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株式会社サクシード

  • コンサルティング・リサーチ

地方中小企業の後継者問題の解消を目指すWebメディア『ツグナラ』を運営

上場を目指す
自社サービス製品あり

企業について

栃木県宇都宮市に本社を置く、株式会社サクシード。地域特化型M&A・経営資源引き継ぎに関する情報を発信するWebメディア『ツグナラ』を運営している。

地方の中小企業は、「事業承継」という問題を抱えている。後継者がいないために、廃業せざるを得ない会社が沢山あるのだ。サクシードは、後継者がいなくて困っている企業と、M&Aという形で救う企業をマッチングするために『ツグナラ』で情報発信している。

「6割の中小企業が、後継者不足に悩んでいるといわれています。2019年の帝国データバンクの調査では、140万社ある中小企業のうち、31万社が数年以内の廃業危機に瀕しているとのことです。コロナ禍もあって、状況はますます悪化する一方です。業績が悪くて廃業するのではなく、後継者不足で廃業するしかない会社も沢山あります。もちろん会社がなくなれば、そこで働く人の雇用は失われます。当社では、廃業の危機にある会社をM&Aで救える企業の情報を、自社のWebメディアにて発信しています」(取締役 IT戦略責任者・新井祐介氏)。

『ツグナラ』がユニークなのは、売り手ではなく、買い手にフォーカスした情報発信をしている点だ。一般的には、売り手が売却したい会社を掲載して買い手を募る。しかし、M&Aというセンシティブな事情もあって、売り手側は情報を出すことに躊躇する。加えて、後継者問題で悩む会社の経営者は、大半が高齢者。インターネットでM&Aのマッチングを図るという発想がない。

「事業承継のマッチングを図るのに、売り手企業の情報を掲載するのではなく、買い手企業の情報を載せて『この会社に自社を売りたい!』という企業経営者を募ります。売り手側の企業経営者が『ツグナラ』を見ていなくても、取引のある銀行や会計事務所等の人が情報を見て、売り手企業の経営者に情報を伝えてくれることで、マッチングが実現します」(新井氏)。

『ツグナラ』が、買い手企業の情報を掲載するWebメディアである理由はもう一つある。それは、健全なM&Aで売り手企業を守りたいという思いからだ。

「M&Aにはダークなイメージもあります。お金で買った会社の必要な部分だけ取って、廃業させるケースもあるからです。売り手企業の経営者は、会社の存続を願ってM&Aに踏み切ります。その思いを大切にしたいから、『ツグナラ』は企業を選定します。『ツグナラ』が決めた基準をクリアした企業を『ツグナラ企業』と認定し、丁寧な取材を行った上で、その会社の情報を売り手企業に伝えます」(新井氏)。

2020年1月に栃木県限定でスタートした『ツグナラ』。後継者問題で悩む企業経営者に寄り添ったサービスモデルが評価され、2020年度のグッドデザイン賞で「グッドデザイン・ベスト100」に選出、「グッドフォーカス賞」を受賞する等、順調な滑り出しを見せた。

2022年1月に他地域への展開をスタート。沖縄から始まり、2022年5月に東京・埼玉がオープン。大阪もそれに続いた。大阪は会計事務所をパートナーに選び、サクシード以外の企業が運営するモデルを採用。それぞれの地域でエリアパートナーとなる企業を募り、事業を展開する戦略を模索している。2023年1月には、茨城・神奈川・奈良がオープン予定。その後も、群馬・千葉・福岡等で『ツグナラ』がオープンする計画だ。

「地方金融機関や地元の志ある企業の協力を募り、早い段階で47都道府県に『ツグナラ』をオープンさせる計画です。M&Aは、売却額の一部を手数料としてもらうビジネスモデル。売却額が低い地方中小企業のM&Aは、仲介者がいないことからマッチングが進みませんでした。当社のモデルに期待する地方が多いようで、地方銀行や地元の優良企業から『ツグナラ』を運営したい、というお声掛けを頂いております」(新井氏)。

売却額が低いスモールM&Aでは、採算が合わないケースもあるという。しかし、サクシードでは、『ツグナラ』の収益には期待せず、事業承継に伴う経営コンサルティング、あるいはITコンサルティングで会社の成長を目指す。実は、サクシードのメイン事業は、経営コンサルティングとITコンサルティングなのだ。

「地方金融機関で経験を積んだ当社代表の水沼が、地元の栃木の中小企業に寄り添った経営コンサルティングをしたいと起業。それが、サクシードの始まりです。以前勤務していた金融機関では水沼の1年後輩で、先にITコンサルティング会社を立ち上げていた私が、事業ごと合流して現在のサクシードの形となりました。『ツグナラ』は、経営コンサルをするうちに見えた、地方が抱える大きな課題。これを解決して、クライアント獲得を目指すのが狙いでした」(新井氏)。

地元の栃木で、経営コンサルティングをするためのクライアントを探すために始めた『ツグナラ』が、予想以上の反響を得たことで、サクシードは『ツグナラ』の事業にも本腰を入れた。地方展開もその一部。さらにはマネタイズにもチャレンジして、事業として独り立ちできる状態にするのが目標だ。

「スモールM&Aを事業化させるためには、ITの力が不可欠です。『ツグナラ』の改修や、マッチングプラットフォームの開発を任せられるエンジニアを広く募集しています。M&Aは人が繋ぐアナログな業務ですが、デジタル化を進めることでコストを抑え、スモールM&Aでも採算が取れる事業となります」(新井氏)。

地域特化型M&A・経営資源引き継ぎのWebメディア『ツグナラ』を全国展開し、M&Aのマッチングプラットフォームの開発を進めるサクシード。現在同社には、エンジニアが一人もいない。『ツグナラ』は、新井氏が一人で作り上げたが、彼はエンジニアではなく、ITコンサルタント。本格的に事業化するには、エンジニアが絶対必要な状況なのだ。

「私は、これまでITコンサルやホームページ制作を仕事にしてきました。『ツグナラ』は、WordPressで作ったベータ版のようなWebメディアで、本格的に全国展開するには、大幅かつ抜本的な改修を必要としています。今回募集するエンジニアに全面的に任せたいと考えています。WordPressは脆弱性が問題視されています。サーバレスのような新しいアーキテクチャで、開発を進めてほしいです。JAMスタックに興味があるエンジニアがいれば、ぜひ当社でチャレンジしてください!」(新井氏)。

新井氏は、ITコーディネーターの資格を持つITコンサルタントではあるが、実際の開発経験があるわけではない。M&Aマッチングプラットフォームの開発でも、今回入社するエンジニアに技術的なバックアップを願っている。

「私は純粋なエンジニアではありません。『ツグナラ』の開発を、エンジニアに仕事を引き継ぎたいと考えています。それだけでなく、CTOのような役割でサクシードのIT全般を包括的に任せたいです。MAの導入を進める等、社内のIT整備も進めているところです。M&Aマッチングプラットフォームは、自動化できるところを増やしたいと思っています。開発は外部ベンダーに依頼する予定ですが、社内SEがいれば要件定義もスムーズに進められます」(新井氏)。

サクシードは、栃木に本社を置いているが、エンジニアの採用に関しては栃木での採用にこだわらない。東京オフィスや埼玉オフィスへの出社でもOKだという。とはいえ……

「本音を言えば、栃木に住んで働いてくれるとありがたいです。対面でミーティングすれば、話がサクサクと進みます。当社のコンサルタントも、栃木オフィスを拠点にあちこち移動して働いています。リモートワークも含めて、状況に合わせた柔軟な働き方をしているので、フェーズに合わせてメンバーみんなで相談しながら働き方を考えていく意向です」(新井氏)。

サクシードは、1時間単位で有休が取れる。その制度を上手く活用して、メンバーはプライベートのスケジュールを組み立てている。栃木オフィスは駅から離れていることもあって、マイカー通勤が可能。その一方で、電車通勤のメンバーは一人もいない。

「まだ小さい会社なので、未整備の部分が多いですが、メンバーと一緒に組織作りを進めたいと考えています。『ツグナラ』がスタートした時点では10名の会社でしたが、今や35名を超えてまだまだ拡大する予定です。今ならコアメンバーとして活躍する機会もあります。社会貢献ができる事業でもあり、やりがいも感じられます。ぜひ一緒に『ツグナラ』を全国に広め、後継者問題に悩む中小企業の課題解決に取り組みましょう!」(新井氏)。

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インタビュー

株式会社サクシードのインタビュー写真
代表取締役 水沼 啓幸 中小企業診断士 MBA(経営学修士)  JMAA認定M&Aアドバイザー

── 地域一番のコンサルティング会社を目指して

「次世代により良い社会を引き継ぐ」を理念に

サクシードは情熱と責任を持って、常に考え、実践する、次世代型の新たな価値を提供する経営コンサルティング会社です。
弊社は平成22年に、「地域企業が利用しやすい経営支援サービスを提供したい」との思いから創業し、コンサルタント業という裾野を広げて後継経営者育成、事業承継、財務・金融・IT分野の専門サービスを提供してまいりました。
サクシードの和訳「引き継ぐ」とのコンセプトから「次世代により良い社会を引き継ぐ」を経営理念に掲げ、創業以来、地域一番のコンサルタント会社を目指す中で、多くのお客様のご支持をいただ... 続きを読む

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求職者の声

企業情報

会社名

株式会社サクシード

業界

コンサルティング・リサーチ > 経営/ビジネスコンサルティング・シンクタンク

企業の特徴
上場を目指す、自社サービス製品あり
資本金

1000万円

設立年月

2010年04月

代表者氏名

代表取締役 水沼 啓幸

事業内容

【自社サービス】
■地域特化型M&A・経営資源引継ぎWebメディア「ツグナラ」:
地域企業の、地域企業による、地域企業のための情報メディアコンテンツです。ご当地企業の紹介を通して地域の経営資源引継ぎに貢献しています。
ツグナラ:tgnr.jp

【コンサルティングサービス】
■デジタル支援:
中小企業特有のIT人材や情報不足という課題に対して適切なサポートを行い、お客様である企業がITに関しても自立できることを目指して支援しています。主には、Web・ECサイトの企画制作から運用サポートまでを一貫して行っています。また、ITツール導入支援等も行っており中小企業経営におけるIT分野を幅広くカバーしています。

Webディレション・広告運用等の広範なITコンサルティングを行う環境であり、顧客の成長と一緒に自身のスキル開発も目指せる環境です。

■経営支援:
顧客である企業が、外部環境の変化にとらわれず強靭な経営基盤を構築できるよう支援します。具体的には、経営計画書の作成、戦略的な財務構築支援、後継者育成・承継サポート等を行なっています。
<過去実績>
累計コンサルティング数 980社
相談件数(年間) 200件
案件数(年間) 100件

■M&Aアドバイザリー:
身内での後継者不在の解決策としてだけでなく、異業種参入や事業スリム化等の経営戦略の一つとしてM&Aを支援しています。M&Aにおけるマッチングから、承継までの工程、承継後のサポートまで一連のアドバイザリー業務を全て行なっています。
<過去実績>
累計相談件数 332社
マッチング数 53社
直近1年成約数 11社

■事業構築支援:
新規事業の創出や既存事業の強化を必要とする企業のため、事業計画の作成を支援します。外部・内部環境を分析し、最適で実現可能な事業を顧客とともに作成していきます。公的助成金を利用する際には、各種補助金(ものづくり補助金、再構築補助金、事業承継・引き継ぎ補助金 等)の申請業務もサポートしています。
<補助金実績>
年間相談件数 130社
補助金申請数 32社
補助金採択率(業界平均40%) 78%
再構築補助金採択率順位(栃木県内認定支援機関) 1位

株式公開(証券取引所)

従業員数

35人

平均年齢

35歳

本社住所

栃木県宇都宮市平松本町326-9

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