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インタビュー画像代表取締役 川名 泰生氏 外資系広告代理店を経て、2016年に株式会社No.(現・No.ホールディングス)を創業。広告運用を通じて顧客の本質的な成果に向き合い続けている。座右の銘は「塞翁が馬」。良い時も悪い時も、次に繋がる兆しと捉え、ブレずに進む姿勢を大切にしている。

創業時、広告代理店業界にどのような課題を感じていたのでしょうか

広告代理店業界に入った当時は、デジタル広告市場そのものが大きく伸びている時期でした。しかし、その最前線にいながらも、常に違和感を覚えていました。営業の色が強く、新規のお客様を獲得することに比重が置かれていたためです。 本来、デジタル広告の運用は、お客様の課題を解決するコンサルティングの視点で行うべきものだと捉えています。お客様の事業を理解し、課題を抽出し、エンジニアリングで仕組みをつくり、運用やクリエイティブと連携して成果につなげていく。言葉にするとシンプルですが、実際にそこまで徹底できている会社は多くなく、本質的な広告運用が行われにくい業界構造がありました。 私自身は、前職でもそうしたやり方を実現したいと考えていました。ただ、既存の組織や業界構造の中では難しかった。であれば、自分でやるしかない。営業ではなく、運用そのもので成果を出し、お客様から選ばれる会社をつくろうと考えたことが、当社創業の出発点です。

AI・自動最適化が進む現在、広告代理店の役割はどう変わったとお考えですか

この10年で一番大きく変わったのは、媒体側のAI・自動最適化が進化したことです。設定だけしてAIに任せても、ある程度の成果は出るようになりました。だからこそ、従来型の代理店の価値は薄れていると思います。 ただ、媒体のAIができるのは、あくまで媒体上の全体最適です。クライアントごとのビジネスモデルや、コンバージョン後に実際の売上・利益につながっているかまでは把握しきれません。Web広告上のコンバージョン数だけでは、本当の事業成果は判断できない。そこまで踏み込むには、人とテクノロジーの介在が必要です。 さらに、媒体側が見せてくれる指標は以前より少なくなっています。AIに任せきりでは、何が起きているのか見えにくくなる。そうした中、見えない指標を可視化し、成果につなげられる会社にとっては、むしろチャンスは広がっています。 これからの広告代理店に求められるのは、AIをただ使うことではなく、顧客ごとの成果につながる活用を設計することです。当社はそこに、技術とクリエイティブを組み合わせて踏み込んでいきたいと考えています。

従来型の広告代理店と比べた時、株式会社No.ホールディングスの介在価値はどこにあるとお考えですか

私たちは「個別最適」にこだわっています。媒体のAIは全体最適には優れていますが、クライアントごとの事業構造や、コンバージョン後に本当の事業成果につながっているかまでは自動で最適化できません。 当社では、広告上のコンバージョンだけでなく、その先にある事業成果まで踏み込んで運用を設計します。広告で取得できるデータと、クライアントが持つ顧客データをつなぐことで、どの施策が本当の売上や利益につながっているのかを可視化する。そこまでやらなければ、クライアントごとの最適化はできません。 そのためには、クライアントのビジネスモデルを深く理解することが欠かせません。表面的な数字だけを見て判断するのではなく、どこに本当の成果があるのかを見極め、必要であればツールや仕組みも構築する。そこまで踏み込めることが、当社の強みです。 新規営業に依存するのではなく、成果を出すことで紹介や追加案件につながっていく。広告上の数字で終わらせず、クライアントの事業成果までつなげていく。そこに、当社が介在する価値があると考えています。

個別最適を実現する上で、エンジニアリングやクリエイティブはどのような役割を担っているのでしょうか

個別最適を実現するためには、エンジニアリングとクリエイティブの両輪が不可欠です。 エンジニアリングの役割は、媒体のAIだけでは拾いきれない部分を、独自のツールや設定で補うことです。CTOを中心に、クライアントごとの課題に合わせて仕組みを設計しています。技術力はもちろん、クライアントの事業を理解し、目的から逆算して何を作るかを考えられる人材が必要です。 クリエイティブも同様です。大量に作って当たったものを残すのではなく、当社では仮説を立てた上で、検証用のバナーやLPを設計します。データに裏付けられたクリエイティブを高速に検証できる体制を組んでいます。 アカウントコンサルタント、クリエイティブコンサルタント、エンジニアが一気通貫で連携することで、本質的な運用が成立します。これからは、それぞれがディレクションまで担える人材へ進化していくことが、当社の競争力の源泉になると考えています。

No.ホールディングスで働くことに興味を持つ方へ、メッセージをお願いします

AIの進化によって、従来型の広告代理店には厳しい時代になっています。一方で、深く介入できる会社にとって、広告運用業界はまだ大きなブルーオーシャンです。 だからこそ必要とされるのは、決められた作業をこなす人ではなく、クライアントの事業に入り込める人材です。活躍する方に共通しているのは、クライアントの事業に強い興味を持ち、細部まで深掘りできること。自分の担当領域について、誰よりも詳しくなろうとする姿勢です。 当社では、広告運用だけでなく、その先にある事業課題にも踏み込んでいきます。営業ツールの開発、自社サービスの立ち上げ、新しい市場への展開等、挑戦できる領域はこれからさらに広がっていきます。 社員には、クライアントの課題を理解し、何をすれば成果に繋がるのかを自ら考えられる人へ成長してほしいと考えています。当社で経験を積めば、どこに行っても活躍できる力が身に付くはずです。 成果を上げられる人になりたい。そんな思いがある方にとって、面白い環境だと思います。

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