企業について
【会社の沿革】
クリアル株式会社は、2011年5月に株式会社ブリッジ・シーとして創業した資産運用カンパニーである。2018年11月にリリースした不動産オンラインファンドマーケット『CREAL(クリアル)』は、クラウドファンディング技術を活用して、個人でも手軽にESG不動産投資(※1)ができる点が評価され、2020年度グッドデザイン賞をはじめ複数の賞を受賞、同社の代表的なサービスの1つとなっている。2021年3月には、社名をクリアル株式会社に変更し、2022年4月に東京証券取引所グロース市場に上場。(証券コード:2998)
【目指す姿~不動産投資を変え、社会を変える~】
クリアル株式会社は、従来イノベーションが起きなかった不動産投資運用プロセスのDXを大胆に推進し、業務効率向上とリターン向上を目指す新しい資産運用カンパニー。代表取締役社長の横田大造氏は、オリックス株式会社やラサールインベストメントマネージメント株式会社、株式会社新生銀行などで、長年不動産ファイナンス業務や投資業務に携わる中で、不動産ファンド事業の抱える問題点とその解決策を模索するようになった。
「機関投資家や富裕層など、いわゆるプロの投資は、費用対効果の観点からオフィスや商業施設といった大型の商用不動産に偏っており、社会にとって必要な老人ホームや保育園といった社会インフラともいうべき不動産には十分な資金が行き渡っていませんでした。一方で、日本の現金預金は1,100兆円超といわれており、こういった世の中に滞留するお金を本当に社会に必要な不動産に振り分けられないものかと思案していました。」(代表取締役社長 横田大造氏)
【不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」について】
そんな折、クラウドファンディングを活用して広く一般個人へ不動産投資の門戸を開くCREALを着想した。誰でも気軽に・1万円という少額から・WEB上で、良質な不動産ファンドに投資ができることで、従来の実物不動産投資における「時間や手間がかかる」、「多額の資金が費用」といったデメリットを解消し、社会貢献にも寄与できるサービスとなっている。CREALを通じて投資ができる不動産の種類は、保育園・学校・ホテル・オフィス・レジデンス・店舗・物流施設など多岐にわたり、2022年11月末時点で、投資家登録数は3万人を超え、累計調達額241億円超、合計73のファンドを組成し、不動産投資クラウドファンディングNo.1(※2)のサービスとなっている。
※1人口減少や少子高齢化等の喫緊の諸課題の解決に寄与する、環境・社会・企業統治に配慮した不動産
※2 日本マーケティングリサーチ機構調べ 2022年7月期 指定領域における市場調査(※2022年7月28日時点)
CREALは2023年度には200億円のファンド組成が目標、プロから一般投資家まで様々な顧客のニーズを満たす資産運用の代表的なサービスを目指す
CREALは、リリースからの約3年間、右肩上がりの順調な成長を示しており、2023年度には200億円のファンド組成を目標としている。また、同社ではCREALの他、機関投資家や超富裕層向けの資産運用サービスの「CREAL Pro(クリアルプロ)」も展開しており、CREALで運用する数億円の不動産をバルクでプロに売却・運用するなど、CREALとのシナジー効果も生み出している。
また、100%子会社のクリアルパートナーズ株式会社では、DXを活用した中長期的な資産形成を目的とした個人向け不動産投資運用サービス「CREAL Partners(クリアルパートナーズ)」を展開しており、CREALを通じて不動産投資を学んだ個人投資家が、ミドルリスクミドルリターンの投資へステップアップするサポートも行っている。
個人投資家向けサービスとしては、1万円から短期間で不動産投資ができるCREAL、1,000万円から中長期で不動産投資ができるCREAL Partners、プロ向けには1億円以上の不動産ファンド事業としてCREAL Proを提供するというのが、おおまかなサービスの分類である。投資家のあらゆるニーズに応えるサービスを提供し、資産運用の代表的なサービスとしての位置づけを目指している。
部活動制度などユニークな福利厚生もあり、フレックス制度やテレワークなど多様な働き方が可能
【会社の雰囲気】
グループや部署に関係なく交流ができるよう部活動制度などユニークな福利厚生を導入している。現在の部活動は、ゴルフ部・ランニング部・テニス部・グルメ部・モルック部があり、それぞれ一回の活動で1人数千円の補助が出る。縦のつながりだけでなく、横や斜めのつながりができる点で社員には好評。
また、優秀な人材を確保するために、各社員の事情に応じた多様な働き方を認めており、フレックス制度やテレワーク制度を活用する社員も多い。エンジニア・マーケター・デザイナーが在籍するサービスデベロップメント部では、子育て世代も多く、ほとんどの社員がフレックス制度やテレワーク制度を活用している。
「サービスデベロップメント部では、新型コロナウイルスの流行以前からフレックス・テレワークを導入しています。ほとんど会社に来ることがなく、中には直接顔を合わせたことがない社員同士もいますが、自主的に勉強会を開催し各自の知見を共有し合うなど、協力して仕事をすすめる仕組が部署内で出来上がっており、働きやすい環境だと思います。まずは気軽に話を聞いてみたいという方の面談も歓迎です。
【会社のバリューとしての「GIFT」】
グループで共通のバリューとして、Grit・Imagination・Fairness・Teamのそれぞれの頭文字をとった「GIFT」を行動指針としている。
Grit(不動産投資運用プラットフォーマーのNo.1を目指し、最後までやり抜こう。)
Imagination(常に考え、我々にしか生み出せない、新しい価値を実現しよう。)
Fairness(社員、顧客、そして社会に対し、公平かつ誠実に行動しよう。)
Team(仲間とともに、楽しみながら、大きな成果を出そう。)
全社員、GIFTそれぞれの項目に基づいた年間目標を設定し、業績が評価される。目標の難易度は、各人の職務レベルに合わせて上司と細かく摺合せるため、低い目標を設定し達成した社員よりも、目標未達だが高い目標にチャレンジした社員の評価が高くなることも。社員一人ひとりが、自分の業務に誇りと責任を持ち、結果にコミットする情熱がある。
もっと見るexpand_more