株式会社ニューロマジック

株式会社 ニューロマジックは、インターネットを活用した企業のWEBコミュニケーションを支援するプロフェッショナル集団だ。同社はインターネットが商用化されて間もない、まだWebを使ったコミュニケーションという概念も未熟で、Webサイト制作を手がける会社もほとんどなかった1994年に設立された。インターネットの世界に足を踏み入れた誰もが、新しい媒体・表現の場を「どうやって使ってやろうか」と考え、試行錯誤して、今の業界の基礎となるナレッジを蓄え始めていた頃だった。

業界のトップランナーとして、多数の知見を蓄積してきた同社。現在はBtoC領域の大手一流企業のクライアントを多数抱え、WEBコミュニケーション施策の重要なパートナーとして、企画、制作までを一貫して手がけている。

同社には、三つのグループがある。業務全体を統括し、戦略的なサイトプランニングを担うセールス／マーケティング・グループ。プロジェクトマネジメントを専門とするプラニング／プロジェクト・マネージメント・グループ。そして、Flashオーサリングの高い技術力を有し、インフォメーションアーキテクト、デザイナー、オーサリングエンジニアなどが活躍するインタラクション・デザイン・グループだ。

それぞれのチームが高い専門性を有し、「プラニング」「プロジェクトマネジメント」「インタラクションデザイン」をワンストップで提供できるのが、同社の特徴である。

今となっては星の数ほど多くのWeb制作会社が存在しているが、そのほとんどが、「制作」のみ、または「企画・制作」のみにしか対応していない。これに対して、前述の通り三つのパワーを持つ同社の立ち位置は、Webサイトに経営課題を解決する役割が求められるようになった現在において、大きなアドバンテージなのである。

そうそうたるクライアントが同社を認め、リピートオーダーを出す理由のひとつに、プロジェクトのマネジメント技術の高さが挙げられる。

一般的にクライアントは、プロジェクトに対してそれ相応の時間やお金、人的エネルギーを注ぎ、その対価として成果（Webサイトを通じてあげた販売実績など）を手にする。常識的に、支払うものと得るもののバランスが取れているのは当たり前のように思われるが、実は現場においては、これらの要素のどれかに特殊な条件がつくことで、バランスが崩れることが往々にして起こる。たとえば、納品まで時間がない、予算が少ない、などといったことだ。プロジェクトに関わる人々の間に入って、誰もがハッピーになる形を模索しながらバランスを調整し、成果を最大化していくのが、プロジェクトマネージャーの仕事である。

プロジェクトマネジメントの方法論自体は、座学によって習得が可能だが、それだけでは刻一刻と変化していく現場を束ねながら結果を出していくのは難しい。
「時間・金・人、それぞれの要素について、単純にバランスを取るのではなく、場面ごとに『今、どうするべきか』という『最適解』を論理的に導き出し、クライアントと共有することこそがプロジェクトマネジメントにおいて重要な技術だ」と、社長の黒井氏は語る。クライアントが当然得られるべき「成果」を提供することは、当たり前のこと。そこにプラスして、「この会社と仕事をして良かった」と思ってもらえるような「支払ったコストを大きく上回る付加価値の提供」を出来てはじめて、「顧客満足を高められた」と同社では考える。それを実現する上で重要な役割を担っているのが、縁の下の力持ちとも呼ぶべきプロジェクトマネージャーなのである。

ちなみに同社では、前述のような、折衝の際に最適解を導くのに役立つ「ロジカルシンキング」の訓練や、経営・マーケティングに関する研修、全社員対象に行なっている。セールス、プラニングなどに携わるメンバーは必修であり、年齢の差に関係なく闊達なディスカッションが繰り広げられている。

星の数ほどのWebサイト制作会社がひしめき合う中、本当に価値のあるソリューションを提供し、生き残れるのはどんな会社なのか。その答えを同社の中に見い出せる、と感じる人にぜひ応募してもらいたい企業だ。