代表取締役社長 秋山 直美氏 前職では12年間、エンジニアとして従事。2010年にケイズドットコム株式会社へ営業職として入社し、取締役を経て社長に就任。リフレッシュ方法は愛犬との散歩や旅行、食べ歩き、家庭料理づくり。

これまでのキャリアと経営に関わるようになった経緯をお聞かせいただけますか？

私は前職でエンジニアとして12年間、社内ポータルサイトや顧客管理システムの開発に携わっていました。その後、2010年に当社に営業職として入社しました。最初の3年くらいは正直に言うと、かなりしんどかったです。 客先常駐型という働き方も初めてで、エンジニアのもやもやを全部は解消できない悔しさも感じました。それでも「石の上にも3年」と思い頑張っていたところ、だんだんと見えてくるものがありました。制限がある中でも試行錯誤する面白さに気付けたんです。 その後、入社4年目で取締役に就任し、2022年に経営のバトンを引き継ぎ社長に就任しました。血縁関係はありません。社歴や性別に関係なく「立場が人をつくる」という考えを持つ前社長から、挑戦のチャンスをもらえたことに感謝しています。私は目標を決めてコツコツやるタイプではなく、目の前のことにがむしゃらに向き合ってきました。その結果が今に繋がったという感覚です。私は当社の穏やかな社風が好きです。だからこそ、これからもこの空気感を大切に守っていきたいと思っています。

仕事や経営において大切にしている価値観を教えてください

私にとって仕事とは、「社員が心地良く働ける会社をつくること」だと思っています。元々社員から社長になりましたし、エンジニア経験もあるので、その経験を生かして、できるだけ社員の皆さんと同じ目線で考えたいと思っています。だから、社員のみんなと沢山話すことを意識していますし、一緒に悩んで一緒に前に進める会社でありたいと思っています。 そして、働きやすさと同様に、お客様からしっかり高い評価を得ることも大切です。社員が休みを取りやすくしたり、技術の方向性を変えたりする時にはお客様の協力も必要。そのために、社外との信頼関係を築くことも私の大事な仕事だと思っています。できるだけ外に出て、他社のいいところを学び、取り入れるようにしています。 また、経営における透明性も大切だと考えています。出張に行った際には「こんなことをしてきたよ」と発信したり、お金まわりのこともクリアに伝えたりすることで、社員に不信感を持たれない会社づくりを心掛けています。

日頃、支えになっている言葉や心掛けていることはありますか？

「苦労は買ってでもしろ」という言葉がありますが、本当にそうだと思っています。仕事をしていればどうしてもつらいことや不満、マイナスなことは出てきます。でも、それは必ず自分のプラスになって返ってくると信じています。全て意味があって、のちのち自分を成長させてくれるものだと思っています。 だから社員のみんなにも、苦しい時こそ話してほしいです。つらい時、しんどい時は、まさに上り坂にいる証拠。坂を登っているからこそ苦しい。でも、そこを乗り越えていけば、必ず景色が変わる。私自身も、目の前のことを乗り越えて、乗り越えて、気が付いたら社長になっていました。皆さんにもそんな経験をしてほしいなと思っています。若い頃は「南国に住みたいな」と思っていましたが、今は冬があるからこそ春のありがたさを感じられるように、人生にもいろいろな季節があった方がいいと考えるようになりました。

普段、どんなリフレッシュ方法や趣味を楽しんでいますか？

メンバーみんなを信頼していますし、会社が好きなので、リフレッシュが必要だと感じることはあまりありません。それでも、犬の散歩をしたり、美味しいものを食べたり、家庭料理をつくったりするのが好きです。旅行も好きで、ネパールのオフショア拠点や、プライベートでも様々な国に訪れています。旅先では、現地のオフィスを見学させてもらったり、文化の違いに触れたりして、新しい気付きを得ることが自分にとって良いリフレッシュになっています。 こうして自分の気持ちを整えて、社員に対しても自然体で向き合いたいですね。社長になっても感謝と謙虚さは忘れないように心掛け、社員だった頃の気持ちも大切にしています。社員のみんなからも普通に意見を言われますし、私も横柄な態度を取らないよう意識しています。本音でぶつかり合いながらも、翌日にはすっきり切り替えて前に進んでいける、そんな関係性をこれからも大事にしていきたいと思っています。

応募を検討している方へ向けてメッセージをお願いいたします。

当社は第二創業期ともいえる変革期に差し掛かっていて、今まさに動きながら、もっと良くなっていこうとしている段階です。私は「引っ張る社長」ではなく、社員と横に並んで、一緒に悩み、一緒に怒り、一緒に笑って歩いていきたいと思っています。不安や不満があれば、どんどん声に出してほしい。 ご自身の成長にリンクして、会社も成長するといいな、そんなふうに少しでも思ってくれる方が仲間に加わってくれたら心強いです。必要以上に野心的になることなく、本音で向き合える温かい空気がここにはあります。素直に思ったことを伝えられる人、変化を前向きに受け止めていける人には、きっと心地良い環境になるはずです。 まだ完成された組織ではありませんが、だからこそ一人ひとりの声や行動が、会社そのものをつくっていく手応えとして感じられるはずです。私達と一緒に未来をつくっていきましょう。お会いできる日を楽しみにしています。