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ワンディー株式会社

  • IT/Web・通信・インターネット系

日本最大規模の歯科医療プラットフォーム『1D』で1億人の健康に貢献

上場を目指す
自社サービス製品あり
シェアトップクラス
カジュアル面談歓迎

企業について

日本最大規模の歯科医療プラットフォーム『1D』を運営する、ワンディー株式会社。2018年のリリースと最後発ながら、いまや日本の歯科医師の約4割が会員として利用するまでに成長し、有料プレミアム会員も1万人規模に達している。
その急成長は、「コンテンツ、プロダクト、マーケティングの3軸でしっかりとPDCAを回し、グロースハックを徹底してきた成果」(代表取締役会長で歯科医師の松岡周吾氏)だ。だが同社にとって『1D』は、ゴールではなく“起点”である。

日本の歯科医師は約10万人。一方、歯科医院は全国に約7万カ所を数え、その大半は院長が一人で営む「個人商店」としてロングテール状に分布している。医療界には大手の情報プラットフォーマーが複数存在する一方、商流の異なる歯科領域にはこうしたプレイヤーが長く不在だった。『1D』は、この情報の非対称性を解消するメディアとして歯科医療従事者の支持を集め、結果として「歯科医師の4割」という他に類を見ない巨大な流通網(ディストリビューション)を築き上げた。

そしていま同社は、この流通網を基盤に事業を多角的に広げるフェーズへと舵を切っている。なかでも注力するのが、AIプロダクト群だ。

その一つが、保険算定を最適化するAI×SaaS。歯科の保険診療は膨大なルールが2年に一度改定され、現場は本来請求できるはずの診療報酬を取りこぼしがちだ。同社のプロダクトはこれをAIで最適化し、医院の収益改善に直結させる。さらに開発を進めるのが、歯科診療のオペレーションそのものに踏み込む“エージェンティックAI”である。
「歯科医師は、臨床以外の事務や経営管理といった業務に労働時間の約半分を費やしているのが実情です。たとえば口腔内を診査した音声をAIが解析し、自動でカルテに記載する——そうやって非臨床の負荷をAIが肩代わりできれば、歯科医師は本来の臨床に集中できます。AIは30年に一度のチャンス。歯科医療のオペレーションを、まるごと作り変えにいきます」(松岡氏)

加えて、自ら「最強の歯科医院」を運営するクリニック事業(DSO)も始動。2025年11月には1号店を開業し、メディアやSaaSで培った知見をリアルの診療現場に還元しながら、分院展開を見据えている。

国内5兆円規模といわれながら、支配的なプレイヤーが存在しない歯科市場。その空白地帯で、巨大な流通網と「歯科医療従事者にどう届け、どう売るか」のノウハウを掛け合わせ、新しいプロダクトを次々と立ち上げられること——これこそが同社の構造的な強みだ。2026年には黒字化も達成し、既存事業で生んだキャッシュを新規事業に再投資する循環モデルへと移行。メディアからAI、そしてリアルの診療まで、歯科医療そのものをアップデートする挑戦が加速している。

メディアプラットフォームを起点に成長してきた同社は、現在、歯科の臨床そのものをAIプロダクト群で作り変えるフェーズに入っている。国内5兆円規模の歯科業界に変革を起こすことが、同社の挑戦だ。

2026年6月現在、同社の従業員数は88名。プロ意識の高い個人が集まるマチュアな組織であると同時に、AIネイティブな組織であることも大きな特徴だ。エンジニアやデザイナーといったスペシャリストに加え、社内には複数の歯科医師などのライセンス保有者が在籍している。

プロダクト開発はGo / Next.js / GraphQLを中心としたモダンな技術スタックで進め、エンジニア9名・PdM1名・デザイナー1名という少数精鋭、全員がフルスタック志向で開発に臨む。VCからの調達に頼らない自己資本経営で黒字を維持しながら高い成長を続けており、今後は海外展開も視野に入れ、デカコーンを志向して事業を拡大している。

その風土作りの基軸として、次のValuesを掲げている。

●大胆かつワイルドに
データやファクト、エビデンスに基づいた「連続的な改善」を重視する一方で、大胆かつワイルドに100倍の価値創造をねらう「非連続的な改革」を志向します。
●最速で最大の価値を創る
常にスピード感を持ち、最速でアクションを重ねていくことで、歯科医療業界のみならず社会全体に対して最大の価値・インパクトを与えることを目指します。
●1億人のために働く
歯科医療プラットフォームを作るということは、1億人の健康に繋がっているという矜持を持って仕事をします。

このValuesは、日頃の社内コミュニケーションを通じて浸透・促進を図っている。
「当社ではDMやプライベートチャンネルはほぼ使わず(DMはHRや労務などプライベートな情報のみ)、やり取りの大半をパブリックチャンネルで行っています。会社の業績や細かなKPI、意思決定のプロセスまでフルオープンにすることで、フルリモートでも透明性と意思決定スピードの高い状態を保てています」と、代表取締役社長の石橋裕大氏は話す。ちなみに、オンラインのミーティングは業務に終始しがちななか、同社ではあえて業務以外のコミュニケーションを目的とするミーティングも行っている。

オフィスは港区西新橋(虎ノ門リンク3F)に構え、ウェビナーや番組配信に使える環境も備える。フルリモート体制のなか、対面でのコミュニケーションが必要なときや気分転換をしたいときに活用するメンバーが多い。

そんな同社が求める人材像について、石橋氏は次のように話す。
「人材育成ポリシーとして、一つ上のポジションのタスクを少しずつ任せ、ストレッチしてもらうことが挙げられます。したがって、自ら打席に数多く立とうと積極的に行動する、成長意欲の高い方に来ていただけると嬉しいですね」

「歯科医療の業界は変化のスピードが遅く、当社が改善していける余地は非常に大きい」と石橋氏。歯科医療界を変えることで社会に役立てるなら、大きなやりがいを感じるに違いない。

ワンディー株式会社を創業し、現在は代表取締役会長を務める松岡周吾氏。歯科医師でもある彼の原点は、高校時代に故郷で目にした光景にあった。

1992年に千葉県銚子市に生まれた松岡氏は、高校時代の2010年、地元の財政危機による私立病院の閉鎖といった厳しい状況を目の当たりにする。地域や社会のために何ができるのかを考えていたとき、「歯科医療が起点となって全身の健康を支え、地域社会に貢献する」というモデルを実践している歯科医院が、財政再建中の北海道夕張市にあることを知る。関心を持った松岡氏は、高校生ながら何度もこの歯科医院に足を運び、話を聞いた。そして、自らも歯科医になることを志す。

虫歯や歯周病といった歯科疾患は、糖尿病や誤嚥性肺炎、認知症といった全身の疾患を引き起こす原因の一つであることがわかっている。つまり、歯科疾患を改善する治療や口腔ケアは、全身の健康維持に極めて重要な要素なのだ。これは内閣府の通称「骨太の方針」にも示されており、松岡氏が社会に貢献する手段として歯科医を選んだ理由ともなった。

一方、歯学部の学生時代から趣味でプログラミングを行い、アプリ作りを楽しんでいた松岡氏は、歯科医師国家試験の対策アプリを開発する。これが新卒歯科医師の約80%が利用するまでにブレイクした。

2016年に歯科医師免許を取得後、東京歯科大学大学院博士課程に進学し、医事衛生法規や歯科医療管理、社会保障制度など歯科保健医療が抱える問題を専攻。そして翌2017年に大学院を中退し、同社を創業した。その動機を、松岡氏はこう語る。
「臨床現場で個人として手を動かすよりも、アプリやメディアを運営したほうが世の中にインパクトを与えられるのではないかと考えたのです。そこで、情報の非対称性を解消する情報プラットフォームを構築し、アプリで獲得した新卒歯科医師を基盤に、ユーザーを広げていこうと考えました」

こうして2018年に『1D』をリリース。ウェビナーや広告・販促、人材採用といった機能を提供しながら会員を広げ、いまや日本の歯科医師の約4割が利用するプラットフォームへと成長した。そして近年は、ここで築いた巨大な流通網を基盤に、保険算定を最適化するAI×SaaSや、歯科診療のオペレーションそのものに踏み込むエージェンティックAI、さらに自ら歯科医院を運営するクリニック事業へと、事業を大きく広げている。

松岡氏が描くビジョンは、立体的だ。プラットフォームの機能を患者獲得や物販・D2C、金融・保険へと拡張し(X軸)、会員数を増やして「面」を広げながら、蓄積したユーザーの行動データをサービス開発やマーケティングに活かす(Y軸)。そして、その面を海外へと展開し(Z軸)、グローバルな歯科プラットフォームへと発展させる——その先に、歯科医療を起点に人々の健康を支える社会を見据えている。

「現在まで、VCなどから資金調達することなく、ほぼ自己資金で運営してきました。だからこそメンバーの意見を反映させやすく、意思決定が極めてスピーディーである点も、当社の強みだと自負しています」(松岡氏)。自己資本で黒字を保ちながら成長を続ける同社は、将来的な株式上場(IPO)も視野に入れている。

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企業情報

会社名

ワンディー株式会社

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、上場を目指す、自社サービス製品あり、シェアトップクラス
資本金

3565万円

設立年月

2017年01月

代表者氏名

代表取締役 石橋裕大

事業内容

ワンディーは、歯科医師の3人に1人が登録する日本最大規模の歯科医療プラットフォーム「1D」の求心力を中核とし、臨床支援事業やマーケティング支援事業などの付随サービスを展開しています。

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

88人

平均年齢

35歳

本社住所

〒105-0003 東京都港区西新橋2-11-13虎ノ門リンク3F

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