ご入社から現在までの経緯をお話しください。
私は2012年に、エンプレイとして独立する前の会社に、プログラマーとして入社しました。入社後は主に業務システムの開発に従事してきましたが、約7年経って30代に入った頃に、次のステップを考え始めました。 技術を究め、一流のプログラマーを目指す道もありましたが、道のりは厳しいと思いました。収入面も含め、比較的スムーズに上位ポジションにたどり着くには管理系を目指した方が良いと考えるようになり、社内での発言力をできる限り増すため、様々な提案をし始めました。 プログラマーの頃は、業務環境の改善等を考えたことはありませんでしたが、何年か働くうちに、疑問に思うことや困っていることがあれば発信して、改善してもらえるよう働きかけるべきだと思うようになりました。現場で働く者にしか分からない悩みや問題を、会社に伝えて対応してもらえる環境をつくるためにも、まずは自分から発信していこうと思いました。 例えば当社のルールでは、客先での服装はスーツという規定がありました。しかし、常駐先の中にはカジュアルな服装を容認しているところがあります。その場合はオフィスカジュアルでも良いのではないかという提案をして、取り上げていただきました。 またコロナ禍以前は、深夜勤務もありましたので、会社としてきちんと対応してほしいという要求をしたこともあります。現場のエンジニアが個別に交渉するだけでは、たとえ改善されたとしても、それは根本的な解決には至りません。営業が窓口に立って改善を要請し、合意を得るというプロセスを確立することが、会社で働くエンジニア全員の利益に繋がると考えました。 そのような提案を繰り返していた時に、チャンスを頂いてマネージャー職の道を歩み始めました。まずは主任からスタートし、課長代理、課長とステップアップして現在に至っています。
エンプレイ社の魅力をお話しください。
当社の魅力は自由度の高さです。社員の意見は積極的に取り入れていただけます。社内で働いている社員が体を休めたい時に横になれるよう畳を敷いたスペースを作っていただいたり、自由に落書きができるような黒板を設置していただいたり、社員発信で実現してきたことがいくつもあります。 以前の会社からエンプレイとして独立した後は、さらにエンジニアファーストの機運が高まりました。社内での勤務は服装自由、フレックス制度導入、会社全体の指針となる目標設定等、社長や管理部門だけではなく、社員全員で考え、実践しています。元々社員同士、仲の良い会社ですが、最近は結束力を高めるため、会社が後押ししてくれている状況です。最近は、リモートワークやラボ型の契約も増えて、大阪本社、東京オフィスの垣根もなくなってきています。 またグループ会社のシステムを受託しているため、通常のSESとは異なる経験もできます。エンドユーザーの要望を直接聞けますし、逆に私達の発信で提案できる環境があります。まさに私は今、グループ会社向けの業務システムを担当しています。企画段階から導入、運用まで一気通貫で関われる機会はSESだけの会社にはありませんし、自分達の仕事を通してエンドユーザーの問題が解決し、事業発展に繋がっていることを実感できるため、やりがいも大きいです。
未来に向けた取り組みをお話しください。
SESや請負等、頂いたお仕事に応え続けるだけでは、受動的な会社になってしまいがちです。エンジニアが、仕事以外で学んだことを発揮できる場をつくり、私達自身が能動的にものを作って世の中に広めていければ良いと考えています。 そのために当社は2024年秋、自主参加の研究チーム『エンプレイラボ』を立ち上げました。会社でVRゴーグルを購入し、VRを使った開発を目指して「VR研究室」を立ち上げた他、AIの研究チームも発足しました。 活動は、毎週水曜日の就業後に行っています。各参加者が興味のある分野のチームに入っていますので、日頃から行っている自学自習の成果を見せ合って意見交換をしています。そういった取り組みの中で、メンバー同士の相乗効果で良いものが作れたら良いと思っています。 目標としては3年後に、何らかの形で世の中にリリースすることです。会社の経営方針に合致するプロダクトが完成したら、会社自体の発展にも繋がります。
一緒に仕事をする方は、どのような方をお迎えしたいですか。
私個人としては、常にワクワクした気持ちで、「あれもやってみたい。これもやってみたい」という向上心を持ち、それを実現するために自ら学び、知識を蓄えて、会社に対して、様々な角度から幅広い提案ができる方にご入社いただきたいと思っています。 当社には、気さくに話がしやすいメンバーが揃っています。「こんなことをやってみたい」という話をすると、「面白そうやな」と、話に乗ってくれる人が多く在籍しています。仕事の悩みを共有できることはもちろん、他愛のないプライベートのおしゃべりもできるメンバーばかりなので、客先に常駐して勤務したり、リモートで勤務したりしていても、疎外感や孤独感を味わうことはないでしょう。 ご自身で貪欲に学ぶ姿勢がある方なら、このような職場環境の良さを生かし、ご自身が目指すエンジニア像に近付いていることを実感しながら、着実に成長できるはずです。
キャリア採用の方にはどのような活躍を期待していますか。
開発の実務経験を持たれた方には、マネジメント力や人を引っ張っていける力を発揮していただけると嬉しいです。 当社はまだ小規模な会社です。現場でプレイヤーとして仕事をしている経験の浅いエンジニアの比率が高く、中間層のエンジニアが不足しています。自分自身で技術を究めていきたいエンジニアも大歓迎ですが、リーダーシップを持って仕事がしたいと思っている方にご応募いただけるとありがたいです。 今、開発現場でマネージャー職を務めている社員は、私を含めた数名です。今後、さらなる発展を目指すには、人の上に立って仕事ができる人材をもう少し確保する必要があります。社内の若手エンジニアの中にもマネジメント職を目指すメンバーが育ってきていますので、彼らに続く方々を増やしていきたいと考えています。 当社は、ワクワクしながら出社して仕事ができる会社です。当社の理念に共感していただける方、「こういうエンジニアになりたい」という理想像をお持ちの方は、ぜひご応募ください。
