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インタビュー画像取締役(製品技術・コンサルティング担当) 佐伯 慎也氏 大学ではITと政治学の領域を専攻し、国と国との情報共有の課題解決について研究する。2006年に卒業し、同年株式会社ダイナトレックに入社。入社時より、データ統合分析ツール『DYNATREK』の企画およびプロジェクトマネジメントに従事。現在は取締役として『DYNATREK』の開発計画ならびにサポートを主管。金融機関、通信会社、インフラ系企業等への、20事例以上の導入プロジェクトでプロジェクトリーダーを務めている。

データ統合分析ツール『DYNATREK』を開発した経緯を教えてください。

当社は1984年に創業し、ITコンサルティング事業をスタートさせました。その中で、経済産業省のコンサルティングも担当することになったのです。 現在、国際情勢がめまぐるしく移り変わっていますが、当時も湾岸戦争前後の時期で、中東の国際情勢が非常に不安定でした。そのような中で、経済産業省では、各国のデータベースから情報を取得し、リスク管理のための資料作成が求められました。 しかし、明日戦争が起こるかもしれないような地域の債権債務をまとめるとなると、あちこちに分散したデータからスピーディーに情報を統合、分析する必要がありました。そこで、仮想データベースを用いたリアルタイムのデータ統合・分析システムとして、『DYNATREK』のファーストバージョンを開発したという経緯です。 その後、培った実績をもとに、1999年に『DYNATREK』を製品パッケージ化し、同時に会社を設立しました。現在は、数多くの官公庁、金融機関、通信事業者、グローバルメーカー等で採用されています。

近年は、どのようなプロジェクトで活用されていますか?

当社の軸足は、2012年から取り組んでいる金融機関での営業マネジメントや経営管理分野での取り組みです。この10年で25行のお客さまに導入をいただき、第一地方銀行は国内63行ですので、約4割のお客さまに導入をいただいたこととなります。 また、「地域のDX」にも昨今力を入れて取り組んでいます。2021年より、金沢大学との共同事業に取り組んでいます。これは、地域データを活用する自治体のDXプロジェクトで、石川県羽咋市という人口約25,000人の町で、次世代の町づくりに貢献しています。 自治体には、国民健康保険、介護保険、後期高齢者保険等、様々なデータが網羅的に集約されていますが、それぞれが個別にIDを持っていて、一つの軸でトラッキングできません。それらを『DYNATREK』で統合、分析することで、住民の健康情報を広い範囲でカバーし、住民サービス向上の提案を行う枠組みを作成しました。現在はデータ分析と健康調査をもとに、飲酒や食事に関するアドバイスを試みています。 今後、自治体内の情報だけでなく、医療機関と連携して電子カルテとの情報共有も構想しています。また、健康支援だけでなく、防災や交通等の分野へのサービス展開も検討しています。ゆくゆくは、金沢大学との連携における成功事例を他の自治体にも広げていきたいですね。

『DYNATREK』を通じて実現したいビジョンを教えてください。

『DYNATREK』によるデータ分析によって、世の中が「やれる気」で溢れている状態にすることを目指しています。例えば、断片的な統計情報だと人口が減少しており、明るい未来が見通せないかもしれません。しかし、そこに伸びている業界、業態のデータを掛け合わせることで、逆手をとった施策も見えてくるはずです。人々が前向きな気持ちを持って挑める時というのは、“半歩先の状態が見えている”時。その礎となるのが、データだと考えます。 何かを実現したい時に、「データが足りない」「アプリが必要」と動き出せないお客様が多いように感じます。しかし、例えば地方銀行や地方自治体には、数十年を超える顧客データが蓄積されていることもあります。実は膨大なデータを蓄積したまま、生かせていないケースが多いのです。このような既存のデータを活用できるのが『DYNATREK』です。お客様が、最初の一歩を踏み出すことに貢献し、継続的に支援できるツールでありたいと願っています。

働く環境について教えてください。

職場は、フルリモートに対応しています。本社や事業所は首都圏ですが、基本的には勤務場所は問いません。開発メンバーには首都圏外のメンバーもいます。リモートに必要な備品の購入支援もあります。もちろん、出社した方が仕事がしやすいという人は、それもOKです。 また、コンサルタント職の場合は、原則はリモート勤務となりますが、お客さまの業務システム固有のデータを取り扱いますので、プロジェクトに応じて出張ベースでのご対応をお願いすることもあります。 また、弊社は残業時間が少ない点も特色です。主な理由としては、 ①タスク管理を仕組み化し、仕事が特定の人に集中しない仕組を作っている ②金融機関など、基本的に17時定時終了のクライアント様が多い為 ③自社プロダクト開発であり、自社のリソースにあった無理のない開発計画を立ててるため といった背景があり、多くても月に20~30時間程度の残業時間となります。 また、個人の能力を伸ばす支援にも力を入れており、挑戦したいこと、必要と思われることを学べるオンライン講座をプレゼントしています。上司はコーチング資格を取得しており、半期ごとの面談では、本人と一緒にマイルストーンを決め、望むキャリアの実現をサポートします。

転職を考えている方に、メッセージをお願いします。

現在コンサル業務に携わられるの方の中には、提案までで終わってしまい、そこから先はお客様に委ねるしかないという状況に、歯がゆさを感じている方もいるのではないでしょうか。 また、現在顧客先のシステム対応を行っているエンジニアの方の中には、自らが携わるシステムが、顧客にどのように貢献しているのか、より「手触り感」を感じたいと考える方もいるかと思います。 当社なら、自社プロダクトを通じて、お客様が目指したいことの実現まで伴走できます。お客様に喜んでほしい、ビジネス成功までワンストップで提供したいという方は、是非検討してほしいと思います。 また、弊社の特長として、プロダクト開発の会社であっても、プロジェクトはお客さまと直接取引としている点があげられます。 お客さまとのコミュニケーションを進めながら、画面でプロトタイプを高速で作成し、イメージ通りのシステムを作り上げていきます。その中で、当然ながらお客から最新の業務ニーズや課題、時流として求められる機能などの要望が寄せられます。金融・自治体・医療機関などのクライアント様が自走できるデータ活用プラットフォームを提供しながら、最新の業界のデータ活用トレンドに精通できる環境がこの仕事の面白さです。 ユーザーとのコミュニケーションを繰り返しながら、社会貢献度の高い事業に対してミッションクリティカルなシステムに携わることができます。 エンジニアの方にとっては、ユーザーと共にプロジェクトに取り組むスタイルなので、相手の反応を直接感じられる刺激的な環境だと思います。また、プロダクトのコアに関わり、全体のアーキテクチャを見通して開発するチャンスもあります。フルスタックエンジニアとして取り組みたい方の期待にも十分応えられるはずです。下りてくる仕様書そのままを実装することに物足りなさを感じているなら、是非当社で可能性を広げてください。

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