株式会社インユー

株式会社インユーは、オーガニック領域で事業を展開するベンチャー企業。

同社のメイン事業は、オーガニック製品に特化したマーケットプレイス『IN YOU MARKET（インユーマーケット）』とWebマガジン『IN YOU journal（インユージャーナル）』の運営、また、プライベートブランド『Minery（ミネリー）』の開発などです。

日本最大級のオーガニックマーケットプレイスである『IN YOU MARKET』は、オーガニック&ナチュラル業界の専門家による厳しいプロダクト審査をパスした“本物”のオーガニック製品のみを取り扱っている。

『IN YOU MARKET』に掲載されている、オーガニック・ベンダーによる製品のうち約99%が、植物性原料100%。肥料すら使わない自然栽培や自然農法、農薬・化学肥料不使用という安心できる栽培方法の素材で構成される製品を厳選している。

「取り扱い商品の基準の厳しさには、こだわりを持っています。オーガニック製品はグレーなものも多く、製造工程のどこかにオーガニックではない素材が混ざっていると、完全オーガニックとは呼べません。例えば、農薬は2～3年土に残留するといわれています。有機栽培で作った作物でも、同じ土地で2～3年以内に農薬を使っていると完全オーガニックの定義に当てはまりません。『IN YOU MARKET』で扱う約2,000点弱の製品は、厳重なチェックをパスしたオーガニック製品。

『日本で一番厳しい基準』をクリアした“本物”が勢ぞろいする唯一無二のマーケットプレイスです」（ゼネラルマネージャー/採用責任者・三宅遼氏）。

同社では「買い物は投票活動である」と考えている。ユーザーが『IN YOU MARKET』を利用するのは、つまるところ、オーガニック事業を行うメーカーや生産者を応援すること。オーガニックが日常的なものになるための事業活動を持続可能にする。

「日本のオーガニック市場は、欧米に比べて大きく遅れています。市場規模はアメリカの5兆円に比べ、日本は2,000億円。逆転の発想で考えれば、ブルーオーシャンかつポテンシャルのあるマーケットといえます。食品や消費財の市場規模は、一般に人口に比例するといわれています。アメリカの人口を3億人、日本の人口を1億人で計算すれば、日本のオーガニック市場は1.5兆円～2兆円規模になる可能性を秘めています」（三宅氏）。

インユーは「商品を売る」だけでなく「感動を皆様におすそ分けする」のを目的としている。
だから、あえて非合理的な道を選ぶ時もあるという。

「『IN YOU MARKET』はどのようなプロダクトでも掲載できるわけではありません。独自の基準で厳選された商品のみを掲載しています。商品のスクリーニング、インタビュー、商品管理から配送までワンストップで担当。

ECサイトへの広告掲載やSNSを使った情報発信でも、取り上げるプロダクトは厳選しています。売上・利益を優先するなら、オーガニックを謳うどんなプロダクトでも取り扱うのが合理的な選択。しかし、当社は売上・利益だけを追求するわけではありません。」（三宅氏）。

インユーのもう一つのメイン事業『IN YOU journal』は、「オーガニック」「最新商品」「食」「農業」「マクロビオティック」「レシピ」「暮らしに役立つ知恵」「農薬や添加物のこと」「食の汚染」「遺伝子組み換え」等、現代人が知りたい情報を発信するWebメディア。他のメディアのように、短期的視点で無理に広告主を集めることはしない。

「有志のメンバー数名が集まり『IN YOU journal』の前身であるWebマガジンで発信したのが、当社の源流。マーケットプレイスへの集客のためにメディアを運営している誤解されがちですが、Webメディアの読者からの声で、安心して商品が買えるオーガニック専門のマーケットプレイス『IN YOU MARKET』が誕生しました」（三宅氏）。

オーガニックの専門家や講師、料理研究家、東洋医学有資格者、薬剤師等、40名以上のライターが登録。忖度せずオープンに情報を発信する姿勢で、多くの読者から支持を集めている。

「Webメディア『IN YOU journal』と連動したオフィシャルYouTubeチャンネル『IN YOU Tube（インユーチューブ）』も配信しています。Instagram・Facebook・Twitterでも情報発信。合計20万フォロワーを超えるネットワークを活用して、『IN YOU MARKET』『IN YOU journal』への広告掲載も事業として展開しています。さらに、Webメディアの運営や各SNSの運用で培ったノウハウを活かしたコンサルティングも手掛けています」（三宅氏）。

2013年に『IN YOU journal』の前身がスタートし、2016年に法人化、そして『IN YOU MARKET』がオープン。2018年には自社ブランド『Minery』をリリース。初の自社プロダクト『飲むミネラル』の発売を開始した。2021年には西武池袋本店に『IN YOU MARKETリアルストア』の第一号店をオープン。そのほかにも、「商品プロデュース」「コラボレーションビジネス」「デザインサービス」等、幅広く事業展開を見せている。

「オーガニックを軸に新規事業にもどんどんチャレンジしていきます。新商品の開発や越境EC等、やりたいことは沢山あります。オーガニック業界にはリーディングカンパニーと呼べる会社がまだありません。インユーがオーガニック業界のパイオニアとして、色んな人を巻き込んでオーガニック市場を大きくしていきたいです。世界的に地球環境を考えたエシカルな生活スタイルが普及し、日本でも政府が有機栽培農地を増やす政策を打ち出しています。今後も社会的な追い風が吹くと予想され、日本国内でも数年以内にオーガニック製品への需要は爆発的に増えると予想しています。チャンスを目の前に活躍してくれる人材を増やすのが急務です」（三宅氏）。

オーガニック領域で幅広く事業展開するインユーには、大切にしている価値観がある。それを三つのクレドに集約し、会社の内外に公表している。

インユー三つのクレド
☆「柔軟な思考と、スピーディーな行動」
☆「全ての出来事にポジティブな当事者意識を持て」
☆「エンドユーザー第一主義」

「いい意味でも悪い意味でも自由な会社です。仕事を進める上で裁量が広く、マイクロマネジメントはしません。やりがいのある仕事ができる一方で、メンバーには自発的な動きが求められます。順調に成長しているとはいえ、まだ吹けば飛ぶような小さなベンチャー企業。みんなスピード感と当事者意識を持って働いています」（三宅氏）。

オーガニック業界のリーディングカンパニーを目指して、成長を加速させようとしているインユー。業界のポテンシャルは高く、メンバーの頑張りがオーガニック市場の拡大、そして会社の成長に直結する。会社もメンバーのチャレンジは奨励しており、自分の仕事の範囲内だけでなく、周辺職種の仕事にチャレンジしてキャリアの幅を広げられる。

「セールスのメンバーがマーケティングの施策を考え、マーケターがブランディングを進めることもあり得ます。もちろん、自発的に仕事に取り組んでくれるのが前提で、やりたいから教えてくれ、では通用しません。自分であれこれと知識を吸収して仕事で試す人には、スキルアップの場を提供できます」（三宅氏）。

また、市場を作り上げていく仕事を経験できるのもインユーで働く魅力といえよう。他社との競争に勝つためにWeb広告を運用するだけのマーケティングではなく、各種メディアを駆使して、ステークホルダーを巻き込んだ施策でオーガニック市場のポテンシャルを顕在化する。

「マーケットを作る仕事は、大変ですが楽しいです。予算と数字とにらめっこして、パイの取り合いをするよりも、創造的で社会に貢献できる仕事だと感じています。理念経営をしている会社ですが、みんながオーガニック生活をしているわけではありません。一人ひとり興味ある範囲で、オーガニックを生活に取り入れてくれれば、それで十分です。オーガニック製品のサンプルも配布しています。オーガニックに興味がある人なら楽しく働けます」（三宅氏）。

ダイバーシティに溢れ、オフィスで三つの言語が飛び交うというインユーのオフィス。チームメンバーがお互いをリスペクト。一致協力してオーガニックの普及に取り組んでいる。

「当社代表の頭の中には男女・人種・年齢による上下関係がなく、多国籍なメンバーでフラットな環境の下で働いています。リアルストアのスタッフを含めても20名前後の会社だから、メンバー全員の性格や価値観、ライフスタイルを互いに理解して働いています。クオーターで全社ミーティングを実施し、終わった後にオフィスで懇親会を開いてコミュニケーションを深めています。オーガニック食品や料理を取り寄せて、みんなで色んなことを語り合います。オーガニックにさほど興味がない人でも、意外と楽しく働ける会社です。気軽にエントリーしてくださいね！」（三宅氏）。