ご略歴をお教えください。
1990年に兵庫県にある大学の商経学部を卒業し、設立5期目の当社に入社しました。直接のきっかけは、入社していた先輩から話を聞いて興味を持ったことです。神戸製鋼所とリクルートの合弁により設立され、メインフレームの基盤システムを手掛ける高度な技術力に魅力を覚えました。私は高校、大学とラグビーを続ける中で培ったコミュニケーション力には自信があったのです。文系出身ではありましたが、技術力も身に付けることで、大谷翔平選手ではありませんが二刀流の人材として活躍できるのではないかと思えたことが入社の動機になりました。 2年半ほど神戸支社で関西地区の大手企業向けにメインフレームの構築サービスを提供したところで、バブル経済の崩壊によりニーズが減少して業績が厳しくなったのです。そこで、運用サービス領域に展開していくことになりました。 親会社であったリクルートの情報システム運用は、それまでシーエーシー(CAC)が担っていたのですが、その一部を任せてもらう形で1995年にIT運用管理サービスをスタートさせました。当初4名のメンバーと一人のマネージャーで立ち上げましたが、私はその一人でした。 当社は2000年にCAC100%出資のグループ会社となります。その後、会社はネットワークやセキュリティといったインフラ領域だけでなく、アプリケーション開発サービスもスタートさせて現在の業容に広げていきました。 私は主力サービス部門であるIT運用管理サービスの事業責任者を経て、2022年3月に社長に選出されました。10代目ですが、新卒で入社したプロパーとしては初です。
社長就任に当たり、どんな会社にしていこうと考えましたか?
前任の社長から託された当時は野望のようなものはありませんでしたが、AIが進展する等大きく変化する環境にあって、MISSION、VISION、VALUESを整理し直し、会社の方向性を浸透させる必要を感じたのです。そこで、主要な経営幹部と共に当社の強みやあるべき姿等を議論し、MISSIONとして「お客様のそばで、お客様のためのITを」、VISIONとして「100年存続できる企業を目指す~安心・安定と攻めの企業運営の実現~」、VALUESとして「日々お客様に貢献する活動、自らが成長できる活動をおこなう」と明文化し、掲げ直しました。今後、これらを具体的にどう実現させ、どういった企業像を目指すかをさらに議論していきたいと考えています。
そのために社員に対して期待することや、社員が株式会社アークシステムでどんな人生を過ごしてほしいかの思いをお聞かせください。
自ら考え、行動してほしいと思っています。お客様の要望に対応するだけでなく、真の課題に向き合い、その要望は本当に正しいのかを突き詰め、行うべき施策やプランを提案することを期待しています。 そのためにも、経験やノウハウと、お客様との信頼関係をしっかり培ってほしいですね。そうした強みを持つからこそ、お客様の中に入り込んでの真の提案が可能となるのです。 一方で、そこだけに閉じていても発展性がありません。培ったアセットを新たなお客様にも展開していくアプローチにも期待しています。 そうした仕事を通じて社員には良い待遇を得てもらい、プライベートの充実を含めて幸せになってほしいと願っていますし、実現できる環境をつくることが経営者としての責務であると認識しています。 求職者の方に対してのメッセージとしては、当社は本当に「いい会社」と自負していると申し上げておきたいです。もちろん、どう受け取るかは人それぞれですが、新たなテクノロジーにもチャレンジしながら会社と社員がスパイラル的に成長していく環境があることをお約束します。
戸北社長の仕事観をお聞かせください。
「苦しい」「つらい」と、「楽しい」「嬉しい」という感情が共存するのが仕事の特質だと思います。「やり切った」という満足感、その結果の評価を求めて、つらいこと、苦しいことも頑張って乗り越えられるのではないでしょうか。逆に、さして苦しくもつらくもない仕事をしていても、得られる達成感は些細なものではないかと思います。 活躍できれば、周囲からの期待も高まります。その期待というプレッシャーを乗り越えて成果を出す。そんな手応えの大きさが魅力で、仕事はやめられないのだと思っています。 ですから、社員には、それぞれが自分を一人称の主人公に置いて、それぞれの仕事においてチャレンジを続けてほしいと願っています。
オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか?
週に1日は、地元の湘南海岸で六人ほどのパパ友仲間と共にサーフィンを楽しんでいます。サーフィンと言っても、大きめのボードで小さな波にちょっと乗る程度のものですが。また、毎年、仲間の友人が暮らす静岡にも一泊二日で遠征しています。会社の経営管理部門からは、「社長が怪我されたら困る」と渋い顔をされているので、リスクがないように気を付けています。