SalesNowにジョインするまでの経歴は?
私のキャリアのスタートはSIerでの開発エンジニアでした。地方自治体、銀行、病院などのシステム開発に携わっておりました。その後、スマートフォンアプリ開発を仕事にしたいと考え、別のSIerへ転職。その会社では、主に通信キャリアのアプリ開発に携わり、ARを活用したアプリなど、最新技術を取り入れた開発に参加することができ、スキルアップにつながりました。 その後、共通ポイントで有名な「Ponta」を運営する株式会社ロイヤリティマーケティングに転職。ここから、サービス企画や新規事業開発など、開発だけでなくビジネスサイドにも関わるようになりました。私が入社した当時、「Ponta」にはまだスマホアプリがなく、Pontaアプリをゼロベースから企画、開発しました。 その後、EPARKグルメ社で新規事業の立ち上げに参加することに。開発だけでなくセールス以外のビジネスサイド全般の責任者として、事業の立ち上げを経験しました。そこから、SEOに強みを持つナイル株式会社に移り、執行役員CTOとして技術戦略や採用戦略・エンジニア組織作りなどCTOロールを担いつつ、新規事業立ち上げ、技術負債解消、ニアショア拠点の設立、IPO準備など現場から経営まで幅広く担当しました。
SalesNowへの入社を決めた理由は?
前職のナイル社は、SEOに強みを持つDXとマーケティング支援の会社。私は執行役員CTOのポジションで、エンジニアだけでなくデザイナーやマーケターも統括し、最大で90名規模のチームを率いておりました。2023年12月にナイルが東証グロース市場に上場し、区切りが着いたことで新しい活躍の場を求めて、株式会社SalesNowにジョインする運びとなりました。 次の仕事を探す中でいろいろな会社の話を聞きましたが、最終的にSalesNowへの入社を決めたのは、創業者の二人、村岡CEOと粂COOの経営者としてのポテンシャルの高さに惹かれたからです。 面接をする中で、二人の傾聴力の高さに驚きました。お二人共にまだ30歳という若さであるにも関わらず、人の意見を物凄く丁寧に聞いて、それを素早く理解して自分のものにしていく。若さもあって、経営者として粗削りな部分もありましたが、逆に伸びしろの高さを感じさせられました。この会社でなら、私のこれまでの経験を生かして、おもしろい仕事ができると感じ、ジョインを決めました。
SalesNowでの現在の役割は?
SalesNowもサービス開始2年でプロダクトの形がようやく固まった所です。改めて技術戦略を考え、それに必要なエンジニア組織作り、エンジニア採用の検討などにまず取り組んでいます。 SalesNow社もテック企業として業界で存在感を示せるチームにしたいと考えていますが、創業者のお二人には、入社2カ月で細かいことも含めれば50個以上の提案をしましたが、その内95%以上を即決してくれるので、かなりのスピード感で進捗しています。 また、現在のSalesNowのエンジニア組織の特徴は、ビジネスサイドと距離が近い点だと思っています。今後もエンジニアチームとビジネスサイドの連携は維持したいと考えており、そのためには、エンジニアがプロダクトをビジネスの側面からも深く理解する必要があります。ITテクノロジーを活用して、おもしろくインパクトのある仕事をしたいと願っているエンジニアにとって、SalesNowは最高のフィールドだと思います。そんなエンジニアたちが、自ら考えて動くのを支援する。それが私の一番の役割だと考えます。
エンジニアがSalesNowで働くやりがいは?
SalesNowには、3つのシステムがあります。一つはデータシステム。いろんなデータを集めてそれを整形、クレンジングして紐付けすることで、ビッグデータを作るシステムです。ここはデータサイエンティストが中心となってLLMを活用してシステム構築を進めています。もう一つは、SalesNowのデータベースを活用したSaaS。エンジニアチームは主にこのSaaSの開発を担当しています。そして、「SalesNow DB」。この3つのサービスが組み合わさって、SalesNowはバリューを発揮します。 SalesNowは、最新技術に積極的な企業です。私も新しい技術に取り組むのが好きなタイプなので、今後も最新技術へのチャレンジは積極的に続けると思います。失敗を許容するカルチャーもありますから、新しいことにチャレンジしたいエンジニアにとって最高の環境で、やりがいを感じられると思います。 例えば今は、話題のフロントエンドフレームワーク「Astro.js」の導入を考えています。フリーミアムモデルのWebメディア「SalesNow DB」は、日本で登記されている全ての会社を網羅したデータベース。月間300万MAUという大きなメディアに育っていますが、SEOで強みを発揮するフレームワーク「Astro.js」を活用することで、アクセス数をさらに伸ばすことができ、SalesNowの認知拡大に貢献します。
仕事をする上で大切にしていることは?
「手段を目的にしない」ことです。昔から本質的に考え、ベストな方法で実現することを心がけています。受託開発の経験があるエンジニアには理解してもらえるかと思いますが、請負開発は手段が目的となりがちです。開発とは、あくまでエンドユーザーの課題を解決する点に価値があるのであって、納期までに依頼されたシステムを完成させるというのは”手段”にすぎません。 エンジニアはズボラな生き物だと思っています。私もすぐに「楽をしよう」とします。その「楽をしたい」という気持ちこそが、本質的な目的を思い出すトリガーにもなるため、システム開発においては非常に大切だと思っています。 SalesNowは、ゼロイチのフェーズを丁度抜けたタイミングです。これから1を10にも100にもしていくフェーズで、エンジニアが学ぶべきことも多く、ジョインするには最適なタイミングだと思います。会社全体でもまだ20人に満たない組織なので、コアメンバーとして会社を一緒に作る経験ができるのではないでしょうか。他社で培った経験を生かして、大きな仕事を成し遂げたいエンジニアがいれば、ぜひ一度お話をしましょう!