クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン株式会社

世界最大のヘルスケア･アウトソーシング企業である、クインタイルズ･トランスナショナル。同社の日本法人、クインタイルズ･トランスナショナル･ジャパン株式会社において、医薬情報担当者（以下MR）のアウトソーシング事業を行っている、イノベックス事業本部。<br /><br />同事業部は、グローバルに展開するクインタイルズ･トランスナショナル社の組織力とノウハウを基に、高水準のMRを大手製薬メーカー中心にアウトソーシング。“人材派遣”という形ではなく、MR業務を丸ごと請け負う“コントラクトMR”として、クライアントとパートナーシップを結んでいる。

「求める人材は、現在、MRでない方すべてです」とは、イノベックス事業本部 リクルート･グループ リクルートメント･マネージャーの野添氏。<br /><br />未経験者を採用し、医薬品の知識やプレゼンテーションスキルなど、基礎から教育を行っている同社。その約８割は異業種からの転職者で、入社直後やその後の研修、さらに現場経験を通じて、一流のMRを目指すことができる。<br /><br />「自分にはハードルが高すぎる」と感じる方も多いかもしれないが、毎年行われる“MR認定試験”において、同社の受験者の合格率は90％以上。この数字から、同事業部のトレーニングシステムや業務サポートのクオリティの高さは明らか。知識や技術を獲得する姿勢があれば、誰でもモチベーション高くブラッシュアップしていくことができるのだ。<br /><br />「住宅業界や旅行業界から転職されて、活躍している方が多いですね」とも同氏。ドクターとの信頼を築き上げていくためには、高い専門知識と地道な営業スタイルが必要とされるMR。さまざまな視点から提案を行ってニーズを汲み取り、それを形にしていくというプロセスが、無から有を生み出す両業界のアプローチと似ているという。<br /><br />「仕事は忙しいですが、土日休日がしっかり休めるのが魅力だと思いますよ」と微笑む同氏。オンオフの切り替えも大切なのである。

イノベックス事業本部におけるMRのやりがいについて、「クライアント企業から成果を評価されて、次の契約でプロジェクトの人数が増えていくこと」と語る野添氏。薬に対する喜びの声がモチベーションにつながるのは当然だが、同事業部では自分の仕事の成果を、プロジェクトの契約人数という、目に見えた形で感じることもできるのだ。<br /><br />「教育では“広く深く”を追求しているので、最初は覚えることがたくさんありますが、２‐３年やっていると、『クライアントの自社MRに比べていろんな領域を知っているな』という実感が持てるはずです」とも同氏。<br /><br />製薬メーカーのMRは自社製品の知識だけで安心してしまいがちだが、アウトソーシングというスタイルで業界を見渡している同事業部では、全てのメーカーを客観的に比較しながら、幅広い知識とスキルを吸収できるのだ。<br /><br />スタッフには常に「気持ちはプロでいるように」と声をかけるという同氏。礼儀や時間など、基礎的なビジネススキルを守らずにクライアントから評価を受けることはできず、クライアントから信頼を得られるからこそ、各スタッフがモチベーション高く業務に臨むことができるのだ。

「今後は、製薬会社ができない、イノベックス事業本部ならではの“INNOVEX WAY”を提案していきたい」と目を輝かせる野添氏。<br /><br />現在の製薬メーカーは、臨床開発費が足かせとなって“セールスにかけるコストが限られている”というジレンマが生じているのが現実。そこで同事業部は、各メーカーから医薬品を集めてイノベックスの名刺で営業活動を行う“メーカーとドクターをつなぐイノベックスならではのポジション”を目指し、日々努力と提案を続けている。<br /><br />「コミュニケーション能力と参画意識の高い方に来ていただきたいですね」と同氏。同事業部は、MRとして経験を積んだ以降、そのままMRのスペシャリストを目指す道や、トレーニング部などのバックオフィス系に入っていく道など、様々なキャリアパスが用意されているのが特徴。日々の業務やトレーニングシステムで知識やスキルを蓄積しながら、自分の目標に沿った形でブレイクできるのだ。<br /><br />医薬品における専門知識を身につけながら、MRとして社会貢献度の高いビジネスに携わることができる、イノベックス事業部。他ジャンルで達成感の高いビジネスに携わりたいと願う熱い人材に、青天井のチャンスを与えてくれる環境であることは間違いない。