ご略歴をお教えください。
2003年に大学を卒業後、大手メーカー系の情報システム会社にエンジニアとして入社します。会社は2005年に大手SIerと業務提携し、その後同グループ企業となりました。私はメーカーの基幹システム開発やメーカー向けソリューションの企画、コンサルティング等に15年ほど従事しました。 その後、2019年に別の大手メーカー系BtoBソリューション企業に転じました。父親が自治体関連の仕事をしていたこともあり、元々地域活性化に関心があって、当該領域を手掛けていた同社への転職を決めたという経緯です。入社後、SCMシステムのコンサルティング業務を経て、自治体向けに電気やガス、水道といった社会インフラ構築に関わる業務に携わりました。 そんな中の2021年に、三重県の伊勢志摩で地域活性化プロジェクトに参画した際、当社を起業したばかりの増田晋太郎と一緒に仕事をすることになったのです。そこで増田と意気投合したことを機に、当社にジョインすることにしました。それまで大手に在籍していたわけですが、もっとスピード感のある仕事をしたいと思っていたことと、元々ITで地域活性化に貢献したかった思いが、観光業のDXを追求していた増田のBMMでこそ実現できると感じたことが大きな動機となりました。
現在のミッションについてお教えください。
当社の情報システム全般の戦略立案と実行です。観光業界のDXを推進する当社の根幹業務領域であると認識しています。特に現在は、2025年8月ローンチ予定のSalesforceを活用したCRMシステム開発がメイン業務です。 このCRMシステムは、主に海外の富裕層を顧客とするトラベルエージェンシー向けの自社プロダクトで、まさしく観光業のDXを担うものです。それまで予約受付から宿や交通機関の手配、予定表の作成・交付まで1週間ほど要していたものを、1日でできるようにするという画期的なプロダクトです。従来人手で行っていた調査を、AIによるリサーチとレコメンド機能の活用で劇的に短縮できるようにしています。
システム統括事業部をどんなチームにしていきたいと考えていますか?
今回、『Green』では主にこのCRMシステム開発に関わるメンバーを募集しています。 現在、システム統括事業部は私一人ですが、新メンバーをお迎えしてチームを作っていきたいと考えています。 システム開発そのものは外部ベンダーに依頼し、我々は企画やディレクションを行うことに徹するので、少数精鋭のチームにしていきます。スタートアップとしていろいろ状況が変化すると思いますが、緊密にコミュニケーションを取りながら臨機応変に対応できるようにしていきたいです。 お迎えするメンバーは、当社の事業に共感し、モチベーション高く取り組める方であってほしいと願っています。 当社は2025年4月現在26名ですが、女性比率が70%と高く、明るくアットホームな雰囲気があるので溶け込みやすいのではないでしょうか。また、ママ社員も少なくなく、時短勤務制度もあるので誰でも柔軟に働けると思います。
森さんの仕事観をお聞かせください。
当社の前は比較的大手の組織でいろいろと経験を積んできました。残業等をして、苦労して成果に繋げたり、意義に疑問を感じながら成果の出ない仕事に取り組んだりしたこともあります。 そんな経験を通じて、集中して全力を投じるべき業務と、力を抜いてもいい業務をしっかり切り分けて行うべきという考え方が身に付いています。1日の業務時間は8時間と限られているからです。 また、8時間フルに全力投球を続けることは無理なので、疲れたら休憩を取る等、メリハリを付ける必要もあります。週末をしっかり休むことも同様です。 こうした前提の上で、業務をどう組み立てるのかを考える必要があると思っています。 なお、当社ではDXにより人にしかできない業務を効率的に行えるような環境づくりに力を入れていく方針です。
オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか?
私は1980年生まれで、野球界における“松坂世代”です。私も子供の頃から野球が好きになり、ノンプロの選手として社会人まで続けました。高校時代は群馬県の高校の野球部でピッチャーをしていました。 現在は、小学6年生の息子が所属するリトルリーグのチームでマネージャー兼コーチを務めており、休日は練習や試合に行くことが多いです。また、小学3年生の娘がピアノを習っていて、その送り迎えや発表会にも行っています。そのように子供達と関わる時間が今は楽しいですね。