opzt株式会社

人材サービス会社の、opzt（オプト）株式会社。同社では、2021年10月に発足させたばかりのTech事業部のコアメンバーとして、事業運営にも関わるリードエンジニアを求めている。

同社は、2013年9月の創業以来、Human Resource（HR）事業として、主に人材派遣サービスを手掛けてきた。そしてこのほど、新規事業としてSESを手掛けるTech事業部をスタートさせた。
同事業部の特徴は、充実した制度にある。代表的な制度として【案件選択制度】【売上評価制度】【独立支援制度】の3つが挙げられる。
◆案件選択制度：エンジニア自身が複数案件からアサイン先を選択する制度。継続・退場の判断もエンジニアに委ねている。
◆売上評価制度：売上の最大75％(min.65%)をエンジニアへ還元する制度。単金が上がれば上がるほど還元率も連動して上がる。
◆独立支援制度：opztを卒業しフリーランスへ転向するエンジニアに対して最大100万円の支援金と最初の案件が用意される制度。
　　　※詳しい条件に関しては面談時説明あり。

もう一つの特徴は、モバイル業界を主領域として14社が結集するD-POPSグループの一員であること。同グループには、60名ほどのエンジニアを擁してSESや受託開発、自社サービスを手掛ける株式会社アットマーク・ソリューションや、20名ほどのエンジニアが受託開発を手掛ける株式会社テックビーンズがある。
「エンジニア育成はもちろん、案件や人的リソースの融通等の面で協力関係にあります。スタートしたばかりの当事業部にとっては心強い存在です」と岩田氏は話す。

HR事業においては、人材派遣を主体に、人材紹介、アウトソーシング、障がい者雇用、研修等の多彩な人材サービスを手掛ける。大きな特色は、大手通信キャリアグループとの取引が売上の7割ほどを占めていること。
「スタート以来、新規取引先の開拓よりも、こうした当初からのお客様に寄り添って人材ニーズにお応えしてきました。Tech事業部のSESも、そんなニーズの一環でスタートさせたサービスです」とHR事業部東京支社Managerの正岡晴香氏は言う。

特に、モバイル業界に精通した専門トレーナーを擁し、モバイルショップ運営企業における採用・教育・定着システムを提供する『キャリアワーク』は、顧客から好評を得ているという。

同社を創業した代表取締役の赤松文則氏は、以前、関西を本拠地とする人材ビジネス会社で大手通信キャリアグループを担当していた。当時から同じチームで赤松氏と仕事を共にしていた正岡氏は、赤松氏が大阪でopztを創業した経緯を次のように説明する。
「前職の会社は全体的に派遣スタッフの扱いに丁寧ではない部分があって、赤松は問題に感じて自ら理想とする人材サービス会社の起業を考えていました。そんな時に、メインクライアントであった大手通信キャリアグループから起業を勧められたのです。これに力を得て当社の創業を決め、私もジョインすることにしました」

会社設立時に掲げたMISSIONは、「ともに感謝と感動の創造」。
「わたしたちは、世の中の企業や人々に感謝と感動を創造し多くの皆様から必要とされる企業を目指します。」とのミッション・ステートメントを謳っている。
「派遣スタッフが喜ぶ仕事を提供し、派遣先のお客様にも喜ばれ、結果的に私達も喜びを感じる、Win-Win-Winの関係づくりを深めていきたいと考えています」（正岡氏）。

スタート直後から大手通信キャリアグループをクライアントにすることができ、事業は順調にスタートする。そして、5年後にはクライアントから東京でのサービスも要請され、2019年に東京支社を開設。それと共に、D-POPSグループ入りも決めた。
「通信業界を主な事業領域としているD-POPSグループの代表と赤松は旧知の仲でした。土地勘の希薄な東京に拠点を構える上で、東京をベースとして事業を展開している同グループの力を借りようと、グループに加わることにしたのです。東京支社のオフィスも、同グループと同じ渋谷ヒカリエに設けています」

このタイミングで、VISIONも改めて「自分らしく、かっこよく」と掲げた。
「派遣スタッフも、社員も、仕事で活躍し輝ける存在になるために、自分らしさを貫こうといったメッセージであると受け止めています」（正岡氏）。

そして、2021年にスタートしたばかりのTech事業部が目指すビジョンについて、岩田氏は次のように言う。
「『エンジニアを育成し、活躍させるならやっぱりopztだね』と言われるような存在を目指します」

2022年6月現在、本部のメンバーは19名（うち東京支社5名）、派遣スタッフは約380名（SESエンジニア含む）。本部においては、少人数組織の良さが大いに発揮されていると言える。
事業運営は、基本的に経営層が決めた方針や目標を各事業部門が共有し、その実現のための方策はそれぞれの事業部門が主体的に考え、トップの了解を得る形で進めている。

「事業部門のメンバーが目標達成のためにやりたいことをみんなで出し合って決め、赤松にOKをもらって進めるというボトムアップ型が当社のスタイルです。特にできたばかりのTech事業部では、あらゆることを自分達でつくっていける環境にあります。この『Green』で募集するエンジニアがこうした事業の企画や運営にも関われることは、大きな魅力ではないかと思います」と岩田氏は力説する。

なお、SESエンジニアの育成は、未経験者に対して半年間のeラーニングによる外部研修を実施しているが、「このエンジニア育成にも、募集するリードエンジニアの知見やスキルを提供して頂きたい」と岩田氏。

東京支社のオフィスは、渋谷駅直結というアクセスに便利なロケーションにあり、スタイリッシュな空間が自慢。このスペースを活かして、月1回はSESエンジニアの帰社日を設けて情報交換や親睦を図る予定だ。
「派遣スタッフに対しては、定期的な面談で一人ひとりしっかりフォローしてモチベーションの維持向上に努める等、人を大切にするカルチャーがあると思います」と正岡氏は補足する。

そんな同社が求めるリードエンジニアの人材像について、岩田氏は次のように期待を寄せる。
「技術力も大事ですが、それ以上に人柄が重要だと思っています。ありきたりですがコミュニケーション力があり、向上心を持ち、Tech事業部の構築や運営を通じてお客様に貢献したいと考える方に来ていただきたいと願っています」
できたばかりの事業に中心人物として関われる、またとないチャンスがここにはある。