福山建設株式会社

東京・練馬に本社を構える福山建設株式会社。ガスや上下水道などの公共工事や民間工事を手がける企業だ。同社が工事を手がける案件は地元である練馬をはじめとする首都圏エリアが大半を占める。数々の公共工事の実績を持ち、水道局からの信頼も厚い。

「安全・安心なライフラインを提供し、地球環境・人に優しい生活基盤の実現を目指す」という理念を実践する同社は2009・2010・2012年度と3度、「優良請負工事（東京都水道局）」にて局長表彰を受賞した。

採用責任者の福山俊大取締役管理本部長はこう言う。

福山建設は社会インフラの担い手として、一隅を照らす組織で在りたい。

最澄は「国の宝とは金銀財宝のことをいうのではない。
職業はなんであろうと自分の持ち場を最高に思い、
そこに真心を尽くす。そういう人間が何人いるかが、
国が豊かであるかどうかの判断の基準になる。
一隅を照らす人こそが国の宝である。」と説いています。
これは企業でも同様です。
僕らの仕事は決して表には出ないし、華やかさとは無縁です。

蛇口をひねれば、水が出て“当たり前”。
いつでも安全で安心な水が飲めて“当たり前”。
そんな“当たり前”と向き合い、人知れず努力をしている。
誰に褒められることもない。感謝されることも少ない。

それでも、僕らはこの“当たり前”にプライドを持って、
向き合い続けている。
僕らの持ち場・現場を最高に思い、そこに真心を尽くす。

そうゆう価値観を大切にする組織です。

まさに、現場に真心を尽くした結果が、局長表彰へとつながったのだと感じています。

ガス・上下水道工事を一括で請け負えることが同社の強み。都内でも一括施工できる企業は、同社を含め数社のみであるとのこと。1回の工事でガスと上下水道をまとめて配管することは、その効率性に加え、クライアントや地域住民に対し様々なメリットを生んでいる。

クライアントに対するメリットの一つが、複数の業者に工事を個別に依頼することによるスケジュール調整が不要になること。窓口を同社に一本化することで申請から竣工までをスムーズに進めることができる。また、採掘回数が減ることによるトータルコストの削減や工期の短縮もクライアントから歓迎される点である。

また、少ない採掘によって作業が進められることは、産業廃棄物が減り環境への負荷を軽くすることに加え、工事の際に発生する騒音や振動、交通規制といった地域住民のストレスを軽減することにもつながる。

ただ工事をするだけではなく、人と環境への配慮を忘れない、そんなサービスを実行する同社であるからこそクライアントからの評価を高め、数々のリピートオーダーにも結びついているのであろう。

同社の社員は20代から50代と年齢層は広いものの、協調性の高いメンバーが集まっており、現場には和気あいあいとした雰囲気が漂う。社内イベントとして年2回実施されるバーベキューや課毎の親睦会の他、クラブ活動などのプライベートでの交流を通じ、社員たちは信頼関係を構築しているとのこと。また、近年は若手社員も増加しており、年々活気が高まっているようだ。

同社が社員に求めること、それは、明るくポジティブであることと、仲間と協力して業務に取り組む姿勢だ。これは、行動指針の中にも謳われている。

〜行動指針〜
・正直である
・チャレンジする
・学び続ける
・あきらめない
・率先垂範
・仲間を助ける

また、2013年からは日本一モチベーションの高い建設会社を目指し、より良い職場環境づくりに着手。全社員が当事者意識を持って、組織変革に挑戦中！