株式会社ファインサポート

株式会社ファインサポートは複数携帯サイト運営ソリューション「ケータイfine!」を主軸に、モバイルサイト運用ソリューション、モバイルコンテンツ制作サービスを手がけている。
2002年3月27日、個人事業主として活躍していた松本氏が、5人の仲間と共に15坪ほどの小さなオフィスからスタートした。
以降、複数の携帯サイト運営をサポートする「ケータイfine!」を軸に、毎年業績を拡大し、2010年1月現在で60名を超える規模にまで成長した。

急成長中の同社だが、設立当初は、平均年齢23歳で誰も会社勤めの経験がなかったという。
しかし、だからこそ何度も失敗をしながら学び、成長するというプロセスを踏み、問題解決の基礎を身につけてきたともいえる。まさにトライ・アンド・エラーの粘り強い精神が、同社の根幹にあるのだ。

近年、スマートフォンの台頭などますます注目度が増すモバイル市場。
そんな中5年以上も前から運営されているのが、同社の主力事業でもある「ケータイfine!」だ。「ケータイfine!」は、モバイルサイトの運営・管理をサポートしてくれるコンテンツプロバイダー企業向けのソリューションである。

このサービスのポイントは、CMSを用いて更新・管理の作業を簡単にするだけでなく、コンテンツのリッチ化や集客フローの支援までを一貫して行なうことが可能な点だ。企業は、「ケータイfine!」を導入することで、今までサイトの更新にかかっていた膨大な時間や人件費を削減できるだけでなく、売上に直結するコンテンツのブラッシュアップやマーケティングに注力することができるのだ。

PCサイト同様に複数の携帯サイトを運営することが一般的になってきた現在において、このようなソリューションに対する需要はますます高まってきている。顧客からの評価も高く、フィードバックを得るとそれを改良に生かすという繰り返しを行ない、現在では細かなものも含めて20以上の機能が搭載されているという。
また、きせかえツールの制作分野にも展開し、すでに多くの上位公式サイトにて利用されているという。簡単に扱えるのにきめ細かいサービスが好評のようだ。

多くの人に利用してもらえるケータイ向けツールに携わり、持ち前の高い技術力と粘りとで毎年売上を倍に伸ばしてきた同社。
今、同社ではこれらの事業を中国市場においても展開し始めるという新しい局面を迎えている。

「この会社ではいろいろなことに挑戦をしてもらい、確実に失敗してもらいます(笑)。ただ、それを乗り越えると皆、驚くほど成長するんですよ」と語るのは松本氏。
同社が大事にしているのは、前述のように、失敗から学び、失敗を繰り返さない仕組みをつくる「トライ・アンド・エラー」の精神である。
多くのことにチャレンジをして問題にぶつかることで、頭がトレーニングされ、考える力の土台ができる。また、大変な仕事に立ち向かえる耐性も身に付く。この過程を通して、一人でどんなことでも判断できるほどに成長できるというのが、同氏の持論だ。

同社では今後「100年続く企業」を目指す上で、未知のことにチャレンジし続け、成長していける人を求めている。
同社のビジネスの現場では、常に速いスピードで変化が起きているため、決められたことを決められた通りにしていたい、という人には向かない環境だ。反対に、新しいことに挑戦し、乗り越えることで自らの力をつけたいと考える人にとっては、それを実践できて、歓迎されるという、最高の環境が整っているといえる。