株式会社セレブレイン

株式会社セレブレインは、日本オラクルの人事部門に在籍していた数名の人事プロフェッショナル達が2000年10月に立ち上げた企業である。彼らは、わずか数名からスタートした日本オラクルを約10年間で数千名規模に拡大し、さらには東証一部上場をも実現した。この過程において、企業が成長していく上での経営面・人事面での課題や困難を経験した彼らは、その経験を活かすことで、あらゆる企業の人事戦略遂行をサポートしたいと考えた。それが同社の設立につながったのである。現在の同社には、前職で人事業務を行なっていた人や、大手人材関連企業に勤務していた人などが参画し、活躍している。

人事・経営コンサルティング事業を主軸とし、教育、採用、福利厚生などのコンサルティングへと事業の幅を拡大してきた同社。その活動を支えてきたのは、「企業や経営者が目指す事業ビジョン実現のために『最適人材』が『最大価値』を生み出す人事の仕組みづくり」を支援していくという精神である。また、セレブレインのコンサルティングは「机上の空論」では終わらない。実際、大手の人事コンサルティング会社を利用した際に「確かなことは言っているが実現可能性が極めて低い」と不満を抱えていたクライアントからのコンサルティング依頼がとても多いのが特徴だ。

「Celebrain」とは、「Celebrity名声、選ばれた人」と、「Celebrated賞賛される」、そして「Brain頭脳」を組み合わせたオリジナルの言葉で、「賞賛される企業のためのパートナー（ブレーン）」という意味だという。同社では、経営者と社員が誇りをもって生き生きと働くことで成長する未来型企業を「Celebrated Company to Work」と呼んでいる。組織全体はもちろんのことながら、働く社員ひとりひとりにフォーカスできるようなコンサルティングもセレブレインの強みである。

同社の主軸となる事業は、人事・経営コンサルティング事業と、人材紹介・キャリアコンサルティング事業である。

人事・経営コンサルティング事業では、企業が成長する上で避けて通ることのできない三つの課題について、解決策を提示している。

一つは、「人事政策・人事制度」における課題。具体的には、人事評価・給与制度の設計、運用などを高い専門性をもって支援している。二つ目は「教育・研修」。ここでは、セレブレインの人材育成の基礎である3C （Communication、Consensus、Commitment）メソッドを軸に、リーダーシップ、コミュニケーション、スペシャリティー、そしてマネジメントと、あらゆる能力を養成するプログラムを展開している。三つ目の課題が「採用」である。入社した社員が継続的に高いモチベーションを持ち続けられるような採用を実現することが目的であり、戦略的な採用計画の立案から面接指導まで、幅広く採用実務をサポートする。

同社では豊富なノウハウと実績を持つコンサルタントが、いずれの課題においても、経験に基づいた安定感のあるコンサルティングを提供し、多数の大手企業・成長企業・上場前後の企業の成長を支えている。また、その実績が次の顧客とリピートを呼ぶ良いスパイラルができている。

もう一つの事業である人材紹介・キャリアコンサルティング事業。同事業が大手顧客に支持されている理由は、「求人内容を単純に経歴等で判断せず、企業が何を求めて採用しようとしているか、その本質を理解する」ことによって実現されるベストマッチングが成立しているからだ。一見シンプルなことが、実は最も効果的であり、最終的に企業にも採用候補者にも満足を提供することにつながる。このように本質を見きわめた業務を行なえることこそが、同社の強みなのである。

同社のコーポレートカラーはグリーン。これは、しなやかさと強さをもって成長し続ける青竹のイメージだという。確かな人事の仕組みに支えられた企業が、市場にしっかりと根をおろして、青竹のように成長していけるように支援をしていくことが、同社の使命なのだ。

社員と言葉を交して感じるのは、アグレッシブさだ。社風を尋ねると「社員ひとりひとりにやりたいこと、実現したいことがあり、それにむかって進んでいる」「自分の意見は誰に対してもはっきり伝える社風」「フラットな社風」などの意見が多くあがった。常にトップダウンで何かが発令され、実行されるのではなく、社員自らが提案を行い、積極的に動く社風があるようだ。それだけ個人の裁量は大きく、常に考えて動くことが求められる。

同社は現在、成長過程にある。だからこそ代表の髙城氏は、これから入社する社員に、「自分たちが一緒に会社を大きくしていくんだという当事者意識を持っていて欲しい」と言う。ここはまさに、自分がどうなりたいか、だけではなく、会社をどうしていきたいかについて考えられる人が、大きく飛躍できる職場なのだ。

同社の社員として、人事や人材のコンサルティングに携わっていけば、多くの企業を活性化させる手ごたえを感じられるはずだ。そんな仕事にやりがいを見出せる人であれば、同社の優秀な仲間達と切磋琢磨して早いスピードで成長していくことが可能だろう。