設立8年目で社員数は40名超。生保業界のシステム案件を軸に、想定外の早さで成長を続ける
2014年1月から本格的に事業を開始した株式会社ゼロスピリッツ。生命保険系システムのプロジェクトを軸に、これまで事業を成長させてきた。
代表取締役社長の山田幸一氏は、設立の背景について次のように語っている。
「以前勤めていた会社の売上が急成長を続けるのを見ながら、個人的にはもっとしっかりと時間をかけてでも、人や組織、事業を育てていければと考えていました。ならば、自分の得意な分野で自分なりにやっていこうと考えて、ゼロスピリッツを立ち上げたのです」。
現在、同社の事業の柱となっているのが、生命保険業界のシステム開発案件。前職時代から10年以上関わってきた”得意分野”ということもあり、業務知識やプロジェクト経験はもちろん、人脈もあったため、設立に際してはある程度の早さで軌道に乗せられる勝算はあったという。
しかも、前職時代の同僚や、一緒に仕事をしていたプロジェクトメンバーたちがジョインしたいと手をあげてくれたことで、思っていた以上のペースでメンバーが増えている。現在7年目に入り社員数は40名超。
生命保険会社のシステム開発の中でも、特に提案書・申込書の作成、顧客管理や会計などにまつわる大規模な開発案件が中心だ。同社が何よりもこだわるのが、「上流で仕事をすること」。
「私の経験上、IT業界の中で一番楽しい仕事はコンサルタントや業務SEだと思っています。お客様と直接話したり、自分の意見を提案できるため、自分の仕事の成果を感謝の言葉や報酬というかたちで得やすく、やりがいを実感できるからです。よって、今後はコンサル会社として成長させていくことを第一に考えながら、人員の増強も行っていきたいと考えています」(山田氏)
「業務知識があり、Javaにも詳しい」メンバーたちが、様々なプロジェクトで大活躍中!
現在のゼロスピリッツを支えるメンバーたちは、皆がプログラマーを経て、SEやマネージャーとして業務経験をしっかり積んできた人たちばかり。30代のメンバーが中心で、10年ほどのキャリアを活かしながら、現場を熟知したうえで上流SEあるいはITコンサルタントとしてプロジェクトを仕切れるため、「ぜひうちの案件も」という引き合いが絶えないという。
「そこがうちの一番の強みでしょうか。ノウハウから入ったコンサルタントではなく、皆が業務の中身をきちんと現場で学んでいる。そのうえでシステムのことも理解できるため、贅沢ですが仕事を選べる環境にある。とてもありがたいことですよね」(山田氏)。
その背景には、同社が強みを発揮する生命保険業界特有の事情もある。
「生保業界は、多くのシステムがCOBOLで作られていて、どちらかというと少し古いシステムが一般的に使われていました。しかし、この10年ほどでそうしたシステムをJavaで作り替えようという流れが大きくなっています。にもかかわらず、生保の業務知識を持ち、同時にJavaを使えるエンジニアの数が圧倒的に少ない。うちは前職時代からこの業界での経験が豊富ですから、両方の知識があるメンバーがそろっています。しかもコンサルとしてプロジェクトを回せるということで、おかげさまで大規模な移行案件の誘いが後を絶たないのです」(山田氏)。
そうした状況は、同社の仕事におけるやりがいにもつながっている。
「業界で一般的に使われているのは、少し前のデザインということで、改善はされているものの使い勝手も前時代的なものが多いんです。もちろんお客様はそれに慣れ親しんでいますが、私たちからすると『改善の余地がたくさんあるシステム』なんです。つまり、アイデアを出した時に、お客様から期待値を持ってもらいやすいんです」(山田氏)。
とはいえ、生保業界だけに特化して事業展開していくつもりはないという。もちろん、同社の事業の柱として今後も育てていく考えだが、現在のメンバーたちの力量を考えても、「他業界の案件に切り出していっても通用する自信がある」と山田氏は語っている。
「また、会社を拡大することを目的にすることはせず、社員の質を維持し続けることを最優先にしながら堅実に事業を拡大していこうと。この考え方を社員と共有しながら一緒に採用活動にも取り組んでもらっています」(山田氏)。
こうした堅実さと組織としての一体感、一方で自社の社員たちへの絶対的な信頼が、ゼロスピリッツの何よりの武器ではないだろうか。
人とのコミュニケーションを楽しみながら、上流案件に携わりたい人には、ぴったりの職場
山田氏の前職が大阪の会社だったということもあり社員は関西の出身が多い。
現在は東京事業部所属が約7割、大阪事業部所属が約3割という構成。
大阪から東京に出てきた社員たちの中には、引っ越してきたり、家族を説得したりと、かなりの覚悟で転職してきてくれているため、山田氏はそれ以上の覚悟で事業と向き合っている。
「今、うちに必要なのが『コンサルタントを目指す』という意気込みのある人。そして『人とコミュニケーションをとることが好き』な人。この2つさえしっかり持っていれば、あとはうちの社員たちと一緒に仕事をやっていく中で、一人前になっていけます」(山田氏)。
「まだまだ社歴の浅い会社ですから、各種制度などはまだまだ試行錯誤している部分も有ります。しかし、『これからうちに入ってきてくれる人たちのために、しっかり作っていこう』と、社員たちが自ら積極的に仕組みづくりのために動いてくれているんです。まずは社員の育成計画や評価制度、面接のマニュアルといったところを、それぞれが意見を出し合いながら、定例会の場以外でも連絡を取り合うなどして、少しずつ形にしているところです」(山田氏)。
こうした話からも、同社の一体感の強さが感じ取れるはずだ。現在は月に一度の定例会議以外は、山田氏を含む社員たちが自主的に仕事の後などに集まって、ミーティングや飲み会などを通じてコミュニケーションを重ねている。休日には、集まれるメンバーでゴルフやテニス、スノボなどを楽しむなど、純粋に”仲が良いチーム”だ。
「前を向いている方にとっては、当社はすごく刺激的な環境だと思います。逆に言えば、前を向いていない人には少ししんどいかもしれません。自分から行動できる人であれば、経験不足をフォローできるだけのメンバーが揃っていますから、安心して挑戦してもらいたいですね」(山田氏)。
株式会社 ゼロスピリッツの社員の声

30代後半
2015年10月入社
できるため...続きを読む

40代前半
2016年02月入社
客先とはいえ、要件定義などの上流工程の...続きを読む

30代後半
2014年02月入社
保険会社の方...続きを読む