サラヤ株式会社

2020年には、世界中で新型コロナウイルスが広がり、世界の様相が一変しました。2021年に至ってもコロナの終息には、しばらく時間がかかりそうです。そこで、いまニューノーマルを模索しながら、新しい社会を目指す動きが加速しています。

トランプ前アメリカ大統領は、アメリカファーストというスローガンで、自国第一主義を推進し、世界の多くの国々がそれに追随しましたが、2020年11月の大統領選挙で選出されたバイデン大統領によって、これがどう変わるかに注目をしたいと思います。そして世界をリードするアメリカが、グローバルな観点から、地球温暖化や生物多様性の減少などの諸問題に取り組み、また自国のみならず世界経済の発展に積極的に関与されることを望みます。

いま地球の持続可能性が問われている中で、多くの国々がその対応に取り組み始めていますが、まさに時間との戦いが始まっており、種々の対応に、協力と連帯、そしてスピードアップが必要です。サラヤにおいてはSDGｓへの対応を切り口にして、持続可能性に挑戦する様々な事業を推進しています。その中で、2021年からも主には、①ボルネオでの生物多様性の保全活動 ②ウガンダやケニアでの衛生の普及事業 ③プラスチック海洋汚染と気候非常事態ネットワークなどの分野に、継続して対応いたします。詳しくは該当ページをご参照ください。

さて衛生事業ですが、コロナ禍によって、お客様の感染予防への意識は急速に高まり、当社の役割も増大しています。院内感染予防には、①手指消毒 ②医療器具の洗浄・消毒・滅菌 ③環境の清浄④個人防護具 ⑤その他の関連商品などの切り口で対応してまいりましたが、更にこれを深化させます。また公衆衛生、食品衛生においても、感染予防の切り口が更に求められ、社内の体制も整備を進めております。皮肉なことにコロナの流行と共に、コロナ以外の感染が減っています。衛生習慣の徹底により、感染予防をしていただけるよう、ビジネス面でのサポート充実を目指します。

環境分野においては①ヤシノミ洗剤、ハッピーエレファントの販売と野生生物保護 ②プラスチック海洋汚染とレース・フォー・ウォーター号の航行キャンペーン（R4W） ③気候非常事態ネットワーク設立への協力など具体的な対応に向けて、事業を推進します。

また健康事業においては、食や運動を通じた健康改善にむけて、①ラカントと関連低糖質食品 ②タンパク質、繊維、ビタミン、ミネラルを美味しく適正に食べていただく各種食品と市場開発を目指します。
上記に加え新たな健康事業として、①運動を通じた健康改善や予防 ②FMDをはじめ、各種身体測定機器の開発普及 ③クライオシャワーを始め、健康機器の開発販売など、ビタレーザ事業の確立を目指します。

2021年のサラヤは、種々の事業の達成により「世界の、衛生・環境・健康の発展」に取り組みます。ご関係の皆様には、引き続き、あたたかいご指導ご鞭撻をいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

「開拓の場は永遠にある」を綱領に掲げるサラヤでは、固定観念にとらわれない自由な発想で【 Life Save Innovation 】に挑み続けてきました。主力商品である「ヤシノミ洗剤」も、代表的な事例の一つです。人と地球にやさしいヤシの実由来の洗剤は1971年に誕生。公害問題が深刻だった時代から、未来を見据えて挑戦を続けてきました。「ヤシノミ洗剤」の特徴は、売上げの1%がボルネオ島の環境保全に使われるところ。商品を使う人だけではなく、さらに広い視点で革新的な商品やサービスを生み出し、社会課題を解決していく。それこそがサラヤの事業の根幹であり、他社にはない強みや魅力でもあります。