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インタビュー画像代表取締役・磯﨑 顕三氏 1989年6月、神奈川県鎌倉市生まれ。多治見市で育つ。大学在学中、太陽光エネルギーの可能性を知り感動。株式会社エネファントを設立し、太陽光パネルの販売を開始。日本の大手電機メーカー住宅用太陽光パネルの東海地区販売No.1の実績を築く。2019年、“2030年「日本一電気代の安い街」を実現する”というビジョンを策定。電気を「創る」「配る」「蓄える」という3つの軸で、エネルギーの地域内循環・地産地消を目指した多彩なサービスを展開している。

創業時は太陽光パネルの販売からスタートされたのですか。

はい。日本では東日本大震災が起きる前から、政府主導で、太陽光発電の普及を促進する動きがありました。国内に太陽光パネルの世界シェアナンバーワン企業が存在したことが要因です。そこに東日本大震災が起きて、国中の原発が運転を停止したため、さらに太陽光発電を普及させるための制度作りが進み、すさまじいスピードで市場が拡大しました。ちょうどそこからスタートできたことが、これまで成長できた大きな要因だと思っています。 もちろん経験も実績もない22歳の若者が突然会社を作って、太陽光発電を売ろうと思ってもなかなかうまくはいきません。そこで、一括見積もりサイトを自分で作って、太陽光発電の問い合わせを集めて情報を売るビジネスモデルからスタートしました。ホームページの作り方を勉強しながら作って公開まではできましたが、なかなか機能しなかったため、逆に他の一括見積もりサイトから情報を仕入れて営業し始めたところ、ようやくうまく回り始めました。 当時のコンセプトは、良い品質のものを安く売ることです。国内で流通する太陽光パネルの中で最も品質が高い日本の大手電機メーカー製品を、地域で2番目に安い価格設定にして、ひたすら売りました。最安値は誰でもできますが、最安競争に巻き込まれ、利益が確保できません。 ちょうど、太陽光発電の固定価格買取制度がメガソーラーまで対象としはじめたため、それまで一般家庭向けの太陽光パネルを販売していた事業者が、こぞって大規模な太陽光発電の案件に移行していったことも追い風になりました。当社は私1人の会社でしたので、大規模案件を手掛ける体力はありませんでしたので、地域の家庭向けに集中し、お客様に選んでいただくための努力を積み重ねた結果、前述の大手電気メーカーの太陽光パネル販売で東海地区No.1を獲得するまでになりました。それがきっかけでその大手電機メーカーとの繋がりが生まれ、さらに売りやすい環境が整いました。

太陽光パネルの販売から、『街のOS構想』へと業容を広げていった経緯とEnergy as a Serviceについてお話しください。

私は20代の頃は、気合、情熱、根性で仕事をしてきました。四の五の言わず、とにかくハードワークをしまくって、効率も考えず、お客様のために動けば結果がついてきましたし、それが気持ち良くもありました。 しかし6年ぐらいたって、将来を思い描いた時に、同じことを60歳、70歳になっても続けられるイメージが湧きませんでした。すでに数名の従業員がいましたが、いくら頑張っても地域の平均的な給料しか払えません。手伝ってくれていた中学時代の同級生も、30歳を超えたらさすがに考えるというようなことを言っていました。もっと発展性のあるビジネスモデルをしっかり回していかないと厳しいなと思い、電気を創る設備をお客様に売るだけではなく、自ら電気を創ってお客様に販売する電力会社になろうと考えるようになりました。 それと同時に、電力を売るということを掘り下げてみると、お客様は電力そのものが欲しいわけではありません。扇風機が回る、パソコンが使えるなど、電気を通すことで得られる価値が欲しいから買うのだということを改めて認識しました。エネルギーを消費することで得られる便利な何かを享受するために電気を買ってくれるのであれば、電力そのものの販売にこだわらず、エネルギーを消費するサービスとして売ることでも、基本的には同じことだと自分たちで落とし込み、今後は従来通り設備を販売するだけではなく、自分たちで電力を創って販売し、さらにサービスとしても販売することで、社会と様々な接点を作りながら、利益を最大化していける。そのようなビジネスモデルを作り、ひたすら回してきました。 そういった事業を進める中で生まれたのが『街のOS構想』です。カーポートやEV、自転車、太陽光パネル、蓄電池と、街の中に様々なエネルギー関連機器を自分たちで創り、お客様に販売する中で、それらのハードウェアをインターネットで繋ぎ、遠隔で制御することによって電気代が高い時間は可能な限り消費を抑えてもらうことができれば、電気を創るコストは安くなります。それを組み上げるため、現在はMicrosoft Azureにエネルギー関連のデータを入力し、機械学習をさせてAIで取り出してどのように活用すればよいかを検討している最中です。 『街のOS構想』を進める上で我々が考えていることは、とにかく電気代は安く、サービスは高くということです。私はいつも牛丼屋さんに喩えて説明するのですが、牛丼を看板に掲げながら、競合の激しい牛丼で儲けるのではなく、豚汁やお新香、サラダ等の副商材の付加価値を高めて儲けるイメージです。その金額を払ってもよいと思えるようなサービスをきちんと社会に提供できるなら電気を安くしてもよいと思っています。電気代を安く設定しながらも、暮らしが便利になるようなサービスを創り提供していく。多治見市という人口の少ない地域でシェアサイクルを始めても採算は合いませんが、当社は街の中で電気を売りながらサービスとして提供していく。それは電気を自ら創る我々だからこそできることです。それによって街が少し便利になります。そういうことの積み重ねで地域に人が集まれば、さらに人口が増え、活気が生まれ、電気を使う消費者が育ち、我々の事業も伸びていく。そのような循環に繋がってくれればよいというのが私達の思想です。

長期的なビジョンをお話しください。

現在当社は、2030年に向け、“日本で最も電気が安い街”、“多治見市で最も求人応募が集まる会社”という2つの目標を達成するために頑張っています。2030年は私がちょうど40代を迎える年です。40歳になったら自分がどうするのかを、ちょうど考えている最中です。これまでは自分を育ててくれた町に感謝し、地域のためになることを、事業を通してやっていくという気持ちでずっと仕事をしてきましたが、2030年に今の目標を達成した後、自分がどういう気持になるのかは、まだ明確に表現することはできません。 多治見市や東濃地区だけではなく、もう少し大きい枠で東海地域を何とかしたいと思うかもしれませんし、日本全体を何とかしたい、日本を背負って事業をしたいと思うかもしれません。40代、50代の節目で、どのような気持ちになっているか、その時の状況に応じて決めるしかないと思っています。 まずは今の目標を確実に達成することに注力したいと思っています。電力を持っている私達だからこそ、様々なサービスを展開しやすいはずです。通信系、ロボット系のサービス等、様々なアイデアがありますので、そのアイデアをスピード感を持って具現化するために、エンジニアの採用を行っているところです。

組織作りにおいて大切にしていることをお話しください。

当社は設立から15年間、順調に業績を伸ばし、外部からの資金調達をすることもなく安定した事業運営を続けてきました。そのため会社が潰れることはありませんが、万が一、当社が倒産するようなことがあったとしても、当社の社員であればどこの会社でも欲しがるような、そんな会社でありたいと思っています。同時に、当社で仕事をする中で、自分で何かやりたいことが見つかった人は、挑戦したらいい。そんな風に思いながら、組織運営を行ってきました。 社員には自分1人でも生きていく能力を身につけてほしいと思っています。私自身、1人で仕事をした時期もありますが、あれほどつまらないことはないと思っています。みんなで何かをすることの大切さを知ったからこそ、今の事業を行っているのですが、個人は幅広い選択肢を持って、自分で選べる状態を作るべきだと考えています。もちろん、無責任に辞められたらみんなが困りますが、大前提としてお互いに成長できる環境を大切にしたいと考えています。 また私は、社員同士の結束を重視しています。みんなで同じ船に乗り、一緒に楽しく仕事ができる環境を作りたい。そのため、基本的には出社型の勤務形態を維持しており、給料日の夜は必ず予定を空けて、誰かしらと飲みに行けるようにしています。飲む時は、仕事の話は一切しません。 最近、デジタル系の方は特に、オンライン上で繋がっていればよいと考える方が増えていますが、私はパソコン越しだけで仕事をする人は、いずれAIに超越されるだろうと考えています。同じ空間で、みんなと一緒に仕事をしたり、一緒にご飯を食べたりする中で生まれてくるものの中にこそ大事なものがあると信じています。

株式会社エネファントで働く魅力としてお伝えしたいことは何ですか。

当社は様々なタイプの社員が在籍している会社です。私は、どんな人にも個性があるものだと思っています。おそらくどんな会社でも、そこに集まる人達一人ひとりが個性を発揮して働けば、当社と同じように多様性のある会社になるのではないかと思っています。 私は一人ひとりが個性を発揮することで、最大の成果を生み出せるようになると考えています。そのため細かいルールは極力設けずにきました。もちろん事業規模の拡大に伴いルールは増えますが、細かいルールが増えすぎてしまっては、個人がのびのびと力を発揮することはできません。これから人数が増える中で、組織として一定以上のまとまりを作りながら、いかに一人ひとりが自由度を持ってそれぞれのやり方を試せる場にしていけるかに挑戦し続けたいと考えています。 私自身は、社員の皆さんに、社員の立場から“会社を活用して何ができるか”という考え方を持ってほしいと思っています。例えば25歳という若い社員が、年間7,000万円の広告予算を使える環境など、ほかには滅多にありません。しかしエネファントという会社ならできる。そう思えれば当社で働く意味があるのではないでしょうか。お金だけではありません。例えば高校や大学で講演する機会や、東京で働いていたとしても、会話すらしてもらえないような立場の人たちから、直接、様々なことを教えてもらう機会にも恵まれます。エネファントという会社をいい意味で活用し、様々な経験を積んで自己実現に繋げてもらえたら嬉しいです。

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あって良かった、そう思われる会社でありたい。関わる全ての人々の人生に価値を加え、論理と挑戦で社会課題を解決する存在価値を追求します。
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