株式会社スコアネット

ゴルフスクールの運営から、ゴルフ場予約専門コールセンターの受託業務、ゴルフ関連サイトの運営等、ゴルフ関連で幅広く事業を展開している株式会社スコアネット。1996年の創業当時は製造業・流通業の企業に向けた業務改善やERP導入等のITコンサルティングが中心であった。しかし、1999年から現在のゴルフ関連事業に参入。当時「古くさい」「堅苦しい」といったイメージだった日本のゴルフを、もっと身近なスポーツとしてカジュアルで楽しいものに変えていきたい、そんな思いからスタートした。現在では時代のニーズの変化に対応しながら事業領域を拡大し、ゴルフ業界の活性化に貢献している。

スコアネットでは、性別はもちろん、経歴や学歴も関係なく、やる気があればそれに見合った活躍のチャンスが与えられるのだという。それだけに社員のやり甲斐は大きい。また、平均年齢が30歳前後と若い世代の社員が多いためか、社内に活気があり、風通しの良いことが自慢だ。<br /><br />例えば、現在、同社で受付業務を担当する井上氏。もともとは同社が運営するゴルフスクールの体験レッスンの受講に来たいわば"顧客"だった。「それが最初のレッスンを受けた時に転職の情報を知って挑戦してみようと思ったんです。この会社に決めた一番の決め手は雰囲気でした。和やかで、活気があり、それに自分のやる気をそのまま生かせると聞いて、ここしかないと決めたんです」と語る。<br /><br />以後、毎日の生活が充実しているという。現在、仕事を楽しみ、さらにスキルアップを目指しているという井上さんが仕事上で心がけていることは「何より、お客様の立場になって接客すること、これが一番です。あとは、たくさんの方々が少しでもゴルフに興味を持っていただくようになることが希望というか、夢ですね」<br /><br />「ここが上手くいかなくて…」などと、時には話しかけてくる人もいる。そんな時、ゴルフという共通の趣味語で話ができるというのも魅力のひとつ。そんな小さなことの積み重ねが顧客との信頼関係に繋がっていくことを願っているのだとか。<br /><br />また、同社では運営ゴルフスクールのレッスンポイント付与制度や社員割引制度、提携先ゴルフ場での優待プレーなど、仕事もゴルフも楽しみながら働くことができる制度も整っている。ビジネスとゴルフを両立したい方にはこの上ない環境なのかもしれない。

代表取締役の野村卓洋氏は語る。「既存の枠にとらわれず、『あったらいいな』を形にしたい。ゴルフ業界に従来なかったことを実現し、斬新なサービスやビジネスモデルを世に送り出していきたいですね。実際どのサービスも自分が『こんなのがあったらいいのに・・・』と思ったことをやっているだけです。」その言葉通り、同社が運営するゴルフスクールでは、全レッスンでビデオ撮影を取り入れたマンツーマンレッスンや、オンラインカルテ、その他、インターネット予約や1年間有効チケット、レッスン品質保証制度等々、従来のゴルフスクールとは異なるビジネススタイルで運営が行われている。スポーツクラブのパーソナルトレーナーのように、生徒が自由に選べる専属コーチ制も特徴のひとつだ。現在、オープンから約1年が経過。入会者は、首都圏はもちろん大阪、広島、仙台など遠方からの顧客もいて、その数は既に1000人を超えているという。<br /><br />とはいえ、これまで決して順風満帆だったというわけではない。幾度か困難にも直面し、その都度、信念に基づき挑戦してきた。今後も、スクール運営事業、コールセンター事業を軸に、ゴルフ関連のアフィリエイト広告事業という、さらなる新事業を展開してゴルフ業界にまた新しい流れを作ろうとしている。<br /><br />最後に野村社長は語る。「当社の理念に共感し、さらなる挑戦の原動力となれる人にぜひ来ていただきたいですね」。ゴルフが好きな人はもちろん、与えられたチャンスを生かし、自ら成長しようと思う人にとって、魅力十分な企業といえよう。