最初に、御社の事業展開のあゆみについてお聞かせください。
当社は1984年に設立されました。当時は、通信販売というものが最先端のマーケティング手法で、当社の創業者はそこに可能性を見出し、その専門企業を設立することを決意したと聞いています。 その後、大手銀行系のクレジットカードに関するテレマーケティング業務を手掛けることになり、当社として初めての大型案件を受注したということです。その関係性から、本体の銀行が最新のサービスだったテレホンバンキングを開始するタイミングで、テレマーケティング業務での実績があった当社にご依頼があり、その後の事業発展に繋がったわけです。 ユーザーに対してダイレクトに電話をかけ、サービスをプロモーションするというテレマーケティングという手法は、当時はまだ一般的ではなかった時代でした。そこに積極的にチャレンジしたということが、当社の躍進のきっかけになったと考えています。
その御社が、今回システム開発事業を本格化させるに至った経緯を教えてください。
以前から、テレマーケティングのサービスを提供しているクライアントからは、コールセンターで使用するシステムの開発に関するニーズが寄せられていました。単に人材をアテンドするだけではなく、コールセンターと物販や物流の部門を繋げるシステムを開発してほしい。そんな要望に応える形で、4年ほど前にアライアンス先のシステム開発部門を吸収する形でSE事業の専門部署を立ち上げた、という経緯があります。 2021年から事業として本格的に拡大戦略を採り始めたのですが、その背景にはメインとしているコールセンター事業が堅調に推移し、飛躍的に業績が向上しているという事実があります。寄せられるニーズに対して、自社の強みを生かしながら開発を担う。そんなチャレンジができるのは、事業が成長を見せる今のタイミングだと判断し、人員増強や体制整備を含めた本格的な取り組みをスタートさせたからです。
取締役として御社を運営する上で、大切にされているのはどんなことですか?
私自身、大手の通信会社から当社に転職し、創業者をはじめとする経営陣の方々に非常に大切に育てていただいたという実感があります。その経験があるので、私が経営に関わる立場から接する社員達には、温かく、大事に接することを心掛けています。 これまで、当社を辞めたいと悩む社員、環境に馴染めずに転職を考える社員等も多く存在しました。そんな社員達に対しては、当社にあるアットホームな雰囲気、そして何でも言い合える社風の魅力をもう一度思い出してもらいながら、「一緒に頑張ろう」と声を掛けるようにしてきました。 この環境に残って努力を続けた方がいいと思える場合は、その社員のキャリアパスを考慮してアドバイスするようにしています。せっかく当社の社員として仲間になれた社員達には、なるべく長く勤めてもらえるように環境を整えて上げたいというのも、私の一つの思いなんです。
御社の社風についてはどのような印象をお持ちですか?
まず言えるのは、自由な雰囲気があるということです。社員達の多くは、自分の思いをストレートに伝える発言をしますし、「そんなことを言って大丈夫?」と心配になるぐらい風通しがいい雰囲気が当社にはあるんです。 その風通しの良さが、アットホームな雰囲気を生んでいるという側面もあると思います。家族のような仲間達と自由に、そして活発に意見を交わしながら、伸び伸びと力を発揮できるのが当社の社風にある最大の特徴かもしれません。 その当社で社員達が働きやすいように、私達経営陣は黒子に徹しながら、最前線の業務現場を整えていきたいと思っています。「人」を大事にするという理念は創業時から続いていることであり、クライアントに寄り添う、そして自社の社員を大切に育てていく精神が、そこにはあるんです。その精神や、当社の社風の基となっている文化は、未来にも繋げていきたいですね。
最後に、御社に興味を持った転職者の方々にメッセージをお願いします。
約20年前、私が転職した当時にあったアットホームさは今も変わっていません。雰囲気はそのまま、クライアントとの関係性を深めながら事業を拡大してきたのが当社の成長の過程だと思っています。 現在、コールセンター業務を担うテレマーケティング事業は第二創業期としての展開を始めていますし、これから規模拡大を目指すSE事業についても体制強化を図る局面を迎えています。 その環境においては、組織を新たに構築していくというやりがい、そして事業と企業を成長させながら自身も成長できるというやりがいを感じられるはずです。SE事業の世界ではまだ無名に近い存在の当社ですが、これからスターティングメンバーとして入社される方には、積極的にチャレンジしていただきたいと思っています。自ら走りたい方、意欲的に取り組み、自ら走りながら力を発揮したい方には、是非当社の環境を知っていただきたいと思います。