今後どのような成長を実現していくのか、数値的な規模感や成長戦略等を教えてください。
Web専業の広告代理店として主軸の事業で売上を伸ばすことはもちろんですが、経験とノウハウを生かして別の分野にも事業領域を広げていきたいと考えています。「トレンドを起こす」というアドサンクの理念に、成長分野を掛け合わせた新規の事業展開です。 具体的にはスポーツマーケティングを計画しています。 世界では人気があるものの、日本ではメジャーではないアーバンスポーツが沢山あります。 そういったスポーツを様々な企業や団体を巻き込んで盛り上げていきたい。音楽や飲食、ファッション等のサブカルチャーと融合させた展開を仕掛けて盛り上がれば、これまでやってきた事業とはまた違った達成感が得られるんじゃないかとわくわくしています。 既存事業で稼ぎたい人やスキルを磨きたい人はもとより、誰もやったことがないことをやってトレンドを起こしたいという人も歓迎です。 向上心を持って、主体的に進めていける方との出会いを待っています。
起業に至った経緯をお聞かせください。また会社のターニングポイントになった出来事は何でしょうか。
20代中盤で入ったWeb広告代理店から、次のステップとして転職を考え始めた時に、今うちで取締役をやっている内藤から一緒に会社をやろうと誘われました。 起業意欲はなかったのですが、せっかくのチャンスだしチャレンジしてみようと決意。前職のメンバーも集まり、2008年に7名でアドサンクをスタートしました。 ゼロからのスタートでしたから、クライアントを新規開拓するため営業活動の毎日。税金や経費のこと等、社長としても勉強の毎日で、最初の3年間ぐらいは大変でしたね。 4年目に大手通信企業と取引できるようになり成長に加速が付いて、そこが最初のターニングポイントになりました。 今期も新たな成長局面だと思っています。 新規事業の計画もそうですし、これまで行っていなかった通年採用も開始します。今まではスポットでのリファラル採用がメインだったのですが、事業領域を拡大するに当たっては、人材の多様性が大事になってきます。 成長意欲の高い人に入ってもらい、大事に育てていきたい。その先に独立や移籍があってもいいんです。人材の新陳代謝が大事だと思っています。
御社だからこそ得られるやりがいと、描ける将来像はどんな姿でしょうか。
以前のアドサンクはガツガツ営業をかけていく泥臭さがありました。 でも時代は変わり、手法も戦略的でスマートなものにと変わってきました。 以前は一人で最初から最後まで全部やり切るのがスーパースターという認識でしたが、変化を背景に今はチームプレイが主流になっています。営業・運用・クリエイティブが3~4人のチームになり、回していくスタイルです。 褒め合い評価し合う文化があるアドサンクで、仲間と達成感を分かち合う醍醐味を味わえるでしょう。 描ける将来像の一つは「社長」です。 社内の部署を最終的には法人化したいと考えています。社長のポジションを多く用意して、誰でも上にいけるチャンスをつくりたい。チャンスが開かれた環境をつくり、一人でも多くの社員にトップの経験をさせてあげたいなと思っています。
求める人物像についてお聞かせください。また社員にはどのような姿勢で仕事に取り組んでほしいですか?
前の質問への回答にもある通り、戦略的に進める手法へとシフトしているので、論理的な分析を行い、刻々と変わる状況に対して数値を根拠にした提案・説明ができる洗練された人材を求めています。 とはいえ古い考えも残っていて、いい意味で欲がある人もいいですね。 「高い給料が欲しい」「いい車に乗りたい」「広い部屋に住みたい」とかそういう欲のまみれた人は嫌いじゃありません。欲をモチベーションして、是非稼いでほしいですね。 社員に対しては仕事に目標を持って楽しんでもらいたいです。そのためには社長として、心地良く過ごせる環境をつくっていかないといけないと思っています。会社は長い時間を過ごす場所ですからね。 そしてオンオフをしっかり切り替え、時間内に質の高い仕事をして残業はなるべくせず定時で帰ってもらいたいです。
代表の仕事観について教えてください。
仕事には信頼関係が何より大事だと思っています。 信頼関係がないと「この人のために」という気持ちになりづらく、仕事の限界が来てしまう。仕事のベースになる人付き合いにおいて、信頼を裏切らないよう心に留めています。 営業によく言っているのは「頼られる人間になりなさい」ということ。 お客さんに困りごとを相談されたり、助言を求められたりするのは信頼されている証しです。直接的に売上に繋がらない話かもしれませんが、会社の顔として誠実に向き合ってきた結果なので誇らしいことです。