株式会社翔泳社

翔泳社の始まりは1985年、パソコン関連書籍の出版事業からのスタートしました。そこから出版ジャンルを少しずつ拡げていき、資格、デザイン、ビジネス、生活実用など他の様々なジャンルの出版も数多く手がけるようになってきました。

インターネットが拡大しつつあった1999年には、早くも自社独自のECサイトである『SEshop.com』を開設。20年以上が経った今も、メディア事業の中核を担う通販サイトとして続いています。

2001年には『Harvard Business School Press』シリーズの第一弾として『イノベーションのジレンマ』を刊行。「破壊的イノベーション」という概念を解き明かしたこの書籍は、現在も売れ続ける超ロングセラーとなり、経営に関心のあるビジネスマンの間で一大ムーブメントを引き起しました。

2003年には、ソフトウェア開発者のためのカンファレンス『Developers Summit』の第一回を開催。最新技術のトピックやロールモデルとの出会いを創出する日本最大級のデベロッパーの祭典として今も毎年開催され、人気を博しています。

2005年には同社初のWebメディアである、システム開発者向けの『CodeZine』をオープンしました。その後、オンラインマーケティングのための『MarkeZine』、企業のITリーダー向けの『EnterpriseZine』など、テーマに特化した専門性の高いWebメディアを次々にオープンし、運営中の自社メディアは10サイトを超えています（2023年7月時点）。

2006年に分社化して親会社は「SEH&I」として東証スタンダードに上場。子会社の「翔泳社」が屋号を引き継ぎました。

40年近い社歴の中で続けてきたのは、常に時代が求めるテーマを深掘りし、わかりやすい形で読者に伝えること。紙の出版にこだわらず、コンテンツを届けるのに最適な方法を探し続けてきました。その結果、「出版だけじゃない、出版社」として、業界でも珍しい独自のメディア展開を行う“コンテンツカンパニー“のポジションを確立し今に至ります。

今後も、出版、電子書籍をはじめ、好調なWebメディアやイベントなどオンライン関連事業の拡大も視野に、生成AIなどのテクノロジーの進化がもたらす社会的な変革にすばやく対応し、成長し続けられる組織でありたいと考えています。

翔泳社のWebメディアは、立ち上げ当初からほぼ全てがオリジナルのシステムとして社員エンジニアが内製開発したものです。記事配信システムから、ECサイトや管理系のシステムまですべて社員が協力し合って支え合いながら開発・運用しています。今まで以上に、会社の成長速度を加速させるため、内製化の強みを活かしながら、事業展開を下支えする社員エンジニアの力が必要不可欠となっているのが現状です。

翔泳社では『コンテンツで人と社会の可能性を拡げる』をミッションとして掲げています。
人と社会により良い変化を起こすような、役に立つコンテンツを創造し、世の中に貢献していくことが我々の使命です。

知的好奇心旺盛な方や、自己研鑽に積極的な人々に向けて質の高い情報をタイムリーに届けるとともに、我々の作ったコンテンツが支えとなり、読者の成長や活躍する未来を後押ししたいという思いが、このミッションに集約されています。

また、当社はテクノロジーにフォーカスしたコンテンツづくりをしているのも特徴です。これまでもインターネットやスマートフォンといった新しいテクノロジーが社会やビジネスを変革してきました。今後も生成AIなどの技術変革が絶え間なく続いていきます。そのよう時代の流れにあって、出版やWebメディア、イベントという多様なチャンネルを駆使しながらマルチに情報を発信していくには会社としての「エンジニア力」がますます重要となっています。

コンテンツが好きで、価値判断の軸があり、人の役に立ちたいと考えている人にはマッチする会社です。エンジニアであれば、仕様通りにコードを書くところから、さらに一歩先の課題解決に向けて、社員とともに能動的に行動できる方。それが翔泳社の求めるエンジニア像です。

中途入社したシステム開発課所属のエンジニアに、転職理由について聞いたところ「技術選定の自由度が高く、ユーザーである社員と直接話しながら、仕様などを自分たちで決めてやっていけることにやりがいと責任を感じています」とのこと。自由にやれるからこそ、業務では一定のバランス感覚が重要となります。技術を使うこと自体は自由でも、運用がやりづらくなってしまっては社員が困ってしまうため、開発のゴールは共有しながら、保守性も考えつつ設計、実装する能力が求められます。

開発内容は自社サービスの開発が100%で、受託開発は一切行っていません。エンジニアの具体的な職務としては、社内の各方面からのシステム上の要望や不具合について、日々改修・改善を行うことがメイン。出社日の設定やリモート制限は設けておらず、自身の裁量と必要に応じて決められるワークスタイルです。組織の階層は深くなく、上司、役職者とでもフラットにコミュニケーションがとれる環境です。slackやZoomを使ったオンラインコミュニケーションの他、オフラインでもカジュアルに会話が交わされる明るい雰囲気が持ち味となっています。

またチームの規模感がコンパクトであるため、各人の職域の範囲は柔軟になっており、希望次第で、設計やコーディングだけでなく、インフラやネットワーク周りなどにも携われます。これからのWeb技術も学びつつ、フルスタックエンジニアを目指すようなエンジニアには最適な環境になっています。

会社としては、一年に一度、成長が見られた社員へ社長賞やMVP賞を賞金とともに贈る表彰制度があり、社員の自己実現や成長を奨励しています。他にも、資料として必要な書籍は自社書籍以外も購入可であったり、オンライン英会話の費用や、資格取得の受験料を会社が補助するなど、学びへの理解と手厚いサポートを会社全体で行っています。

専門性が高く、競争力が高いコンテンツが作れることが当社の強みです。コンテンツ発信に興味を持ち、そこを下支えする社内エンジニアは表にこそ出ないのですが、非常に重要な役割を担っています。少しでも興味を惹かれる部分があったならば、ぜひ一度お話を聞きに来てください。