経歴を教えてください
大学院で情報工学を学んだ後、大手通信会社でプロダクトマネージャーとして新サービスの企画・開発に携わりました。 その後、もっとビジネスを深く学びたいと考えアメリカでMBAを取得。帰国後は広告や旅行分野で事業立ち上げや日本法人代表を務め、2013年からは国内大手ホテル予約サイトを率いてきました。 ユーザーと宿泊施設をつなぐ仕組みを考える中で住宅や不動産の可能性に気づき、2017年に独立してこの会社を立ち上げました。
Cocoliveをどんな会社にしていきたいですか?
創業当時、不動産業界は「IT化が遅れている」とよく言われていました。でも私は必ずしもそうではないと感じていました。物件情報自体はすでにデジタル化され、大規模サイトで提供されていたからです。 ただ、営業現場は人を中心としたアナログなやり方が主流で、そこはまだ改善の余地が大きいと思いました。 住宅は旅行のようにWebだけで購入まで完結できる商材ではありません。だからこそ、テクノロジーとデータを活用して営業活動をもっと効率化し、住まいを探す人にタイムリーに情報を届けられたら、より多くの方が「いい住まい」と出会えるのではないか。そう考えてこの会社を立ち上げました。 「業界を変える」と大きなことを言うつもりはありません。できることは、ちょっと良くすること。その積み重ねが10年後に振り返ったとき、大きな変化になっていたら嬉しい。そんな思いで事業を進めています。
社内の雰囲気はどんな感じですか?
真剣に取り組むことを大事にしていますが、堅苦しい雰囲気ではありません。スポーツのチームのように、それぞれが役割を果たしながら協力し合い、ゴールを目指しています。 一人ひとりが裁量を持ちながら挑戦できる環境なので、やりがいや成長を実感しやすいと思います。成果が目に見えてユーザーに届き、喜ばれるのも大きな魅力です。 仲間と一緒に挑戦しながら、自分の価値を実感できる――そんな雰囲気の会社です。
山本さんの仕事観を教えてください
仕事は生活の糧になりますが、その背景には「誰かの役に立っている」という意味があると思います。だからこそ、仕事とは誰かのために行うものだと考えています。 真剣に取り組めば、その分相手に喜んでもらえ、自分の報酬にもつながる。お互いにとってプラスになる、そんなWin-Winの関係を築くのが理想だと思っています。
オフタイムはどのように過ごしていますか?
高校生の息子と小学生の双子の娘がいて、休日は家族と一緒に過ごすことが多いです。サッカーをしていた子どもたちと一緒に体を動かしたり、公園でアスレチックを楽しんだりしています。 自分の時間はマンガを読むことが多いですね。特に『GIANT KILLING』や『あひるの空』といったスポーツ漫画が好きです。チームがどうやって勝つのかを描いた作品は、組織づくりにも通じるところがあって共感します。