Fintech業界の特有な事情に精通したメンバーが在籍!Fintechベンチャー支援事業
トイウェア株式会社は、Fintech業界向けにITソリューションを提供する、ITコンサルティング会社。システム開発からWebサイトの保守・運用まで、クライアントのニーズに幅広く対応する。
同社の特長は、何といっても金融業界の業務知識が豊富なメンバーが多数在籍している点だ。金融機関向けのシステムコンサルティングを行う会社で働いていたメンバーがスピンアウトして設立された会社だ。
「新卒で入社したコンサルティング会社で9年間、株・FX・債権等の金融システム開発に携わってきました。企画やマーケティングといった、開発以外の仕事にも積極的に関わりたいという願いを叶えるべく、四人で独立しました。金融やシステムのプロ人材が集まっているのが、トイウェア最大の強みです」(代表取締役・岸卓甫氏)。
金融業界のシステム開発は、ほかの業界と違って業界特有の知識を必要とされる。金融庁の強い監督下にある業界であるため、システム開発をする際にも関連する法律に準拠していなければならない。Fintech事業を進めるベンチャーにとって、事業を展開する上で必要な金融業界でのノウハウをトイウェアは持っている。
「最近は銀行・証券・保険会社等の旧来の金融機関だけでなく、ベンチャー企業がテクノロジーを活用した新しい金融サービスを立ち上げています。しかし、金融業界の特殊な事情に精通していないと大きなリスクを背負うことになります。お金を扱う金融の仕事はルールが明確に定まっており、それを守らないと金融庁から怒られます。システム障害を起こした責任をとって担当者や会社のトップが辞任するケースも沢山あります。金融事業を安全に進めるためには、業界知識に精通した上で、しっかりとしたテクノロジーの基盤を持っている必要があります」(岸氏)。
業界知識が豊富な同社では、金融庁の対応も担当できる。例えば、仮想通貨交換業の登録をする際にサポートする。これまで3社の登録を手伝った実績がある。
Fintech事業を進めるベンチャー向けのコンサルやシステム開発だけでなく、旧来の金融機関向けにもDX推進も手掛けている。
「金融機関は昔馴染みの顧客も多く、紙の書類を廃止できません。そこで、RPAを導入してデジタル化を進めます。また、当社はUI/UXにも強く、金融機関が新たなサービスを開発する際に、お手伝いできます。金融機関のWebサービスは、法律に準拠することを優先するあまり、UI/UXまで考えられていないケースも少なくありません。しかし、新しい金融サービスはBtoCのモデルが多く、UI/UXが求められます」(岸氏)。