情報通信家電や医療用機器のシステム開発を中心に、アウトソーシングソリューションを展開する、株式会社サプル。「エンジニアのやりたいことができる会社でありたい」をモットーに、技術者一人ひとりが将来の理想に向けて挑戦したい技術や仕事につけるよう、きめの細かいサポートと営業活動を重視した展開を行なっている。大手では実現できない、小回りの効く体制のもと、現場のエンジニアの希望を聞き、それに応じた開発分野の案件を獲得していくスタイルを確立しているのが特徴だ。
現在、同社が得意分野としている「携帯電話」「デジカメ」「医療機器」などの分野は実際に、エンジニア達の希望により開拓し、実績をあげてきたものだという。
それぞれの現場において、高いモチベーションを保ち、クオリティの高い技術サービスを提供してきた同社の社員達。現在では、各クライアントからも「技術パートナー」として高く評価され、構想・基本設計、詳細設計の上流工程から量産立ち上げまで、広範囲に及ぶ業務を任されている。長期プロジェクトに参加するメンバーも少なくないという。
業務請負および人材派遣によるビジネスに加え、2009年末からは「技術の代理店」とのブランド名のもと、部品メーカーとエンドメーカー間のブリッジエンジニアリングによる技術支援も提供し始めた。この事業は、経営革新事業として産業労働局中小企業新事業活動促進法のもとに承認された。従来のアウトソーシングビジネスと一線を画し、クライアント企業において新たなビジネスシーンの創出を支援する、新しい形のビジネスモデルとして注目が集っている。
このように同社は、常に時代の先を行く提案力を身につけ、顧客ニーズを満たしていくことで成長を続けてきたのだ。