GHCのIT事業部は何をしている部門ですか?
私たちIT事業部は、自社プロダクト「病院ダッシュボードχ」の企画・開発・運用を担っています。 GHCはもともとコンサルティングファームとして、病院に入り込んで経営改善を支援してきました。ただ、コンサルタントが直接支援できる病院の数にはどうしても限りがあります。そこで、コンサルタントが持っている経営改善のノウハウや分析の切り口をシステム化し、より多くの病院に届けようというのが「病院ダッシュボードχ」の発想です。 現在、急性期病院の約6割にあたる1000施設分の医療データを保有しており、国内最大規模です。50億レコードを超える規模のデータを日々処理しています。高度急性期病院の4割に導入いただいていて、日本全国の病院経営を支えるインフラになっています。
「病院ダッシュボードχ」とはどんなプロダクトですか?
病院内のさまざまなデータ、DPCデータやレセプトデータ、手術件数、在院日数などを可視化・自動分析して、他の病院とのベンチマーク比較も含めた形で経営判断を支援するWebアプリケーションです。 たとえば「自院の脳梗塞の在院日数は、全国平均と比べてどうか」「この手術の材料コストは他院より高いのか安いのか」といったことが、ダッシュボード上でひと目でわかります。こうしたデータを根拠に、病院の経営者や現場スタッフが改善に取り組めるようになります。 開発の面白さは、コンサルタントが現場で「こういう分析が欲しい」「この切り口で見せたらもっと伝わる」と感じたことを、そのままプロダクトの機能として企画・実装できるところです。企画と開発の距離がとても近いです。
医療系出身の太田さんがIT事業部長も兼任している理由は?
「何を作るか」を決めるためには、医療の現場を知っていることが不可欠だからです。 エンジニアだけで開発を進めると、技術的には優れたものはできても「現場が本当に求めているもの」からズレるリスクがあります。逆に、医療側だけでは「技術的に何が実現可能か」がわかりません。その間に立って、両方の言葉を翻訳し、プロダクトの方向性を決めるのが自分の役割だと思っています。 だからこそ、エンジニアの皆さんには「技術のプロ」として対等に議論してほしいと思っています。「この構成の方がパフォーマンスが出る」「この設計だと将来困る」といった提案は大歓迎です。自分は「なぜそれが必要か」「現場ではどう使われるか」を伝えます。お互いの専門性をぶつけ合って、良いプロダクトを作りたいと考えています。
開発チームにはどんな特徴がありますか?
特徴は2つあります。1つは、最新の技術を常に追っていることです。たとえばAIエージェントについては、GitHub Copilot、Kiro、Cline、Codexなどを、設計・実装・調査・ドキュメント作成のあらゆる工程で日常的に使っています。良いものが出れば積極的に試して、チームに合えばすぐ導入します。そういう判断のスピード感は大事にしています。 もう1つは、1人ひとりの裁量が大きいことです。チームは少人数なので、設計から実装、運用まで一貫して携わることができます。大きな組織の歯車ではなく、1人のアウトプットがプロダクト全体に影響する環境です。新しい技術への提案も歓迎しています。「やってみよう」が通るカルチャーです。 働き方はリモートワーク中心で、出社時は新宿イーストサイドスクエアのフリーアドレスオフィスです。元医師や元看護師のコンサルタントが同じフロアにいるので、「なぜこの機能が必要か」を直接聞けるのも特徴です。
どんなエンジニアに来てほしいですか?
「社会に役立つシステムを作りたい」という想いがある方です。 医療の知識は入社時点では不要です。必要なのは技術力と、新しい領域を学ぶ姿勢です。医療ドメインの知識は入ってから自然と身につきます。 自分が作ったものが病院の経営を改善し、その先にいる患者さんの医療の質を上げる。そういう実感をやりがいとして持てる方に来ていただきたいです。 正直に言うと、やりたいことに対して人が圧倒的に足りていません。新しいサービスの構想はいくつもあるのに、実行できる人数が追いついていない状況です。だからこそ、今入っていただける方は仕組みづくりから関われますし、1人の影響範囲がとても大きいです。第2創業期の今が、一番面白いタイミングだと思っています。