取締役CPO 兼 CTO・山下 洋平氏 東京都にある工業大学の知能システム工学専攻修了後、総合電機メーカーに入社。大中小複数のプロジェクトでプロジェクトマネジメントを務める。電気通信事業者に転職後、インフラエンジニア兼プロジェクトマネージャーとして複数のプロジェクトに参画。オーストラリアへ移住するため退職。2022年4月、バックエンドエンジニアとして株式会社ALTURA入社。健診PHR事業拡大に伴い、PDM就任。2023年2月、ALTURA X株式会社へ移籍し現職。

「できないで終わらせない。」

CPOが語る、ALTURA Xの開発文化と“思考するチーム”のつくり方

ALTURAに惹かれたのは、組織の“思考の深さ”でした。

私は2022年4月、ALTURAに業務委託として参画したのがはじまりです。 面接の時点で感じたのは、小規模ながら非常にユニークな組織であるということ。新卒以来いろいろな企業に関わってきましたが、ここまで“思考の角度”が違う人たちに出会ったのは初めてでした。 社長の笹倉やCFOの吉岡、デザイナーの丸尾などと話してみて、「その発想、どこから来たの？」と思うような返答が返ってくる。どの職種にも、常識や慣例にとらわれない視点があり、驚きと学びの連続でした。 メンバーに共通しているのは、「無理だ」で終わらせないハードシンキングが根付いていること。大手企業では“できることをやる”文化も多い中、ALTURAは“やるべきこと”に対して、突破口を本気で探しにいくチームです。

「健診データが活用されない」ーその構造をひっくり返す。

ALTURAが手がけるのは、健診データのパーソナル化（PHR）。 でも実は、これまで健診データの活用が進まなかったのには理由があります。 企業・医療機関・健保・受診者の4者が絡み、それぞれに“所有権”があるとされてきたのです。ただ、流れを丁寧に整理してみたところ、「特定の条件を満たせば、データ移行が可能」なケースがあるとわかりました。そこから設計を詰め、現在のPHRシステムが誕生しています。 「できないのが当たり前」だったものに、“できるかもしれない”を持ち込む。 これこそが、弊社の挑戦の真髄だと思っています。

技術的なおもしろさは、“理想”に近づけていく過程にある。

ALTURA Xの開発で面白いのは、「理想のユーザー体験から逆算して設計していく」ことです。 カスタマーサクセスや営業が持ち帰ってきた「こんな体験を届けたい」という声を元に、エンジニアが頭をひねって設計する。当然、理想をそのまま形にするのは難しい。 だからこそ、''限られた時間・技術・人員でどこまで近づけるかを考える過程''に面白さがあります。 やらされる設計ではなく、自分で考えて“決められる”からこそ、技術者としての成長も大きいと思います。 【 求めるのは、「自分の深さ」と「他者への侵食力」】 私たちのチームでは、自分の技術領域に閉じこもるだけの人は正直つらくなると思います。 なぜなら、フロントとバックエンドはもちろん、PM・CS・デザイナーも含め、「互いに領域を越えて会話できない」と、良いものは作れないからです。 広く浅く“全体”を把握しつつ、自分の領域は誰よりも深く──。 そんなバランスを意識してもらえると嬉しいです。 また、課題に対して「やらない」という選択をする際にも、“なぜやらないか”を説明できるようになってほしい。これはPM領域の一歩手前であり、成長の入口でもあると考えています！

これから入社する人に期待すること。

弊社では、正社員と業務委託が協力して開発を進めています。だからこそ、技術だけでなく「どう関わるか」を考えられる力がとても大切です。 いきなり全てを任せるつもりはありません。まずはチームの一員として、相手を理解し、つながろうとする姿勢を持ってもらえたら嬉しいです。 私たちが大事にしているのは、過去よりも“これからどう在りたいか”。リーダーシップとは、まとめる力ではなく、支え合える関係性を築くことだと考えています。 【最後に】 今、ALTURA Xは既存サービスの進化と新規プロダクトの立ち上げという2つの挑戦に直面しています。これまで通用してきたやり方だけでは通用しないフェーズです。 「深く考え、越境しながら、仲間とものづくりを進めたい」そう思える方にとって、弊社はこれ以上ない環境になるはずです。