ECデータバンク株式会社

ECショップ運営を自動化・効率化するWebサービスを企画・開発・提供しているECデータバンク株式会社。
2021年2月にリリースしたECショップ向けのサブスクリプション型クラウドサービス『EC-UP』が好評で、売上が前年比1.5倍のペースで急成長を続けている注目のIT企業だ。
同社が設立されたのは2019年3月。設立の経緯について、代表取締役の島野和幸氏は次のように語る。

「当社はオーダーメイド枕を提案・販売するオンラインショップ『pillow.jp』をはじめ、ECショップを多店舗運営する、まくら株式会社で培ってきたインターネット業界でのノウハウを活かし、ECショップ支援・メディア開発支援を行う会社として誕生しました。まくら株式会社では、ECショップ運営事業と共に、全国のネットショップ様に対して自社で開発した運営支援サービスを提供するBtoB事業を手掛けていましたが、その事業に携わっていた私が新会社の代表に就任しました」

同社の強みは、ECショップ運営会社として培ってきた、運営効率化や自動化に関する豊富なノウハウを持ち、ECショップの抱える悩みや課題が分かった上で、サービスを企画・開発・提供できることだ。

「全国には数多くのネットショップがありますが、自分達でシステム開発ができるところはごくわずかです。
それに対して当社は多くのECショップを運営しているまくら株式会社と一緒に仕事をしており、ECショップが苦労しているところを目の当たりにしています。そのため、ECショップ様の立場からサービスを考えることができるのが強みです」（島野氏）。

現在同社が主力サービスとして展開している『EC-UP』は、楽天市場に出店しているショップの回遊率・転換率を高め、売上アップをサポートするWebサービスだ。

「日々色々なことをやらなければならない忙しいネットショップ様が、できるだけ手間や時間をかけずに売上をアップできるようサポートするサービスです。Webから簡単にサービスを利用できて、類似商品・関連商品の自動表示、同時購入されやすい商品の自動表示、楽天ランキングデイリー1位獲得をアピールする画像の自動生成機能等を備えています。
初期設定さえすれば、あとは完全放置で運用できるシンプルさ・手軽さが大変ご好評を頂いています。

おかげさまで導入ショップ数は2022年10月現在で660店舗を突破しました。月商10万円程度のショップ様から月商数億円という上場企業までお客様の規模は様々です」（島野氏）。

現在、ECデータバンクは代表の島野氏、経理や管理部門を統括する取締役の雑賀俊明氏、社員1名、パート1名の4名体制。

ユーザー急増中のECショップ向け自社サービス『EC-UP』の開発・運用・メンテナンスは、社員のエンジニアが中心となって進めている。開発スタイルはアジャイルで、開発環境はRuby、Ruby on Rails、Vue.js等が中心だ。

同社でエンジニアとして活躍する魅力は、経営層に近い位置で、自分の意見やアイデアを出しながら、中核メンバーとして自社サービスの企画・開発・運営に携われることだ。島野氏は次のように語る。

「当社はまだ少人数なので、『こんな機能を追加したらいいのでは』というように、私と直接話をしながら開発を進めることができます。利用する技術に関しても柔軟に対応していますから、『この技術を使えばもっと効率的に開発できる』等の意見を出しながら、新技術にもどんどんチャレンジできる環境です。また私達は、様々なネットショップを運営している親会社と同じオフィスで仕事をしています。すぐそばにネットショップの店長がいて、どんな機能があれば助かるのか等、ショップ運営者の生の声を聞きながら、お客様のことを理解してサービスを企画・提供できるのも魅力です」

携わるのは自社サービスで、開発スケジュールも自分達で決めて取り組むことができるので、無理なく仕事に取り組むことができるのも大きな魅力の一つだろう。

そんな同社が求めるのは、新しいことに積極的にチャレンジする成長意欲が高い人材だ。そんな方には責任ある仕事をどんどん任せていく考えだ。

「新たに採用する方にはコアメンバーとしての活躍を期待しています。まずはメンテナンス作業等からシステムの理解を深め、早い段階で開発の方向性についても一緒に考えていくことができる方に来ていただきたいですね。求めるのは、与えられた業務をただこなすだけではなく、会社の成長にも貢献していただける方です。少数精鋭だからこそ、会社を成長させていく実感を味わいながら、自らも大きく成長できるはずです」（島野氏）。

ECデータバンクのオフィスは、千葉県柏市のまくら株式会社と同じフロアにある。JR常磐線・東武アーバンパークライン「柏駅」から徒歩4分と、アクセスのいいロケーション。同社の企業カルチャーについて島野氏は次のように語る。

「社長室等はなく、私もエンジニアと机を並べて働いていて、風通しが良く、自分の意見を言いやすい環境です。親会社も含めてオープンな社風で、月1回の業績発表会では、アルバイトも含めた全従業員に売上や利益等、経営に関する情報を開示しています」

完全週休2日制（土・日・祝日休み）で、年間休日は120日以上。残業は月平均10時間以下で、有給休暇も取りやすく、オンとオフのメリハリを付けて、ワークライフバランスも大切にしながら働くことができる環境。リモートワークも可能だ。

「絶対にオフィスに出社しなければいけないというルールはありません。現在、開発に携わっているエンジニアも週2～3日リモートで仕事をしています。今回採用する方も、最初はコミュニケーションが重要になるので出社していただくことになりますが、お互いに信頼関係が築けたらリモートワークも取り入れて働いていただきたいと考えています」（島野氏）。

エンジニアには希望するスペックを満たすPC1台とモニター2台を支給。技術書等、仕事に必要な書籍の購入費用は全額会社が負担する。オフィスではペットボトルでの飲み物を無料支給。現在はコロナで中止しているが、スタッフ同士のコミュニケーションを深め、またリフレッシュするために年に1回海外で社員研修を行っている。

今後のビジョンとしては、『EC-UP』の機能をさらに充実させて、ユーザーをさらに拡大していきたい考えだ。

「『EC-UP』はリリースしてまだ1年半で、発展途上のサービスです。今後もユーザーに寄り添って、新機能を追加したり、使いやすさを向上させたりしながら品質アップを図り、より役に立つサービスを提供していきたいですね。また、ユーザーの利用体験向上のためには、蓄積されるユーザーデータの分析も重要になってきます。そのため、データ分析スキルを備えた方に来ていただくと助かります」（島野氏）。

ユーザー拡大中のWebサービスのさらなるブラッシュアップに挑む同社。アイデアを出しながら、自らの手でこれまでにない機能を備えたWebサービスを世に送り出したい方は、是非一度話を聞きに行ってみてはいかがだろう。