株式会社ムーンファクトリー

WEBサイト制作、システム開発、インフラ構築、システムコンサルティングなど、ITに関わるあらゆるサービスを手掛ける株式会社ムーンファクトリー。
「本来の意味でのワンストップソリューションをお客様へ提供できないか」、「上流工程から下流工程にいたる一貫したサービスを提供しよう」――こうした思いをもった異業種のプロフェッショナルが集まって、1996年に設立された。
創業以来、確かな品質がクライアントの信頼を集め、順調に業績をのばし続けている。

同社のクライアントは、医療・金融・製造・流通・出版・行政・マスコミと様々。誰もが知る有名クライアントとの取引も多いが、そのほとんどが直接取引だという。
開発事例も、基幹系システムの開発からECサイト・予約サイトの構築、ストリーミング技術の開発まで非常に幅広い。
クライアントのビジネスの現状と課題を共有するところからプロジェクトに参画することが多く、上流工程から携わることが多いのも大きな特徴である。

さらに同社は、システム開発やWeb制作にとどまらず、映像制作やデザイン・DTP・印刷などのクリエイティブワーク、さらにはテレビドラマや映画に出てくるPC画面や携帯画面、印刷物などの制作なども手掛けている。

社員３０名弱という規模の同社が、有名クライアントと数多く取引し、これだけ多様なサービスを展開できる理由はどこにあるのだろうか。

驚くことに、同社には営業やプロモーションを担当する社員がいない。これまで同社のサービスに満足を感じてくれたクライアント自身が、次の仕事や新しい顧客を紹介してくれるのだという。

同社が顧客から支持される理由について、代表取締役社長の梅沢元彦氏は次のように語る。
「創業以来、『共感から共振へ』という波を非常に大事にしながら仕事を進めてきました。思いを込めた仕事が、喜びや幸せという波を起こし、その波がまた次の波を起こしていく。そうした喜びの連鎖、幸せの連鎖がどんどん拡がっていく。そうやって多くの人を幸せにしたい、というのが我々の思いです。
手前味噌かもしれませんが、ここまで順調に成長してこられたのは、私たちの思いを込めた仕事を、クライアントが評価して下さった結果だと自負しています」

同社が最も大切にしているのが、コミュニケーションをベースにしたコラボレーションである。「私たちの会社ほどクライアントとのコミュニケーションを大事にしてビジネスを展開しているＩＴの会社は少ないのではないでしょうか」（梅澤氏）

システム開発にあたっては、単なる発注と受注の関係ではなく、企画・提案・設計の段階からクライアントと一緒になってシステムを作っていくことを第一義にしているという同社。細かいところでは、メールで済むことでも必要に応じてクライアント先に出向き、顔を合わせてコミュニケーションをとることを徹底している。

「システムというとピンポイントのスペシャリティが求められると思われがちですが、私たちは本当にクライアントが必要としているモノを、クライアントと共同でつめていきます。
そのなかでクライアントにも新しい気づきがあり、さらに良いアウトプットに繋げていけるのだと思っています。
決して自己満足なシステム提供に終わるのではなく、本当にクライアントの要望に合わせたものを創り上げる。この過程においては他には負けない自信があります」と梅澤氏は胸を張る。

プロジェクトの中では、各チームの利害が対立する場面ももちろんある。そんなときには、「お客様の要望は何か？どうすればその要望を満たせるのか」について、徹底的に社内で議論を行うという。ありとあらゆる施策を検討しつくすことができるのも、同社がデザインとシステムを内製化しているからにほかならない。これはクライアントにとっては非常メリットの大きいことであろう。

クライアントが何を思っているのか、何を必要としているのかを考えながら、常に先回りして提供していく。クライアントと一緒に考えながら、悩みなが ら、問題解決の方法を探して実現していく。そうした中から、新しい発見や出会い、そして喜びといったようなモノを、社員、パートナー企業、クライントと共感し、共振させていきたい。
いつまでもそんな姿勢を持ち続けたいという同社。

そんな同社は、クライアントのニーズを更に高いレベルで満たすべく、新たな分野にも積極的に挑戦しながら、現在いろんな成長の種をまいているところだという。
将来的には、そのなかから新たに会社の柱になるようなサービスを作り上げていきたいと考えている。

未経験者の採用に積極的な姿勢をもつ同社。現在様々な分野のプロフェッショナルが仕事をしているが、全員が最初からプロだったわけではないという。
例えばWebディレクターとして活躍しているメンバーも、数年、数ヶ月前まではプログラマー、編集者、グラフィックデザイン、映像関係など、異分野で活躍していた人物達である。

「どのメンバーも自分の得意なこと、夢中になれることを持ってこの会社に入社してきてくれました。得意分野を伸ばした人もいれば、また別の分野の新しいことに挑戦した人もいます。
社員はみんな毎日楽しみながら、高いモチベーションをもって働いてくれていますが、こういったメンバーの活躍が、そのまま会社の付加価値となっているのです」（梅澤氏）
もちろん個人の努力だけに依存するだけではなく、会社を挙げて社員のスキル向上をバックアップしているという。

社内は非常に仲が良く、仕事中も、新しい技術にかかわるニュースが配信されるとメールが社内を飛び交う。そこから新しいビジネスのアイディアなどが生まれることも少なくないという。
社名のムーンファクトリーにちなんで、毎月満月の夜には、社内で自由参加型の飲み会なども開催し、社員同士の交流を深めている。

そんな同社であるが、実はスキルや技術よりも、大切にする「社員の条件」がある。それは、
「お客様をはじめ、自分にかかわるすべての人に対して誠実かつ暖かい心をもって接すること」
これだけは、絶対に欠かせない社員の条件だと梅澤氏は強調する。

幅広いプロジェクトに参画できる、社内に様々な分野のプロフェッショナルがそろっている、そして何よりも毎日楽しくやりがいを持って働くことができる、というのが同社の魅力。
この魅力に少しでも興味をもち、新しい事に挑戦してみたいと思われる方には、是非積極的にチャレンジしてほしい企業である。