株式会社読売情報開発

もし、営業職というカテゴリで転職を考えるなら、転職先の会社は自分の能力を正当に、そして存分に発揮することができて、仕事を通して自己を成長させていける環境であるかどうかということを念頭に置くべきであろう。営業職とは利益を生み出す“花形”の職種。この職業で成功するには、日々試行錯誤し、人間力を向上させていくことが不可欠である。<br /><br />株式会社読売情報開発という会社は、読売新聞の新規購読推進、読者の固定化推進という訪問先一軒一軒への営業を通して、社員のスキルやモラルの向上を図っていく。<br /><br />それらの結晶が、読売新聞の発行部数「世界一」という事実を支え続ける。インターネットなどの普及により、新聞離れが懸念される現在の時勢において、なおも着実に販売実績を伸ばし続けるパワーとエネルギーは、磐石な読売グループという大組織を背景にした、株式会社読売情報開発の営業スタッフすべての精力的な業務の賜物なのである。

株式会社読売情報開発は、読売新聞販売店（YC）の販売支援を目的として設立された会社。読売新聞の販売部数増加をミッションとし、効果的な販売手法と多角的な事業展開で着実に成長を遂げてきた会社である。<br /><br />同社に入社後は原則として、全員、SP(セールスプロモーション)本部と呼ばれる新聞販売の最前線で活躍していくセクションへの配属となる。これは、すべての業務の基本はSP本部で養われる営業力にあると考えられているからだ。現在、SP本部で働く社員数は約380名。<br /><br />“読売新聞の読者拡大”という目的は同じでも、その営業スタイルやアプローチの方法は、十人十色。たとえば、熱狂的な巨人ファンというあるスタッフのひとりは、訪問先のお客さんと巨人の選手の応援歌合戦で盛り上がり、契約を獲得したという武勇伝を持つ。またあるスタッフは、手作りの「おためし新聞」を作成し、メッセージを添えて新規顧客を開拓していった成功例を語ってくれた。<br /><br />このように新聞を販売するうえでの営業の基本は教えられても、その応用と実践は人それぞれの力量に任されている。訪問先の見込み客とのコミュニケーション手法を創意工夫し、トライする毎日だ。些細なことの積み重ねが、明日の成果を決める。<br /><br />だからこそ、この仕事を通じて得られることができる“やりがい”もまさに多種多様。ここに、この仕事の奥深さと醍醐味があるのだ。

“営業職”といえば、会社の風土自体が体育会系気質で、ノルマ等に追われとにかく厳しいといったようなネガティブなイメージを持つ人も多いと思う。しかし、その点において、こと「読売情報開発」という会社に関していうと趣きがやや異なる。<br /><br />そこには読売グループというブランド力があり、さらにそこで働いているという誇りが社員のモチベーションの源となり、会社全体に闊達な雰囲気が形成されているような感じを受ける。<br /><br />そしていったん職場を離れれば、飲み会などのイベントが頻繁に開催されたり、サークル活動も活発であるなど、ヒューマニティに富んだつながりが社員同士で図られているのも同社の特長だろう。だからこそ、新入社員の定着率の高さは顕著で、その定着率からは働きやすい職場であることを容易に伺い知ることができる。<br /><br />「営業活動で外出している時は、もちろん断られることもあり、辛いことが多いのが実際のところ。だからこそ、社員同士は一致団結し、お互いに協力しながら毎日の業務に取り組んでいるのです。成果が出たときは皆で喜び、辛いときはお互いを励ましあう。そんな企業風土が出来上がっています。」<br /><br />柔和な表情でそう語った、SP本部第一部の丸山課長の優しい言葉には、組織力の強さが宿っているような気がした。