代表取締役 藤木 寛人氏

独立・起業するまでのキャリアは？

大学卒業後、パソコンもロクに使えなかった私が最初に就職したのがシステム開発会社。転職雑誌で見つけた「人の人生を変えるお手伝い」というキャッチコピーに惹かれたのがきっかけでした。 営業職として採用され、SES現場へのアサインとエンジニアフォローが私の役割でした。 以来、これまで二十数年間、ずっとシステム開発(SI)界隈に携わっています。 当時のSI業界は、長時間労働、多重下請け構造、35歳定年説が当たり前で、今よりもっとブラックな業界でした。 どんどん進化する技術を追うのはもちろん、深夜残業は当たり前、ピーク時には徹夜も発生するような労働環境で、大変な仕事だなと思っていました。 それでも自分たちが作るシステムによってお客様の笑顔を見ることが嬉しくてプログラムを書くエンジニアたちを尊敬していました。 それと同時に、エンジニアのスキルによってお金を稼ぐ企業が、もっとエンジニアの人生に向き合うべきではないかという想いを強く持つようになりました。

株式会社エミシスを立ち上げたきっかけは？

最初の会社を5年で退職し、エンジニアの人生にもっと向き合うべく共同経営の会社を2社立ち上げました。しかし、私が代表ではなかったこともあり、いずれも「エンジニアの理想郷を創る」という私の想いを果たせそうになく、志半ばで離脱してしまいました。 その直後、妻が大病を患ったため、半年間、子育てや家事に専念していました。そんな折、最後の会社で一緒に働いていたエンジニアから「いつ次の会社を立ち上げるんですか？」という連絡をもらいました。話を聞くと、私が辞めた後、新たに会社を立ち上げると思っていたようで、移籍するために待ってくれていたんです。 IT業界しか知らないので可能性を広げるためにもIT業界以外で働くことも視野に入れていましたし、自分が社長をするなんて想像もしていなかったのですが、そのエンジニアの想いに応えたい一心で当社を立ち上げました。

どんなエンジニアに入社して欲しいですか？

一緒にＳＩを盛り上げてくれる人ですね。 エンジニアとして何を作るかも大事ですが、何を達成するかにスコープすれば、世界は広がります。 自分がやってみたいプログラミング言語が上手くなるのは楽しいですね。 スピード感をもって生産性高く製造して頂けるのは非常に助かります。 しかし生成ＡＩが台頭していく将来は、大部分は取って代わられることになるでしょう。 多くのエンジニアの方は、もっと上流、ビジネスレイヤーと言われる領域がどれだけクリエイティブで楽しい仕事か、あまりご存じないのではないかと思います。 お客様の課題や達成したいことに対して、自身や仲間のＩＴ知見をフル活用して解決策を提案し達成することによって、お客様から「凄い！」「ありがとう！」と直接言ってもらえることは、プログラミングでロジックを書き上げた時にも負けない達成感があるでしょう。 これを繰り返し、お客様の業績をどんどん上げていくことを想像したら・・・ どうですか？ 楽しいですよね！ そこに喜びを見出せるエンジニアの方であれば、是非当社で活躍して頂きたいと思います。 もちろん、技術を蔑ろにするつもりはありません。 当社のエンジニアはＰＭであっても今なお現役で最新の技術でプログラムを組むことができます。 ちゃんと技術をキャッチアップしているのです。 そうでなければ、難易度やボリュームを考慮しないスケジュールや金額で受注してしまうことになり、結果プロジェクトメンバーやお客様を困らせてしまいます。 ビジネスも技術も欲張りたい。 そんなフルスタックなエンジニアになって活躍したい方は、是非とも当社のドアを叩いてください。

人生で大切にしていることや座右の銘を教えてください

幸せになることです。 誰しも幸せに生きるために生まれてきたはずです。 では幸せとは何か？ お金をたくさん稼いだり、地位や名誉を得ることでしょうか。 もちろん、幸せを構成する要素として間違ってはいないと思います。 でも、お金を稼ぐこと ＝ 幸せ ですか？ 地位・名誉 = 幸せ ですか？ 恐らく大部分の人がそうではない、と仰るでしょう。 私の考える幸せとは、自分のもっている力が誰かのためになることです。 誰かを喜ばせることができれば、ありがとうが返ってきます。 自分が誰かのためになる、そのこと自体が嬉しいですし、ありがとうが返ってくればもっと嬉しいですね。 そうすると「よーし、もっと喜ばせてあげよう！」と自分を高めるわけです。 自分が高まるともちろんもっと大きなありがとうが返ってくる。 これを繰り返している人が不幸せでしょうか？ やりがい、生きがいをもって充実した人生を送っていることでしょう。 自分を高めていて相手を喜ばせている人が仕事が下手でしょうか？ お客様や仲間に信頼されていることでしょう。 そんな人の給料が安いでしょうか？ 相応に高い給与が支払われていて然るべきだと思います。 お客様や仲間に信頼され、相応しい高い給料をもらえる。 つまり最初に挙げた要素は達成できていますね。 でも残念ながら、どんな会社に居てもそれが実現できるわけではない。 経営者の考えや企業風土が大きく影響すると思います。 私はこの「幸せ」を実現できる会社を、情熱をもって追求していきたいと思いますし、同じような想いで一緒に生きていってくれる仲間と仕事をしたいと思っています。 「成功とは、自分のやっていることに情熱を感じられること」 リンダ・ロダン

転職を考えているエンジニアへ、メッセージをお願いします！

第4次産業革命、Web3.0、生成ＡＩ・・・ 毎年のように新しい常識が生まれるＩＴの世界。 キャッチアップは大変ですが、大きなチャンスであることも間違いないと思います。 私たちエンジニアは、それらに順応するのが簡単ではない企業や人を助けるヒーロー・ヒロインです。 その素晴らしい能力と経験を、もっと磨いて大いに価値を発揮してください。 そうすれば、世の中はもっと明るく、笑顔に満ち溢れるはずです。 そういうことを本気で目指している会社を選ばれることが、幸せなエンジニアライフに繋がると思います。 素晴らしい転職が成されますことを心よりお祈りしております。