし、着実に成果を上げながら信頼を得てきた。
現在(2017年1月）では、Web案件で新規開拓をし、印刷やメディア事業へと取引を拡大する顧客も増加中。
売り上げは2015年度、2016年度と連続して倍増し、印刷事業、メディア事業に続く『第三の柱』として強固な基盤を作っている。

2017年3月1日でアド印刷社は40期目を迎えた。
創業者の代表取締役・田平 保男氏は一貫して営業畑を歩んできた人物だ。1978年3月に個人事業で創業し、同年7月に法人へ移行した後も攻める営業スタイルで積極的に新規開拓を行い、事業を拡大してきた。

最初の飛躍のきっかけとなったのは創業から2年後の1980年、紳士服チェーンとの取引開始だった。そこで一気に業績を増大させると、創業8年目の1986年に東京営業所を開設し、さらに2年後の1988年には売上高10億円を達成。その後も積極的な設備投資を行いながら成長を加速。印刷業界全体が縮小に向かった2000年代もその勢いはとどまることを知らず、2007年には売上高50億円を突破した。

同社は、印刷会社の枠にとどまらず、業容の拡大にも果敢にチャレンジし続けてきた。1994年には自社商品の試みとして、他社の特許商品の販売権を取得し独自展示会を開催したこともある。2005年には、DMの発送代行を行うメーリング事業を稼働させ、現在につながる事業基盤を築いた。

現在のWeb事業部につながるWebソリューション課が立ち上がったのは2012年。当時からリーダーとしてWeb事業を牽引してきたのは、営業本部Web事業部の部長・古賀 照也氏だ。
★古賀氏は自社の魅力を次のように語る。
「アド印刷の魅力は、いろいろなチャレンジができることです。“やりたいことがあればどんどんチャレンジせよ”と、社長自ら印刷業にこだわらず積極的な業態転換を推奨しています。そんな社風のもとで、我々は様々な事業にチャレンジしてきました。失敗もある中、しっかり実績を残すことができたのがWeb事業です」（古賀氏）

Webソリューション課は、それまで印刷に携わっていた3名の営業のメンバーでスタート。当初の2年間はWebサイト制作とメルマガサービスの代理店事業を手掛けたが、思ったような成果が出せず、自社の強みである通販業界を対象としたWebセールスプロモーションへシフトした。

「既存の印刷事業で顧客との厚い信頼関係を築いていることが弊社営業の最大の強みです。Web戦略に課題を抱えていた既存顧客にWebプロモーションを提案し、テスト的にお任せいただくところからスタートしました。パートナー会社の力も借りて勉強させてもらいながら、弊社なりにノウハウを構築し、現在に至っています」（古賀氏）

制作チームを社内に持つことも武器となった。マス広告の制作案件で培ったクリエイティブ力と、内製であるがゆえの迅速な対応で顧客の期待に応えてきた。

現在、同社のWeb事業はようやく方向性が定まった段階である。メンバーは営業とデザイナーの他、ディレクションやデータ分析、運用に携わるメンバーを含め合計8名。チーム一体となり戦略的なソリューション提供を行っているが、今後、第三の柱として更なる成長をさせるには、営業、制作ともにリソースの増強が最大の課題となる。

Web事業部が中期的に目指すのは、年間20億円の売上高が作れる事業部だ。
それは組織拡大に伴って、事業のスピード感や柔軟さが失われることを防ぐために、10~20億円規模の事業部や子会社を作って組織を細分化し、それぞれのシナジーを生かしながら発展していくという会社の方針にも合致したビジョンである。

そのビジョンの実現に向け、Web事業部が必要としているのは、

『自ら前向きに勉強する姿勢を持った人材』

もともと印刷事業で経験を積んできた人材が中心のチームなので、在籍するメンバーよりも新しく迎えるメンバーの方が、豊富な経験や知識を持っているということも十分にあり得る環境である。
「中途採用である程度スキルを積んだ人にとっては、webに関しては学ぶべきことがない環境かも知れません。ただ、マス広告の知識やトータル的な販促の知識も身についていくと思いますし、企画力や構想力がある人にとっては、チャレンジングな環境が用意されています。事業計画がしっかりしていれば、会社の出資を受けて企業内起業をすることも可能です」（古賀氏）

もちろん放任されるわけではなく、会社としてのケアは用意されている。もともと人材教育には力を入れてきた会社だ。「経営方針書」や「アドスピリット」といったものがあり、全社員が守るべき行動指針やビジョン、理念、さらに目指すべきゴールは常に明確に示されている。また、新入社員研修だけではなく、幹部候補研修、幹部研修、個人のライフプランについて考えるキャリアアップ研修など、社員が立つステージに合わせた各種研修が用意されている。

社員同士のコミュニケーションも活発だ。個人で考えるのではなく、チーム内で密に意見を出し合いながら業務を進める。案件の量を図りながら役割分担を決め、お互いフォローしあう仕組みができているため、一般的な制作会社のように、深夜まで残業しなければいけない状況になることはまずない。制作に関しては、Webチームが手一杯の時は、既存の制作チームの中にもWebのスキルを習得したスタッフが控えている。

「理想を言えば、アド印刷の新たな柱を立てる上で中心的な役割を担ってもらえるメンバーを求めています。現在はまだ独り立ちできたと言えない。まずはWeb事業部としてしっかり収益を出していくことが目標です。その目標が達成できれば、次はWeb事業の収益から新しい事業に投資するサイクルの中に入っていきたい。ぜひそこにリンクしていただきたいと考えています」（古賀氏）

Webの領域で経験を積んで来た人にとって、アド印刷社への転職は、トータルプロモーションの領域に活躍の場を広げるチャンスとなるだろう。さらにその先にも夢は広がる。成長に貪欲な人にこそおすすめしたい会社だ。