デジアナコミュニケーションズ株式会社

あらゆるメディアからのトランザクションをデータベース化し、さまざまなサービスを提供しているデジアナコミュニケーションズ株式会社。<br /><br />ウェブやメールなど「デジタル」チャネルからのアクセスと、電話やファックス、ハガキなどの「アナログ」チャネルからのコンタクトを幅広くキャッチし、クライアント企業とエンドユーザーを結ぶマルチプラットフォーム型のCRMサービスを行っている。<br /><br />デジアナコミュニケーションズが提供する、“MACS”（Multi‐Access Communication System）はWeb、Mail、FAX、電話など、企業とエンドユーザー間に発生するあらゆるコンタクト手段に対応することのできるマルチプラットフォーム型のネットワークサービス。<br /><br />金融機関、通販会社など、エンドユーザーからの大量の問い合わせや注文、申込、アンケートなどを受ける企業に導入してもらうことで、顧客対応を効率化、機会の損失を防止など、数多くのメリットを生み出している。

「ニッチなビジネスだが、デジタルとアナログの間の『スキ間』はさまざまな分野に存在し、無視できない市場規模がある」と語るのは、代表取締役社長の飯尾氏。<br /><br />PCやモバイルの普及により、「デジタルのみで十分では？」と考える企業も多いが、主婦やシニアをターゲットにしたPRや、テレビショッピングのような「その瞬間の購買意欲」をキャッチするには、アナログ的なツールも見逃すことはできないのだ。<br /><br />クライアントは、生損保を含む金融機関・プロバイダ・カード会社・化粧品メーカーなど他業種に渡り、またその規模も大企業を中心に中堅企業まで多岐に渡る。クライアント企業とコンシューマーをつなぐ様々な手段をデジアナコミュニケーションズは提供している。ニッチではあるが無限のフィールドを持つビジネスなのだ。

ニッチであることは、業界のセオリーがないということであり、これは、あらゆる場面に才能を生かすチャンスが転がっているということにつながる。意欲とアイデアさえあれば、現時点の業界を問わず広く参画のチャンスが与えられており、成功を勝ち得ることができるのだ。<br /><br />「100パーセント自社開発なので、自分たちの手で、クライアントに合わせた提案やサポートができる」という点をモチベーションに挙げるのは、MＡCSを基にアプリケーションの開発や運用を行っているシステム開発グループの清見氏。<br /><br />ＡＳＰとしてサービスを提供している同社では、自分が提案して構築したシステムを多くのユーザーに届けることができるのだ。当然、新たなアプリケーションの開発にも意欲的で、今後も市場や流行にマッチした、新サービスが生まれていくだろう。<br /><br />営業職についても、ただ物を売るだけではなく、新商品のＰＲなど、クライアントの戦略的な部分に携わりながら、さまざまな提案が可能。「自社サービスを売るための仕掛け」を考えながら、大手企業を相手にマルチなセールスが行えるのだ。

「MＡCSはあくまでもインフラ」と飯尾氏。同社では、MＡCSを定型化したパッケージとして売るのではなく、各クライアント企業に合わせカスタマイズし、各クライアント独自の機能に仕立て、従量料金制、もしくは月額固定料金にて提供している。<br /><br />クライアント側から見れば、何十倍の費用と労力を注いで自社システムを構築＆運用するよりはるかにコストパフォーマンスが高いため、MＡCSの注目度と必要性は今後ますます高まっていくだろう。<br /><br />「設立3年にも満たない当社は、企業カラーもカルチャーもまだ存在していない」と語る同氏。今後は、スタッフ同士のコミュニケーションを高めながら、無限の可能性を秘めた「ニッチではあるがマスな」オンリーワン企業として、時代をサポートしていくだろう。