株式会社ゼネット

1998年に設立し、2023年には第27期を迎えた株式会社ゼネット。創業以来、取り組んでいるSES事業において、大手ベンダーから27年間継続して受託する等、その技術力の高さには定評がある。

「光り輝くスペシャリスト集団として成長し続ける企業を目指し、お客様の喜びを創造し社会に貢献する」を企業理念に掲げる同社。高いソリューション力と技術力を持つ「技術者集団」であり、任される案件の規模も着実に大きなものになっている。

「高度IT技術力を活用し、社会が必要とする企業を目指す」というビジョンの下、時代の変化と社会の要望に合わせて変化を続けてきた同社だが、ここにきて大きな変革のタイミングを迎えている。

「クラウド・ソリューション事業部の拡大を目指し、当社のソリューション力・技術力をエンド様向けに『直請負』で提供する事業形態への転換を目指します」と話すのは、取締役副社長の石川忠行氏。

それを実現すべく、30期に向けた取り組みとして、「新事業方針」「新提供サービス」「体制強化」「教育体制」の四つのミッションステートメントを表明している。

それぞれを順に見ていこう。

まずは一つ目のMissionである「新事業方針」だが、同社は「自社受託開発」という大きな目標を掲げている。

SES事業で培ったソリューション力や技術力を「直請負」で提供することで、時代の変化に合わせた新たな価値創出に向けチャレンジを加速させる考えだ。

そして今回の募集は、その新事業を推進する次期グループリーダー候補のためのものとなる。AWSやGCP等のクラウドの先進技術を中心に展開していくことになるため、自己成長を望む意欲の高い人や、マネジメント経験を積みたい人にとっては、非常に大きなチャンスが掴めるはずだ。

二つ目のMissionが「新提供サービス」で、具体的にはセールスフォース社が提供するPaaS「Heroku」やCRMについて追求していく方針で進めている。そのために、2024年中にはセールスフォース社のコンサルティングパートナーを取得予定。

「もちろん、今回募集する次世代のメンバーにもこのパートナーメンバーとして参加していただく予定です。当社にはクラウドの技術力を持つメンバーが既にいますので、その知見についての教育サポート体制は万全です」（ITソリューション事業部　クラウド・ソリューション部/企画推進グループリーダー・守田尚俊氏）。

このような、いわば「Newゼネット」への大変革を進めるためにも「体制強化」は必須だ。それがMissionの三つ目となる。

「会社の規模を拡大させ、体制強化と先端技術力の強化を進めていきます。具体的には、30期までに社員数を50名にまで拡大し、パートナーの数は倍増させる予定です。それに伴って売上拡大も見込んでおり、今期は約3億円を達成していますが、それを5億円規模にまで拡大させる計画です」（石川氏）。

もちろん、そのための下支えとなる教育体制の強化にも力を入れていく。

「先端技術力を高めるには、専門知識の育成が必要なのはいうまでもありません。そのために、会社としては独自の資格取得支援制度を用意し、資格取得をサポートしていきます。個人のレベルアップは会社のブランド力向上に間違いなく繋がります。社員の成長が会社の成長を後押しする体制をしっかり作っていきたいと考えています」（守田氏）。

これまでも、技術への投資は惜しまず行ってきた同社。社員からの要望や提案にもしっかり耳を傾けながら、社員の成長をサポートしていく考えだ。

同社はこれまでにも、様々なソリューションを提供してきた。「以前はレガシーから脱却できずにいたんです」と話す守田氏だが、新技術への対応は着々と進んでおり、メンバーの知見も広がっている。

テクニカルプラットフォームにおいては、近年はクラウドや仮想基盤がメインとなっており、ITインフラのシステム設計・構築から技術サポート・運用/保守サポートまでを一貫対応している。創業以来、同社が設計・構築を手掛けたサーバーの数は数千台になるという。

OSSソリューションにおいては、JavaやJavaScript/Typescript、Python、Rust等のオープン開発言語を使用したBFFアプリケーションおよびAIの開発を手掛けるアプリケーション開発や、Kubernetes、Dockerを使ったマイクロサービスおよびCI/CD基盤開発を行うマイクロサービス開発等を手掛ける。また、OpenStackやKVM、LXDを使った仮想化基盤開発にも力を入れている。

さらには、情報セキュリティマネジメントシステムやプライバシーマーク制度の認定取得の際に、ノウハウの提供や情報セキュリティに関するコンサルティングや認証取得、取得後の維持までをトータルにサポートするセキュアソリューションも行っている同社。

仕事のやりがいについて、守田氏は次のように話す。

「とにかく、お客様から直接、『ありがとう』『とても助かりました』と感謝されることが多いです。仕事に対する達成感があり、満足感や信頼感を得る場面も多々あります。それは技術者としての誇りを感じる場面でもあると思います」

同社の人事制度は、透明性を重要視している。人事評価制度に沿って行う年1回の査定では、独自のSDPシートを活用。売上に対する貢献度やお客様からの評価をはじめ、勤務状況や個人のスキルアップへの取り組み等を細かくチェックする面談形式で行っている。

「人事評価の内容はもちろんですが、貢献度の高い社員については年2回の賞与でもしっかりと還元される仕組みです。職級給や号俸（号数）で給与アップを実現できます」（石川氏）。

30期に向けた「Newゼネット・ミッションステートメント」へのチャレンジは、まだ始まったばかりだ。実現に向けては、新たな人材の力がまだまだ必要だ。特にマネジメントに興味のある人が急募となる。

「会社が大きく変わるタイミングだからこそ、いろんなチャレンジができる面白いフェーズだと思います。マネジメントに与えられる裁量も大きいですし、経験を積みたい人はぜひチャレンジしてほしいです」（守田氏）。

「将来を見据えて自分のスキルレベルを上げることは当然ですが、そこに高度IT先進技術力を合わせることで、エンド直請けの案件受託が可能だと考えています。将来のNewゼネットを一緒に作りたい方は、ぜひ一度、お話しする機会をいただきたいです」（石川氏）。