アートディレクター I氏 アートディレクターとして活躍するイラストレーター。ホラー映画とホラーゲームが好きだが、作画するイラストはとてもかわいいタッチを得意としている。

ゲーム業界に興味を持ったのはいつ？

小学生の頃からゲームが大好きで、自分が描いた絵を飛んだり跳ねたり自由に動かしたいと思い、デザイン系専門学校でゲームイラストを勉強しました。卒業後は、モバイルコンテンツを制作する会社に入り、キャラクターコンテンツのイラストやアニメーション制作に携わりました。ゲームも好きでしたが、ファンシーキャラクターも好きで、イラストを描く仕事はとても楽しかったです。 3年間働いて独立し、フリーランスデザイナーに。引き続き同じ会社でイラストを描かせてもらいました。正社員で働いていると、イラスト制作以外の業務もあり、イラストに集中できる環境で働きたいと、フリーランスの道を選びました。7年間、フリーランスのイラストレーターとして働き、子供の頃からの夢を叶えるために、ゲームアプリ会社に入社しました。

スタープリンスへ入社した経緯は？

フリーランスのイラストレーターとして活躍しながらも、ゲーム開発に携わりたい気持ちはずっと持っていました。とはいえ、ゲーム開発未経験でゲーム業界に入るのはハードルが高く、実戦でゲーム開発を学ぼうと、ゲームアプリ会社に入社しました。私が入社した当時、その会社はまだ小さな組織だったこともあり、いきなりアートディレクターに。キャラクターや背景、エフェクト等、デザイン全般を手掛けました。 6年間働いて、別の会社で働きたいと思っていた矢先に、共に働いたことのある、当社代表の伊藤に声を掛けられ、当社に転職しました。茨城県の出身で、つくばは馴染み深い土地でもあり、入社を決めました。

スタープリンスの働き心地は？

私は当社で三人目の社員。今でも10名に満たない小さな会社です。そのため、組織運営が柔軟で、リモートワークやフレックスタイム制を導入し、残業はありません。有休も取りやすいです。ワークライフバランスを保てる会社だと感じています。 規模が小さい会社なので、一人ひとりの業務範囲が広いです。私は、キャラクターや背景イラストだけでなく、アニメーション等も担当しています。自分のスキルがそのままゲームのクオリティーに反映されるため、責任を感じる一方で、やりがいも得られます。イラストのテイストやキャラクターデザインにおいて、ゼロから決められるのも、仕事をしていて楽しい点です。

ゲームを開発する上で大切にしていることは？

ゲーム開発ではクオリティーも大事ですが、同じくらい制作期間も重要です。制作期間は、そのままコストになります。だから、少ない工数で最大のパフォーマンスが出る作画方法を常に模索しています。Photoshopで仕組みを作っておくなど、複数のデザイナーで作業してもタッチの差が出にくい作り方も考えています。 当社は、SNSアプリからゲームアプリの開発にシフトしようとしています。SNSアプリの収益をもとに、ゲームアプリを開発し、早い段階でヒット作を作りたいです。今はとにかく実力を磨くこと。ヒット作を作るには、流行の先を読むことも大事です。イラストにも流行があるのですが、それを追い掛けてゲームを開発すると、リリースする頃にはブームは終わっています。今の流行の先にはどんなものが流行るのか、しっかり考えて見極める必要があります。SNSで注目されているイラストを追っていると、流行の移り変わりが見えてきます。

趣味は何ですか？

最近、夢中になっているのは「アートトイ」のコレクションです。版権キャラクターや、オリジナルキャラクターをデフォルメしたフィギュアで、日本のカプセルフィギュアよりも一回り大きくて存在感があり、何よりもデフォルメされてかわいいです。世界観もしっかり確立されており、ついついネットで購入してしまいます。既に100体以上のフィギュアを集めており、机の周りに飾って仕事をしています。ゲーム開発ではキャラクターをデフォルメすることも多く、デフォルメの勉強にもなり、趣味と実益を兼ねています。 ゲームと映画も好きです。かわいいイラストが得意なのですが、実はホラーが好み。ゲームも映画もホラーが好きです。オススメのホラー映画を、みんなで雑談するミーティングの時に紹介しています。週に2回、雑談ミーティングの時間が設けられているので、リモートワークでもメンバーとコミュニケーションが取れます。