理事長／統括院長 原田 浩光氏

ご略歴をお教えください。

医師を志して兵庫県にある大学の医学部で学びました。当初から手術に関心があり、外科医を志望していました。 実習や研修では保健医療における様々な診療科を経験しました。そうした中で、どれだけいい手術をしても、必ずしもいい結果に繋がらない症例も数多く経験したのです。病気の治療は、マイナスをいかにゼロに近付けるかが問われるものですが、限界があって悲しい結果に心苦しい思いをすることもありました。 そんな研修期間が終わる頃、美容外科に携わっている知人の医師の話を聞き、全力を出せば患者様に笑顔になっていただけるようなパーフェクトな結果を出せる世界があることを知りました。患者様の外見を美しくすることで、内面までも変え、人生を変えることに繋がる。そんな機会に携われることに魅力を感じたのです。そこで、卒業後は460床の大病院の形成外科に入る選択肢をとりました。 その後、地方の病院で救急診療の経験を経て、大手美容外科に入職します。1年半ほど経験した後、成長を始めていた別の大手美容外科に転じました。そこでは3年半ほど、2カ所のクリニックの院長を務めます。その間、私は特に二重瞼の整形手術を得意とし、数多くの患者様から指名を頂いてNo.1の実績を上げる存在になれたのです。 ２院目の美容外科での経験が、私の大きな転機になりました。そこに入職当初は、「みんなでクリニックを成長させていこう」といった一体感があり、ビジネスが拡大していく過程を日々体感できる面白さもありました。しかしながら、100院ほどまで一気に拡大していく中で、その美容外科は売上至上主義的なカルチャーに変化していきました。業績はあくまでも患者様満足の上に成り立つものだと思っていましたが、ドクターの技術力向上よりも施術のタイムパフォーマンスを重視するようなマネジメントを求められ疑問を感じるようになったのです。また、そのような環境の中でもクリニックの雰囲気を良くするために努力するスタッフたちが評価されないことにも疑問を持ちました。 そこで、自分の手で患者様満足とスタッフ満足の二つを実現させる美容外科をつくろうと思い立ち、2022年10月に独立して当法人を設立したのです。

創業して、当初のビジョンはどこまで実現できていますか？また、今後の課題もお聞かせください。

設立して2年半が経過した段階では、登山に例えれば一合目か二合目辺りといった状況です。私個人としては、美容外科のドクターとして頂上近くまで登れていると自負していますが、組織全体とすればまだまだこれから、と言うのが正直なところです。 頂上のイメージは、「FOR DAYSのドクターやスタッフは間違いなく全員が一流」、患者様が「FOR DAYSならば、間違いなく可愛くなれる、カッコよくなれる」と自他共に認められるようになる事と設定しています。頂上に到達するために、患者様と組織のスタッフにとっての最善策は何か、そのために今何をすべきか、と言うのを常に経営の指針にしています。数値的な目標としては、おかげさまで創業以来順調に伸びていますが、2032年頃までに売上高としても100億円を達成させたいと思っています。 現在の課題は、「FOR DAYS所属のドクターなら誰に任せても満足できる」と言っていただけるよう、技術やセンス・美容医療に向き合う姿勢も含めて一流のドクターを多数育成することや、クリニックやドクターの思いや強みを伝えていく強力なマーケティング部隊をつくることであると認識しています。この部分を強化するために積極的に取り組んでいきたいと考えています。

そのために社員に対して期待することや、どう活躍してほしいかといった思いをお聞かせください。

自らの職業に誇りとこだわりを持って取り組んでほしいと思っています。“企業は人なり”と思っていますので、スタッフの一人ひとりが当法人の“顔”であることを忘れず、より良い価値やサービスを提供できるように研鑽を積んでほしいと願っています。その結果は、自分にも返ってくるからです。 そのためにも、スタッフの入職時にはそれぞれの願望を聞き、当法人としていかに実現させていくかを擦り合わせすることを大事にしています。スタッフ満足が患者様満足をもたらすと思うので、満足して働いてもらえるよう、私としても最大限の努力は惜しまないつもりです。 当法人はまさにこれから成長していくステージにあり、入職には絶好のタイミングだと思います。組織体制もこれからが発展・拡大の段階なので重要なポストに就けるチャンスも大いにあります。 ぜひ一緒に、美容外科において、革新性や洗練性、技術力で絶対的な価値を提供するパイオニア的な存在を目指していきましょう！

原田さんの仕事観をお聞かせください。

自身の感覚としては、睡眠以外の生活時間の95%を仕事に費やしていることもあり、人生において最重要のものであると思っています。私自身、挑戦することが好きで、仕事はそのための場、機会と捉えています。事業を起こしたからには成功しスタッフ皆を幸せにしたい、自己実現をサポートできる経営者でありたいという思いを強く持っています。また医師の仕事としては、いいパフォーマンスを上げ患者様に喜んでいただけること、そして自他共に認められる技術や価値をつくり上げたいですね。

オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか？

時間があれば旅行に出ることもありますが、その目的は非日常の環境でリラックスすること。すると、仕事のいいアイデアが出るのです。その意味ではオフタイムではないのかもしれませんが。 また、リフレッシュと身体作りを兼ねて筋トレもよくやっていますね。