株式会社IMT

PHPによるWebサービス、アプリケーションの受託開発事業を中心に創業し、2016年の設立以来、飛躍的な成長を遂げているシステム開発企業・株式会社IMT。これまでの業績推移は、前年比約200%増を継続し、2021年度においては売上高3億円を達成するなど、着実に事業規模を拡大させている。同社の事業の特徴となっているのが、開発を担当するエンジニアがフルリモートの業務環境で稼働していること、受託開発を事業の軸としていること、そして「ラボ型開発」というチーム体制での案件対応を行っていることだ。同社の代表取締役社長・福品悟氏は、自社の取り組みについて次のように説明している。

「従来のいわゆる“請負型”の受託開発は、何を作るかということを明確化し、納期までに成果物を納品するというものでしたが、その開発スタイルには顧客が描くゴールとのギャップが生じるというリスクがありました。当社が展開している“ラボ型”の受託開発は、エンジニアのチームをリソースとして提供する開発スタイルであり、ゴールや着地点が明確化されていない状態でも開発に着手できる、顧客と一緒に考えながら開発プロジェクトを進めることができるというメリットがあります」（福品氏）。

プロジェクト単位で定められた仕様に沿って進める請負型の開発、そして稼働時間や成果物にコミットするSES型の開発と違い、企画段階から顧客に伴走することで仕様変更や機能追加にも柔軟に対応する。そして、中長期的にハイスキルのエンジニアを固定で確保できる。そんな特徴を持つ「ラボ型開発」は、SEやPGの人的リソースが慢性的に不足する企業に対し、安定的かつ費用対効果の高い開発・運用体制を提供できるのである。同社においては、顧客に伴走するチームメンバーが高いスキルを有していることも特徴となっており、その最大の強みとなっているのがPHPフレームワークの「Laravel」に精通した開発体制を維持していることだ。

「当社の強みは、WebシステムやAPIに関する最新の技術を採用しながら開発に取り組んでいることに加え、PHPやLaravelにおけるエキスパートを揃えている点にあると思っています。特にLaravelに関しては、案件実績において国内トップクラスの企業であるという自負もあり、案件ニーズの高いLaravelのプロジェクトを担える体制に高い評価をいただけていると、私たちは考えています」（福品氏）。

フレームワークとしてのシェアが高いLaravelに関し、国内有数の人材を揃え、リーディングカンパニーとしての実績を築き上げているのが、現在の同社の姿だということだ。実際に、同社が取り組む案件は、そのほとんどが優秀なエンジニアに対する評価を最大限に活かしたセールスを展開し、獲得したものだと福品氏は語っている。その強み、特徴をベースにしながら、さらなる事業拡大を目指すのが今後の同社の方針となっているようだ。

「設立から現在までの実績によって、開発体制や事業基盤の形成というプロセスが完了したと私たちは認識しており、今後は“第二創業期”としての事業拡大を目指していきたいと思っています。直近の目標となっているのは、2025年8月までに『100人月の稼働体制』を構築することであり、その実現のための人材採用に注力しています。また、長期的には自社でのプロダクト開発という目標もあり、その実現のために収益基盤をさらに強化したいというのが、当社の考えなのです」（福品氏）。

PHP開発、そしてニーズの高いWeb開発フレームワークであるLaravelに関する知見・品質に自信を持つ同社。その環境で業務を遂行する中では、エンジニアたちは最先端の技術に触れ、そして自由度の高い働き方の中で効率的に成果を上げているという。同社の執行役員・PLである田口乃伍氏は、これまで大手IT企業でテックリードとして活躍した経歴を持つ人物だが、Web/API開発の専門家として自社の環境にある魅力を次のように語っている。

「Webシステムやアプリケーションに関する最先端の技術を駆使し、最新の開発プロジェクトに参画できることでエンジニアとしてのやりがいを感じることができると思います。また、フルリモート・フルフレックスという勤務体制も当社の大きな特徴であり、自分の理想とする働き方を実現できること、そして国内のどこで勤務しても首都圏と同じ水準の給与を獲得できるということは、エンジニアにとって大きな魅力になると思います」（田口氏）。

東京以外の地域に住み、地元企業で開発業務を担うエンジニアの中には、より高い技術を身に付け、より自分が理想とするプロジェクトに関わりながら成長したいと考える人材は多いはず。その思いに応え、理想の働き方の中でスキルアップを果たし、高水準の報酬を得られる環境が同社には用意されているということだ。

また、同社のCTOである平井楽氏は、受託開発に特化した社内の業務体制に関する特徴を、次のように説明してくれた。

「SES型の開発体制と違い、メンバーがチームとなって案件に取り組むことができる体制が当社にはあります。その体制があることで、社内でナレッジを共有しながら技術力を向上させることも可能になっていますし、また自社プロジェクトの開発にも繋がるようなブレストも日々行うことができます。そうした特徴も、当社で働く魅力に繋がっているのではないでしょうか」（平井氏）。

SESという事業スタイルにおいては、1人のエンジニアを単独で開発現場に派遣するというケースもある。しかし同社では、フルリモートの環境で多くの仲間と接しながら、自社に対する帰属意識を常に持って業務に臨めるという魅力があるということだ。

「とにかく、理想の働き方ができるのが当社の魅力。やるべき業務を完遂すれば、空き時間を学びに費やすことも可能ですし、自主性を持って取り組むことで自分らしく、自由に勤務できる当社の環境の良さを、ぜひ皆さんにも体感していただきたいですね」（平井氏）。

一方で、PLの田口氏は、エンジニアとしての成長を実現できることも、同社の環境にある魅力だと自信を見せる。

「自社サービスだけを担う企業とは違い、受託開発をメインに据える強みを持つ当社では、多様な案件を担いながら多様な技術を身に付けることができるはず。エンジニアとしてのレベルを上げながら“一段階上の人材”に成長し、その力で会社自体の成長にも寄与できるのが当社で働く上での魅力だと、私は思っています」（田口氏）。

エンジニアとして日々最新の技術に触れながら成長を果たし、その成果を自社の事業拡大に繋げることができる。そして、自分らしさを発揮できる環境で効率的に働きながら、自身の理想を追い求めることができる。そんな自社に迎える人材に向け、代表の福品氏は次のようなメッセージを送ってくれた。

「いたずらに利益を追求するのではなく、事業を通じて社会に貢献したいというのが私たちの思いです。人々が理想の働き方の中で力を発揮できれば社会にも良い影響を与えると思いますし、その環境をつくる企業を一緒に盛り上げ、一緒に汗をかきながらつくり上げる喜びを、ぜひ感じてほしいと私は願っています」（福品氏）。