メディアインクルーズ株式会社

2003年に設立したメディアインクルーズは、モバイル向けソーシャルゲームの企画・開発・運営を手掛けており、変化の激しいIT業界の中でも成長し続けている。

ここ近年では、2012年秋リリースの「幽☆遊☆白書 -魔界統一最強バトル-」が117万DLを超え、今なお熱い支持を受けている。また、オリジナルタイトル「ビーストバトルクロニクルゼロ」はメジャーな賞を二度受賞するなど、業界からも高く評価されている企業だ。

現在はソーシャルゲーム事業を専業としているが、創業当初はレンタルCGIサービスやブログサービス等を手掛けてきた同社。
モバイル黎明期から広くITソリューションを手掛けてきたからこそ、最先端の技術を取り入れる積極的な企業姿勢、妥協を許さない高いデザイン力、広範に渡るノウハウを有していることも魅力だ。

また、リリース作品のラインナップを見ると、ゲームジャンルもターゲットも非常にバラエティ豊かである。

「ゲームとは評価されて初めて価値の生まれるもの。小さな事業所でほんの数人の社員の手で開発し始めた当社のソーシャルゲームが、今や何百万人という多くのユーザーに支えて頂けるまでになりました。だからこそ、できるだけ多くのユーザーに喜んでもらいたい。『とことん面白いゲームを創る』ことをテーマに掲げているのも、そこが社員皆の根底にあるからなんです」(小川氏)

2012年には東証一部上場のKLabグループの一員となったことで、今まで以上の企業基盤と開発体制の強化に繋がった同社。社会にインパクトを与えられるよう、さらなる展開を目指している。

大きなプロジェクトほど開発に関わる年数も人数も多くなるのが一般的といわれているが、同社のプロジェクトは、数人から多くても数十人単位で構成される。
メンバーは企画段階から自らの意見を出し合い、新しい技術やコンセプトの導入にも、誰もが積極的に挑戦できる環境にあるという。

「ヒットには、市場トレンドを掴むことと、そのニーズを形にする制作者のセンス・アイディアが重要。だからこそ、一人ひとりのパフォーマンスがキーとなります。
一方、メンバーはそれぞれの想いを作品へ最大限に投影でき、その成果に対する反響が喜びと励みになる。
個々が活きるからこそ、大きな成果と達成感に結びつくのだと思います。」

この高い自由度と主体的に取り組むバランス感が、メディアインクルーズのゲームづくりの面白さに繋がっているのだろう。


また、メディアインクルーズ創業当初から変わらない方針があるという。それが「適材適所」。

それは、好きなことや得意分野を伸ばすことは、人が成長する上で最も近道であり、さらに高いモチベーションを維持できるという考えに基づいているそうだ。
その得意分野の知識やスキルを互いに共有することで、周りのメンバーがどんどん成長していく。自分自身も他メンバーの技術や考え方に触れることで、自分一人では思いつかないような新しい発見があったり、苦手な事を克服できた上、さらにその分野を好きになることも多いという。

一人ひとりが持つ「強み」を最大限活かすことこそ、最高のパフォーマンスを生み出し続ける組織ができる。
何か一つでも「誰にも負けない自分の強みを持ちたい！」という意志・意欲が高い方や、そしてそのために自分を磨きたいという方には魅力的な企業である。

"大都市圏でのビジネス"というイメージのあるゲーム開発。その事業に、岡山スタジオ(本社)と東京スタジオという2拠点で取り組んでいることも特徴だ。
しかし、この事業のメインリソースは人材と情報であるという特性上、「どこでやるのか」という制約を感じることはあまりないのだという。

実際にここ近年はIターン・Uターンのスタッフも増加しており、同社スタッフの出身地は、北海道、東京、愛知、沖縄…と、幅広いエリアに渡っている。

技術と情報が集まる東京と、自然災害が少なく安定した環境の岡山。それぞれの制作スタジオで、のびのびと仕事に取り組める開発環境がここにはある。


【TOPICS：岡山の魅力】
◇「晴れの国おかやま」との異名を持つ温暖な気候
　降水量1ミリ未満の日が全国第1位。
◇地震・台風といった自然災害が少ない地域特性
　県内に活断層はほとんどなく、今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率も低いといわれている。また、地形上台風による被害が比較的少ない。
◇アクセスしやすい立地
　東京から飛行機で1時間15分、新幹線で3時間半。大阪から新幹線で45分。
◇食べ物が美味しい
　白桃やマスカットが有名。また、2011年のB-1グランプリでは「ひるぜん焼そば」「津山ホルモンうどん」が1位・2位に！