株式会社NIコンサルティング

社会の活性化には、企業の活性化が不可欠。しかし国内だけでも何と400万社もの企業がある。そしてその多くの企業は零細で、経営的な知識も乏しい。
従来型のコンサルでは、これほどの企業を救うことは不可能である。

そのようなジレンマに果敢に取り組むのがNIコンサルティングだ。彼らはITを活用した、全く新しい独自のメソッドでその難題に挑む。

彼らのアプローチはユニークだ。一般的なコンサルティング会社と比較してみよう。

通常のコンサルタントは、時間を切り売りする労働集約的な仕事だ。調査や資料作成にかかる時間単位でクライアントから費用をもらう。乱暴な言い方をすると「単価の高いアルバイト」だ。時間がかかるほど多くの費用を徴収できるので、無駄な工数を削減しようという意欲に乏しい。。。

NIコンサルティングは、顧客の我儘には付き合わない。本当に必要なコトにフォーカスしなければ、ローコストで経営コンサルティングを提供などできっこないからだ。

そしてこのコンサルタントは、クライアントにシステムを活用してもらうことを前提とする。

まず、システムを導入することで、クライアントの内部で、日々の管理体制に規律をもたらすことができる。
そしてここからが重要なのだが、システムの中にデータが蓄積されてくる。コンサルタントは、機械的に処理されたデータを使って、経営戦略を立案するのだ。

煩雑な集計作業と初期の分析をシステムが担い、戦略の立案とクライアントの組織を動かすリーダーシップは生身のコンサルタントが実行する。

これにより、従来型のコンサルタントが陥るジレンマにとらわれず、ローコスト、高付加価値のコンサルティングが実現できる。画期的なビジネスモデルだ。

人間とシステムが得意な分野に集中することで、新しい働き方を先取りしている同社だが、その人材活用もユニークだ。

手を挙げた人の企画をどんどん実現していく。そこには年齢も国籍も性別も関係ない。
20代の役員もいれば50代のベテランもいる。
チームで業績を評価するので、新人のひたむきな努力と、マネージャーの的確な指導がそれぞれ生きるような組み合わせになっている。コンサルタントは日々の活動を共有しているので、まったく違う地区のマネージャーから支援のコメントが届くこともざら。その「うっとおしいぐらい」のおせっかいが、新人の急速な成長を支えている。

そして、新しいサービスの多くは、社員が企画したものやこっそり作ったプロトタイプがもとになっている。「このアイディアは面白い！」と思えば、資金も人材も一気に投入し、全社的なプロモーションで製品化を強力にバックアップしてくれるのだ。

ユニークなビジネスモデルで、3800社を超えるクライアントを変革してきたNIコンサルティング。短期間でこれだけのビジネスを展開してきたのは、なにもビジネスモデルのユニークさだけでは無いようだ。

毎年新卒採用を続ける同社。一方、中途採用でも優秀な人材が門を叩いて入社をしているようだ。
銀行、製薬会社、大手イーコマース企業そして人材系最大手R社などから。いわゆる就職偏差値上位の企業から、前職で力を持て余した人材たちが集まってきている。

そんな優秀な人材から啓発され新人が磨かれ、新人の活気が中途採用組を活性化する。

ここには、クライアントを誰よりも元気にすることをめざし、多様な人材が切磋琢磨する環境がそろっていたのだ。