株式会社カプセルZ

EC市場の伸びにつれて副業の市場も年々拡大している。世界最大のインターネットショップであるAmazonでは売買高の数割が副業で稼ぐ人たちによるものと言われている。このようなせどりやAmazon輸出をする人にとって必要不可欠なのが価格改定ツールである。カプセルZはAmazon公認の“プライスター”というシステムを開発販売している会社だ。“カンタン操作”と“楽しさ”と“圧倒的なデータ量”で出品者の価格管理・調整をサポートしている。

なぜ同社が価格改定ツールの開発を手掛けたのか。もともと代表取締役の福田氏はヤフーオークションで販売事業を展開していたが、価格競争により利益率が徐々に下がっていった。在庫を持つ販売事業に限界を感じた頃、辿り着いたのが“無形の資源”を扱うビジネスだった。「ネット販売から撤退した当時、googleが検索した文字を広告に変えるビジネスモデルで急伸していました。利益率を高めるならgoogleのような在庫を持たない資源がよいと考えたのです。そして閃いたのがネット販売の価格の相場を扱うビジネスです」（代表取締役　福田氏）。その後、独立してAmazonの相場の変動をグラフ化したwebサービス“PRICE CHECK”をスタートさせた。PRICE CHECKはランキング変動や価格推移を一目で確認できるこれまでになかったサービスとしてせどり業界で一気に注目を集めた。さらに2年後に同社のコア事業となる、自動で価格を改定するツール“プライスター”をリリース。その使いやすさからさらに多くのファンに愛用され、今ではAmazon公認としてシステムの開発を続けている。

「今年でプライスターはリリースから10年目になりましたが、会員数はリリース以来右肩上がりで伸び続けており、2021年2月現在は10,000社様以上とお取引をさせて頂いています。また、2020年の利用者の総売上額は1824億円を突破し、同様のサービスを行っている競合他社様の中で、国内では1位のシェアをキープしています。世界最大のネットショップであるAmazonの進化とともに、会員も今後伸び続けていくと確信しています」（同氏）。プライスターには続々と新しい機能・サービスが追加されており、今なお急速なスピードで進化を続けている。

プライスターの最大の魅力はなんと言っても、高度な自動価格改定機能である。Amazonは価格競争が非常に激しいため、商品の価格を常に最安値に維持することが最も重要となる。プライスターの価格改定のスピードは最短2分（平均5分）程度となっており、そのスピードは競合他社に比べ抜きんでている。また、操作がシンプルかつ機能が充実しているのも強みだ。「機能をAmazonマーケットプレイスのみに限定することで、専門性の高い多くの機能を搭載することができました。さらに全てのボタンを口語表記にするなど、初めての方でも感覚的に使えるようなシンプルな操作性を実現しています」（同氏）。そしていち早くインストール不要のWEBツールという方式を採用し、スマートフォンやタブレットで使用できることも人気を支えている。月間売上ランキングなどモチベーションを高めてくれるサービスへの評価も高い。様々な機能を充実させてきたプライスターが目指しているのは、手軽に楽しみながらユーザーのAmazon販売をサポートする存在となることだ。「使いやすいシンプルさ、ユーザー様の労力を軽減する機能の充実（時間短縮）、モチベーションを維持する仕組みの3つの軸にこだわってきました。私たちが目指しているのは、楽しみながらマーケットプレイスでの販売の習慣の一部になることです」（同氏）。

導入後のユーザーの平均売上は約2倍にアップするなど（アンケート回答）、その効果は目を見張るものがある。今後はプライスターのスケールメリットを活かし、送料を大幅に抑えられる革新的な運送サービスや、出張買取や宅配買取のマッチングサービスをリリースしていく予定だ。新事業との相乗効果で順調にさらに上のステージを目指す。

カプセルZは少数精鋭のチームなので一人ひとりの責任が重い。だからこそスキルアップの機会も多いと言える。実際、仕事に慣れてきたら新規事業に関わるマーケティング等、様々な仕事に携わることができるという。自分のやる気次第でキャリアの幅を広げることができるのだ。「苦労して開発した商品が世に出る喜び、ダイレクトに味わえる達成感が日々あります。とにかくやりがいを感じられる仕事です。2年も働けば、独立しても十分やっていけるだけのスキルも身に付くと思います」（同氏）。そしてバーベキューや、お花見、忘年会など社内イベントが多く、参加率は100％だ。「毎年、全国色々な場所へと出張し、地元の美味しいものやお酒を楽しむこともあります。利益を社員に還元することも大切にしています」（同氏）。

ただ儲かれば良いというものではなく、自分たちが楽しめるかどうかが一番重要と福田氏は言う。「仕事は遊びの王様。これが私たちの基本スタンスです。せっかく人生の大半を使って働くなら面白いほうが良いに決まっています。自分たちで企画して試行錯誤しながら具現化し、リリースして世の中に問う。売れたらみんなで喜びます。それはもう打ち上げに成功したNASAのように盛り上がる訳です。自分が企画した仕事を通じた感動や喜びはどんなエンタメも絶対に敵いません。こういった感動体験をどれだけ味わえるかが、お金以上に人生を豊かにする大事なことだと思っています」（同氏）。仕事をとことん楽しむ社風は同社の成長のエネルギーとなっていると言えよう。カプセルZとともに未来を切り開く覚悟がある方、やる気と行動力がある方。是非同社で“最高の遊び”を堪能してほしい。